クロネコあぐりのブログ

猫に関することを中心にその他自分が気になったことも発信していきます。

猫のヒゲはただの毛じゃない!ヒゲの重要な役割と噂の都市伝説

        猫のヒゲのイラスト

こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。

 

この記事ではこんなことに触れています。

  • 猫のヒゲの種類と役割
  • 猫のヒゲにまつわる話

 

 知っていました?

「 猫の顔ってよく見るとセンサーだらけなんです」

 

突然何のことかというと、じつは

「猫のヒゲ」

についてのことなんです。

 

猫って顔の大きさの割に長いヒゲを生やしていますよね。

 

あれだけ長いとジャマになりそうだなと思いませんか?

だけどあのヒゲ、ジャマどころかとても重要な役割を持っているんです。

 

「しょせんは”毛”でしょ。そこまでのことはないんじゃない」

って思いました?

 

猫のヒゲはそこらの毛、とりわけ”ムダ毛扱い”になっている人間のヒゲなんかとはわけが違うんです。

 

ということで今回は

  • 猫のヒゲの重要な役割って?
  • ヒゲの種類とそれぞれの役目
  • 猫のヒゲは抜ける?猫のヒゲの都市伝説とヒゲ保管グッズ

について紹介と解説をさせていただこうかなとおもっています。

そのヒゲ、ただのヒゲと侮ることなかれ!

 

猫のヒゲの重要な役割って?

猫の博士のイラスト

猫のヒゲって何のためにあると思いますか?

 

人間のヒゲのようにあまり意味のないものでも、単なる飾りでもないですよ。

 

とても重要な役割を持ったものなんです。

 

それでは、みなさんが猫のヒゲをないがしろにしないためにもその重要な役割について解説していきましょう。

 

このくらいの幅ならいけそうかな?

ルーペでのぞき込む猫のイラスト

猫のヒゲの役割としてよく聞くのが

「その場所を通れるかどうかの判断をする」

ということがあります。

 

猫のヒゲは口の周りにあるヒゲだけではなく、「目の上」や「あごの下」といったところにも生えていて、

ヒゲの先端をつなぐように描いた円が「その猫が通れる幅」

となっています。

 

よく狭い場所などへためらいもなく入っていくのはこの”ヒゲでつくった円”で瞬時に「ここは通れる」と判断ができているからです。

 

ただ、肥満ぎみの猫ではつかえてしまうこともありますが(笑)

 

空気の微かな振動をキャッチする高感度センサー

ヒゲで感知する猫のイラスト

猫のヒゲは他の毛よりも深い位置から生えていて

根元は”皮膚から3㎝”も奥へ入っています。

 

その根元には知覚神経がたくさん通っているので、

「何かがちょっと動いた」

というような微かな空気の流れをキャッチして瞬時に脳へ伝達することで獲物や敵をみつけることができるということです。

 

また、獲物を捕らえた際も、ヒゲに伝わる振動から生死を確認しています。

 

その感知能力は、人間の約8倍の聴力を持つ猫

耳ではわからないくらいの微妙な空気の揺れでさえもキャッチすることができる

と言われています。

 

夜行性の猫が暗い夜道や草むらの中を昼間と同じように行動できるのは、ヒゲからの情報で平衡感覚を保っているからなのです。

 

まさに人類の英知に勝るとも劣らない高感度センサーですね。

 

大きな目だから保護しないといけません

サングラスをした猫のイラスト

猫の目は顔の中でも大きなパーツ。

大きいということはトラブルも起こりやすいため保護が必要になります。

 

そこで猫のヒゲ、とりわけ目の上にあるヒゲがまぶたとつながっていて、

何か顔の近くに刺激があったときは瞬時に目を閉じて守るようになっています。

 

また、獲物を捕らえるときなど姿勢を低くするため

”砂ぼこり”や”小さなゴミ”などが入ってしまう可能性が高いです。

それを防ぐため「ヒゲに吸着させて目に入らないようにする」といった役割もあります。

 

この湿度だともうじき雨かな

雨が降りそうな空と猫のイラスト

雨が降りそうになってきて湿度が高くなってくると、他の毛より重い猫のヒゲは水分を吸ってダランと垂れ下がってしまいます。

 

そうなるとヒゲのもつ本来の機能が発揮できなくなるので、丁寧に洗って本来の張りを取り戻させ、機能を回復させようとします。

 

つまり 

猫はヒゲが重くなることで湿度の変化を敏感に察知しています。

 

「猫が顔を洗うと雨が降る」といったことはこういったところからきているようですね。

 

ヒゲを使って今の気持ちを表現しています

猫の気持ちを表しているイラスト

猫の気持ちを知るためにはいろんな部位を見て判断しますが、ヒゲもそのひとつです。

 

そのときの気持ちに応じてヒゲが動くため、ヒゲを見ることでも猫の気持ちを知ることができるのです。

 

ちなみに他のパーツによる気持ちの表し方はこちらで解説しています。

あわせて参考にしてみてください↓

 

ヒゲから見る猫の気持ちにはこんなものがあります。

「ヒゲが下に垂れている」

 

「今日も平和だな~」

 

猫のヒゲが下に垂れている場合は、リラックスしている状態です。

警戒も何もしてないため力が抜けて重いヒゲが垂れ下がります。

 

体調が悪くて元気がない場合にもヒゲが垂れ下がることがあります。

注意しましょう。

 

「ピタッと頬に沿うようにする」 

 

「何だ!敵か!?近づくな!!」

 

猫が頬にピタッとヒゲを沿うようにしている場合は警戒や緊張している状態です。

自然と口元に力が入るためヒゲがすっと後ろに流れます。

 

人間に対してするときは

「近づかないで」

といった意味なので、そっと遠くから様子を眺めるだけにしておきましょう。

 

「グイッと前に突き出している」

 

「ムムッ!何だこれは?面白そうだな~」

 

ヒゲを前にグイッと突き出しているときは、興味があってワクワクしている状態です。

「これって何だろう?」

と興味を持つものにヒゲを近づけて情報を得ようとしています。

 

また、遊んでいて楽しいといったときにもこうなっているときがあります。

 

ヒゲの種類とそれぞれの役目

猫の顔のアップのイラスト

猫のヒゲと一口に言ってもその種類は”5つ”もあり、それぞれ特化した役目があります。

続いては「猫のヒゲの種類とそれぞれの役目」について解説していきましょう。

 

「上毛(じょうもう)」

猫のヒゲの写真1

上毛は両目の上に6本くらい生えている長いヒゲで、猫の眉毛みたいに見えますがこれもヒゲです。

 

役目は主に「目の保護」です。

 

上から何かが迫ってきた場合、あたってしまうと目や頭を傷つけてしまうおそれがあります。

その危険をいち早く察知し、回避するために上向きに長いヒゲをつけています。

 

また、上毛はまぶたの筋肉と繋がっているのでこのヒゲが刺激を受けると猫は反射的に目を閉じるようになっています。

 

「口角毛(こうかくもう)」

猫のヒゲの写真2

口角の直線上の左右に生えている1,2本程度の短いヒゲです。

とてもわかりづらいですが、口周りのヒゲの上にちょっと生えているのが見えます。

 

主な役目としては「顔の横側へのケア」ですね。

 

ただこのヒゲは抜けやすく、横のケアは口周りのヒゲでもできるため重要性は低めです。

なので猫の中には口角毛がない猫もいます。

 

「上唇毛(じょうしんもう)」

猫のヒゲの写真3

上唇毛は私たちが猫のヒゲとしていちばんよく認識している、口周りにあるヒゲのことです。

 

ヒゲの中でもメインとなるヒゲで、左右それぞれ12本くらい、計24本程度生えています。

役目は

  • 「危険の察知」
  • 「幅を計るメジャー」
  • 「獲物の生死確認」

などたくさんあります。

 

また、気持ちを表すことができるのもこのヒゲの特徴です。

 

メインのヒゲということもあって、もしこのヒゲがなくなると猫は本来の力をまったく発揮できなくなってしまいます。

「猫のヒゲを抜くとネズミを捕れなくなる」

という言葉があるほど重要なヒゲです。

 

「頬骨毛(きょうこつもう)」

猫のヒゲの写真4

頬骨毛は猫の目の横のあたりに左右1,2本生えている短いヒゲです。

 

このヒゲの役目も横の危険をケアする」ためのものです。

しかし、口角毛と同じようにあまり重要な役目はないとされています。

 

なのでこちらも猫によっては生えていない猫もいるようです。

 

「頭下毛(とうかもう)」

猫のヒゲの写真5

頭下毛は猫のアゴ下に生えている数本のヒゲのことです。

人間にとってアゴヒゲは特に意味はありませんが、猫にとっては意外と重要なヒゲだったりします。

 

その役目は視界に入らない顔の下の危険を察知することです。

 

猫は獲物を追うとき、頭を低くして追いかけますよね。

そのとき、地面に「石」や「突起物」があると首元をケガしてしまうかもしれません。

 

もし何も気づかず、のど元に枝などの尖ったものが当たるようなことがあると

...ゾッとしますね。

そんな危険をすばやく察知し回避するために、この頭下毛はなくてはならないヒゲなのです。

 

猫のヒゲは抜ける?猫のヒゲの都市伝説とヒゲ保管グッズ

打ち出の小槌を振る猫のイラスト

とても重要な役割を持っている猫のヒゲ、もし抜けたり切れてしまったときはどうなるのでしょう?

 

そこのところは安心してください。

ヒゲも体毛と一緒で、

換毛期の時期に合わせて”およそ半年の周期”で生え変わっています。

 

ただ、いくら生え変わるからといっても故意に抜いたり切ったりするのは絶対にしないようにしましょう。

 

また、抜けるヒゲも1本や2本くらいなら問題ないですが、

何本も抜けているようだと”体調不良”や”病気”を疑った方がいいかもしれません。

 

その重要性から何本も抜けることはまずないので、大病を患っている可能性もあります。

 

抜ける原因としてはおもに

「ストレス」といったことや、病気でいえば「ニキビダニ症」があります。

 

しかし、原因として最も恐いのが「猫エイズ」にかかっている場合です。

「猫エイズ」は免疫不全になってしまう病気なので「ニキビダニ症」や「皮膚炎」にもなることがあり、その場合はヒゲが抜け落ちてしまいます。

 

猫の病気についてはこちらで解説しています。参考にしてみてください。

 

もしヒゲが何本も抜けているのを見かけたときは、注意深く体調を観察しておきましょう。

 

猫のヒゲにまつわる都市伝説

猫のヒゲが生え変わるといっても、実際に抜け落ちているものを目にすることはあまりないと思います。

 

もしみつけることができたら、かなりレア!ラッキーです!

 

猫の抜けたヒゲは日本では「金運アップのお守り」になると言われています。

また、ヨーロッパの方では「恋のお守り」として重宝されているといううわさも。

 

自分は最近、ウチの猫がよく寝ているベッドに落としてくれていたので、拾って財布に入れています。

効果のほどはまだわかりませんが良いことがあると願っています(笑)

 

また、前飼っていた猫の場合は虹の橋を渡る前日に寝ていた場所に落としていってくれてたので、形見のような感じで大切に保管しています。

 

猫のヒゲ保管グッズ

「猫のヒゲはお守りにもなる」ということで、

猫のヒゲを保管するためのグッズ

がいろいろと販売されています。

 

そこで、少しだけですが紹介させてもらおうかなと思います。

 

「猫専用桐箱製猫のひげケース」

 こちらは「猫のヒゲ専用の保管ケース」です。

 

サイズは

「スタンダートタイプ」

横11㎝×縦3,5㎝

「ロングタイプ」

横15㎝×縦4,4㎝

があります。

 

箱のフタに描かれているイラストも

「寝子」「猫顔」「短尾」「長尾」「鳥獣戯画」

の5種類から選べるようになっています。

 猫の情報も書き込めるラミネートシール付きです。

 

値段は

1,609円(Amazon)となっています。

 

「猫専用猫のひげスタンド」

こちらは猫のヒゲを飾っておくためのスタンドです。

お尻のところに小さな穴が開いていてそこにヒゲを差し込んで飾るようになります。

 

材質は陶器で、サイズは縦4㎝×幅8㎝×高さ4,5㎝

穴の大きさは約2㎜、重さは60gです。

 

カラーバリエーションも豊富で

「ホワイト」「クリーム」「グレー」「ブラウン」「ブラック」

の5種類があります。

 

値段は

1,800円(Amazon)となっています。

 

まとめ 

座る猫のイラスト

いかがだったでしょうか。

今回は「猫のヒゲについてその重要な役割や名称」などを紹介、解説させていただきました。

 

猫のヒゲについてはカンタンにまとめると

  • 猫のヒゲには「幅を測るメジャー」「周りの情報を得る高感度センサー」「目の保護」「今の気持ちを表す」「湿度を計る」といった役割がある
  • 猫のヒゲは5種類あり、それぞれ特化した役目がある
  • 猫のヒゲは半年くらいで生え変わる
  • 猫のヒゲは幸運のお守りになると言われている

といったところでしょうか。

猫のヒゲにはトレードマークと言われるだけあって、見た目以上の重要な役割がありましたね。

ストレスなどで抜けてしまうということもあるので、日ごろから環境や体調に気をつけてあげるようにしましょう。

 

それでは、この記事が少しでもあなたの参考になれば幸いです。

 

まだまだ元気なおばあちゃん猫です...

こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。

 

アミメニシキヘビ!やっと見つかりましたね!

見つかりましたねっていうか、ヘビのほうは屋根裏にずっといたみたいですけど

 

「灯台下暗し」って言葉がピッタリあてはまる今回の逃亡劇でしたね。

 

周辺住民の方もホッと一安心といったところでしょう。

 

 

さて、ウチの「あぐりさん」ってああ見えて(みなさんにはどう見えてるかな?)現在

 

14歳(7月になれば15歳)のおばあちゃん猫

 

小さい頃はまさに”おてんば”

走り回る、飛び回るとなかなか手を焼いていました。

ぬいぐるみに噛みつく子猫の写真

 

さすがにその頃と比べると大人しくなったのですが、まだまだ元気!

おもちゃを見せれば...

おもちゃで遊ぶ猫の写真

狙いを定めてからの~

 

おもちゃで遊ぶ猫の写真2

「でやっ!」と一気に飛び込んでくる!

 

仕留めた後は...

キリッとした猫の写真

「まだまだ若いもんには負けんよ」と言わんばかりのこの表情!

大きなケガや病気もなく毎日健康に暮らしています。

 

いつまでも元気でいてくれるといいな

 

それでは明日からまた1週間頑張りましょう。

 

出たり引っ込んだりする猫の爪!そんな爪の構造と意外な事実

           猫の爪のイラスト

こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。

 

この記事ではこんなことに触れています。

  • 猫の爪の構造
  • 猫の爪に関することとお手入れの仕方

 

 

「爪、異常なし。戦闘準備O.K 」

 

猫の爪って普段は見えないのであまり気にしていないのですが、

使っている姿を見ると、あまりの野性的な一面に

 

「あぁ、やっぱり狩猟動物だな」

 

ということを感じてしまいます。

 

しかし、

「猫に爪がある意味って何だと思いますか?」

「猫の爪ってどんな構造になっているか知っていますか?」

「自由に出したり引っ込めたり、どうやっていると思いますか?」

ウ~ン...よくわからない。

 

ということで今回は

  • 猫の爪は最大の武器 
  • 猫の爪に関する意外なこと
  • 猫の爪のお手入れをしてあげよう

について解説させていただこうと思います。 

爪のことをもっと知って、猫の知識を貯めこんでいきましょう。

 

猫の爪は最大の武器

とびかかる猫のイラスト

猫に爪がある理由は

  • 「獲物を狩る」
  • 「自分の身を守る」

といった、”武器”としての意味が強くあります。

 

切れ味は鋭く「猫と遊ぶ中で手にケガをしてしまった」ということも少なくないと思います。

 

そんな猫の爪ってどんなふうになっているのか迫ってみたいと思います。

 

出し入れ自由な”侍の刀”

侍の決闘のイラスト

猫の爪は自由に出したり引っ込めたりできるようになっています。

その様はまるで鞘に納められた侍の刀”のよう。

 

「一度鞘から解き放たれれば、その前に立つものは無事では済まない」

 

そんなカッコイイ感じですが、いったいどんな仕組みで出し入れしているのでしょうか?

 

猫の爪は普段、図のように爪につながる靭帯

「弾性靭帯(だんせいじんたい)」が前に出ないように爪を引っ張っています。

猫の爪の構造

画像引用:【構造】猫の爪が出し入れされる仕組みなじめばきまま https://cmqblog.com/cat-claw-work/

 

 

そして、”狩りをする”ときや”木に登る”という場面になると、爪の下についている

「深趾屈筋腱(しんしくっきんけん)」

というケーブルのようなものを上に引っ張ることで侍が刀を抜くように爪が飛び出してくるという仕組みです。

 

猫の爪の構造爪2

画像引用:【構造】猫の爪が出し入れされる仕組みなじめばきまま https://cmqblog.com/cat-claw-work/ 

 

引っ込めたいときは、筋肉を緩めれば靭帯の引っ張る力で元の位置に納まるようになっています。

刀を鞘に納刀するようなものですね。

 

猫の爪はカバー付き

猫パンチをする猫のイラスト

猫の爪は”2層構造”になっていて、普段私たちが見ているのは外側の部分です。

 

よく見ると根元がピンク色になっていると思いますが、そこが内側部分です。

内側部分のことを「クイック」と言い、中には「神経」と「血管」が通っています。

 

外側の部分が内側のクイック部分を保護カバーのように覆って生えています。

人間でいうと、

外側が伸びた爪部分、内側のクイックが肉爪の部分

といった感じですね。

 

猫の爪とぎは”研ぎ澄ます”のではなく”剥がす”

爪とぎをしている猫のイラスト

猫の爪とぎ。

「爪とぎ」って言うくらいですから、刃物を研ぐように切れ味をよくしていると思いますよね。

 

だけど、違うんです。

 

猫の爪はカンタンに言うと「使い捨て」です。

 

先がすり減って丸くなったような切れ味の悪い爪は捨てて、新しい爪を使うようにしていきます。

 

なので、猫がやっている爪とぎは

「爪を”研いでいる”のではなくダメになった爪を”剥がしている”」

 ということなんです。

 

猫の爪は前に伸びるのと同時に、中から新しい爪も伸びてきていてミルフィーユみたいに何層にもなっています。

古くなった爪は爪とぎによって剥がし、いつも新しい爪が使えるようにしています。

 

「ひとつひとつを職人が丹精込めてつくるもの」

ではなく

「機械で次から次へと量産していくもの」

に近いですね。

 

特徴的なカギ爪

カギ爪のイラスト

猫の爪は「特徴的なカギ爪の形」をしていますよね。

 

この大きくカーブしたカギ爪で人間が指で握るように、”獲物をしっかりとキャッチ”して逃がさないようになっています。

 

また、カギ爪の構造は縦の力にとても強いので、”木を上るときのフック”としても活用されています。

 

猫の爪に関連する意外なこと

納得している人のイラスト

猫の爪についてその機能や構造を解説してきましたが、続いては「爪に関するちょっと意外なこと」というのを紹介していこうと思います。

 

登ったはいいけど降りられません

「猫の爪はカギ爪になっている」と言いましたが、その大きくカーブした形は木などを”登る”ときには力を発揮しますが、”降りる”ときにはとても使いにくいです。

 

そのため、

木に登ったはいいが降りられなくなっている

というのをたまに見かけます。

 

ニュースなどでも、

「どうやって登ったの?」

っていうようなところに登って降りられなくなり、警察が救出しているのをたまに見ますよね。

 

猫の手にも利き手がある

人間に利き手があるように、猫にも利き手(利き脚?)があります。

人間のように個人で右利きか左利きかということではなく、”性別の違い”が利き手に関わってくることが多いようです。

 

その利き手ですが

オスの猫は「左利き」

メスの猫は「右利き」

が多い傾向にあるそうです。

 

ただし、すべての猫に利き手があるわけではなく、両方の手を同じように使う

”利き手がない”猫もいます。

また、子猫のときには利き手は決まっていない猫が多く、成長して1歳ころになると利き手が決まってくるようです。

 

さらには「利き手があるかないか」ある場合には「どちらが利き手か」による性格の違いもあるようで、

利き手がある・・・積極的で友好的な傾向

利き手がない・・・消極的でやや怖がりな傾向

 

利き手がある場合には

「左利きよりも右利きの方がより積極的で、遊ぶのが好き」

といった傾向があるようです。

 

この性格判断は「利き手がどちらか」という性格の出方よりも、「利き手があるかないか」という性格の出方の方が強く連動していると言われています。 

 

飼い猫の利き手はどっち? 

あなたが飼っている猫が利き手があるのか、あるなら利き手はどっちかといったことを調べてみたくはありませんか?

 

「猫の利き手を調べる方法」
  1. まず、猫の手が入るくらいの透明のビンを用意します。
  2. その中に猫の好きなおやつなどを入れて、猫がどちらの手を”最初に”使っておやつを取り出すかを見ておきましょう。
  3. それを5回~10回くらいやれば
    「利き手があるかないか」
    「利き手はどちらか」
    がわかると思います。

 

※利き手の判断は”最初にビンに入れた方の手”を見て判断してください。 

 (右手を最初ビンに入れておやつを引き寄せ、左手で取り出した場合には右利きと判断)

利き手がある猫だと、ほとんどが利き手の方を最初にビンに入れると思います。

利き手がない猫だと、どちらかに偏らず平均的にどちらも使うと思います。

 

また、普段の生活を観察してみて

  • 「トイレに入るのはどちらから入るか」
  • 「階段などを上るときにどちらから踏み出すか」

といったことを調べておくとより正確にわかると思います。

 

ちなみにウチの猫(メス猫)は右利きでした。

 

猫の爪のお手入れをしてあげよう

猫の爪を切るイラスト

猫を完全室内飼いしている家だと、

  • 「家具で爪とぎをしたり」
  • 「飼い主が引っかかれてケガをしたり」

といったことがあります。

 

外に出ないのなら、爪はあまり必要ではなくなってしまうので、爪を切ったりしてお手入れをしてあげましょう。

 

猫の爪とぎ

猫の爪とぎは本能からくる行動であるため、”止めさせる”といったことは難しいです。

 

また、爪とぎには

  • 「ニオイをつける」
  • 「ストレス発散」
  • 「自己アピール」

といった他の意味もあります。

なのでいろんなところに爪とぎ器を用意してあげて、思う存分爪とぎをさせてあげるようにしましょう。

 

◆「爪とぎ」に関して詳しくはこちらで◆

 

猫の爪切り

完全室内飼いでは爪を必要とする場面はあまりないです。

むしろ、爪が伸びていることで

  • 「カーペットなどに引っかかる」
  • 「不意にひっかかれてケガをする」

といった”マイナス面”の方が大きいかもしれません。

 

爪切り自体は爪の先っちょを少し切るだけで済みますが、

猫の足先は敏感な部分のため、イヤがって暴れられたりすることも多いです。

 

そのため、

失敗してピンク色の部分まで切ってしまい血が出てしまうといったこともあります。

気をつけて行いましょう。

 

◆「爪切り」について詳しくはこちらで◆

 

まとめ

寝転がる猫のイラスト

いかがだったでしょうか。

今回は「猫の爪の構造や爪についての意外なこと」などを解説させていただきました。

 

猫の爪についてまとめると

  • 猫の爪は出し入れが自由
  • 2層構造になっていて内側には神経や血管が通っている
  • 爪とぎは爪を研ぐのではなくて剥がす行為
  • 猫は木などを登るのは得意だけど降りるのは苦手
  • 猫にも利き手がある
  • 完全室内飼いの猫には爪のお手入れが必要

といったところでしょうか。

 

猫の爪は、普段カワイイ猫が見せる唯一といっていいくらいの、野生的な一面を出したパーツです。

爪を見ると、猫が獲物を追いかけ捕食するハンターであることを思い出させますね。

 

それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。

 

猫の肉球に備わるカワイさ+スゴすぎる”捕食者”の機能を徹底解説

           猫の肉球のイラスト

こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。

 

この記事ではこんなことに触れています。

  • 肉球の機能と特殊な病気
  • 肉球の色による性格判断

 

 

「猫の肉球。それは人をK.Oできるほどの破壊力があるもの」 

 

猫と言えば「肉球」

触るとスベスベ、押すとプニプニ、人間を癒しの頂点にまで連れて行ってくれる猫のパーツ

猫耳と人気を争う代表的なチャームポイントですよね。

 

その人気は、「肉球だけの写真集」や「肉球をモチーフとしたお菓子やグッズ」などもあるくらいです。

画像引用:みなとや 肉球せんべい

 

しかし、肉球がカワイイのはいわばカモフラージュ。

その機能は、

 

「気配を消し、闇夜に乗じて獲物を狩る」まさに”暗殺道具”

 

人気マンガ「ONE PIECE」の”悪魔の実”にも名を連ねる「ニキュニキュの実」の能力は、とてもおそろしいものでもありますしね。

 

そんな肉球にはどんな機能が備わっているのか、だんだん興味が湧いてきたんじゃないでしょうか?

 

ということで今回は

  • カワイさの先にある肉球の機能 
  • 今すぐ肉球をチェック!肉球の色別性格判断 
  • 肉球に起こる特殊な病気

について解説させていただこうかなと思います。

あなたは肉球の真実を知ったとき...もっと猫がカワイく感じると思います!

 

カワイさの先にある肉球の機能

肉球の

猫の肉球。

とてもカワイらしいですよね。

あの手で、「ペシペシ」と催促をされたら”シェンロン”のごとく何でも願い事をかなえてしまいそうです(笑)

 

ただ、猫の側からすれば、

「カワイさを求めて進化させたわけじゃない!」

と言われそうですね。

 

だって、猫の肉球には世の小動物たちを恐怖におとしいれる機能が備わっているんですから。

 

隠密行動を可能にしています

猫の忍者のイラスト

猫の肉球って触ったことある人ならわかると思いますが、”プニプニ”ですよね。

あのプニプニを使って歩くことで

足音をほぼゼロ

にすることができるんです。

 

ネズミなどからすればたまったもんじゃないです。

まったく足音を立てずに近づかれ、気がついたときには真後ろにいて狩られるんですから。

 

猫を飼っている方なら、

「さっきまでそこにいた猫がいつの間にか違うところに移動していた」

なんてことよくあるんじゃないでしょうか。

 

まさに忍者のような隠密行動です。

 

高いところから飛び降りても問題ナシ

木から飛び降りる猫のイラスト

猫のプニプニと弾力性のある肉球は、

高いところから飛び降りてもなんとも思わないほどのクッション性

を備えています。

 

まるで、「ランニングシューズのソール」のように衝撃を和らげて守ってくれます。

猫が足を痛めずに飛んだり走ったりできるのは「肉球」のおかげ

なんです。

 

また、着地のときも肉球効果が発動して音を出さないようにすることができます。

まさに「シュタッ!」という感じでカッコよく着地してます。

 

グリップ力も抜群

急に止まる猫のイラスト

肉球は猫の体で唯一の”汗をかく”部分。

汗をかいて少し湿らせておくことで、滑り止めの効果をもたらしています。

 

走っているときに急な方向転換をしても滑らないのは肉球のグリップ力が優れているからです。

 

ちなみに、肉球の汗は緊張したときなどにも大量にかくことがあります。

ウチの猫を初めて車に乗せたときは、緊張してダッシュボードに肉球の形の跡がたくさんついていました。

帰った後、キレイに拭こうか残しておこうか迷いましたね(笑)

 

手ぐしでサッとキメちゃいます

顔の毛並みを整える猫のイラスト

舌が届かないような、顔周りなどの毛並みを整えるときには肉球の出番です。

肉球をペロペロと舐めてブラシのように使い顔周りをキレイに整えます。

 

さながら「手ぐしでサッと髪をかき上げてキメている」ような感じですね(笑)

 

今すぐ肉球をチェック!肉球の色別性格判断

ルーペでのぞき込む猫のイラスト

猫の肉球の色は

「毛色」や「柄」

を決める遺伝子と関連性が深くなっています。

 

そして「猫の性格は毛色や柄に組み込まれた遺伝子からあるていどわかる」と言われています。

 

と、いうことは

猫の肉球の色をみれば猫の性格があるていどわかる

ということじゃないでしょうか。

 

ただし、猫の肉球を見させてもらうときには注意してください。

肉球はとても敏感で触られるのをイヤがるため、猫パンチで迎撃される可能性がありますよ(笑) 

 

では、猫の肉球による色別性格判断を開催したします。

まずは、肉球の色のパターンですが

  • ピンク色
  • 黒色
  • あずき色
  • ピンクのミックス

が、あります。

それでは、色別の性格をみていきましょう。

 

ピンク色の肉球

肉球の写真

「ピンク色」の肉球をしている猫に多い毛の色は

  • 茶トラ
  • 三毛

などです。

ピンク色の肉球をしている猫の性格は

  • 神経質
  • 用心深い

といった傾向にあると言われています。

 

これは、”白色の毛を持つ猫にみられる性格”なので同じピンク色の肉球でも

薄くなるほどこういった性格が強く出てくるようです。

 

黒色の肉球

肉球の写真の2

「黒色」の肉球をしている猫に多い毛の色は

  • キジトラ
  • サバトラ

などです。

黒色の肉球をしている猫の性格は

  • 穏やか
  • 猫にも人にもフレンドリー

といった傾向にあると言われています。

 

黒色の猫は”目立ちにくく襲われにくい”ので、

周りを警戒することが少なく、このような性格になることが多いようです。

 

黒色って「ちょっとクールでとっつきにくい感じ」に見えますが、性格は真逆のようです。

見た目で判断してはいけないということですね(笑)

 

あずき色の肉球

肉球の写真3

「あずき色」の肉球をしている猫に多い毛の色は

  • グレー

などです。

あずき色の肉球をしている猫の性格は

  • 人懐っこくて甘えん坊
  • 活発な遊び好き

といった傾向にあると言われています。

 

グレーの猫は黒の遺伝子が強いため、

黒色の猫の性格と似たようになることがあります。

 

「活発で遊ぶのが大好きな性格だけど穏やかなところもある」といった感じです。

 

ピンクと黒のミックスの肉球

肉球の写真4

「ピンクのミックス」の肉球になっている猫の毛の色は

  • サビ
  • 三毛

などです。

ピンクと黒の肉球をしている猫の性格は

  • 気分屋
  • ツンデレ

といった傾向にあると言われています。

 

ピンクと黒のミックスは

ピンクと黒の両方の性格が出やすく「穏やかでありながら神経質」といったように混ざり合っている

ため、気分屋でツンデレといった感じで見えることが多いようです。

 

肉球に起こる特殊な病気

驚いている猫のイラスト

じつは猫の肉球には、発症する可能性のある”特殊な病気”が存在します

その病気とは

 

「形質細胞性足底皮膚炎」

(けいしつさいぼうせいそくていひふえん)

 

というものです。

症状としては

 

「肉球が柔らかくスポンジ状の触感に変化して腫れる」

 

といったものが出ます。

 

腫れていても最初は痛くなったり、かゆくなったりということはないのですが、

しばらくすると今度はしぼみだし、肉球に”潰瘍”ができてしまいます。

 

そこまで悪化してしまうと、

  • 「痛みが出る」
  • 「出血する」

というようになって”歩くことが困難になる”ため日常生活に支障が出てきてしまいます。

 

どうしてなるのか

原因がまだハッキリとわかっていない病気です。

 

今の時点では免疫系が深く関係しているのではないかと言われています。

 

治療には原因がハッキリしていないため、症状を和らげることをするようになります。

具体的には

「副腎皮質ホルモン薬」などを投与して炎症を抑えるようにしていきます。

 

悪化して潰瘍ができてしまうところまで行くと、手術によって取り除かなければいけなくなります。

 

原因がわからないため予防法などもありませんが、

普段から猫の肉球を観察して、異常があれば動物病院へ連れて行くようにするしかありません。

 

まとめ

猫パンチをする猫のイラスト

いかがだったでしょうか。

今回はみんな大好きな「肉球の機能や色別の性格判断、特殊な病気」について解説させていただきました。

 

今回のことをまとめると

  • 肉球にはカワイイの他に「音を立てずに歩ける」「着地のときのクッション」「滑り止め」「ブラシの代わり」の機能がある
  • 肉球の色には「ピンク」「黒」「あずき」「ピンクと黒のミックス」があり、色ごとに性格の違いがある
  • 肉球に起こる特殊な病気がある

といった感じです。

どうしても”カワイイ”から入ってしまう猫の肉球ですが、機能に関してはまさに”捕食者”としてのものでカワイくありませんでしたね(笑)

 

肉球は地面に接する足の裏ということでケガをしやすい場所でもあります。

普段から気にかけておいてあげましょう。

 

それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。

 

猫の舌は万能なツール!ザラザラに込められた猫の舌の重要性

            舌を出している猫のイラスト

こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。

 

この記事ではこんなことに触れています。

  • 猫の舌の機能性とちょっとした秘密
  • 猫の舌の変化から見る病気の可能性

 

知っていました?

「猫の舌には味を感じる以外に一味違った使い方があるんです」

 

小さくてペロッと出ている猫の舌。

とてもカワイイですよね。

 

だけど近くでよく見るとブツブツがあるようで、触るとザラザラしてカワイくない。

 あれ、舐められると結構痛かったりするんですよね(笑)

 

そんな

「人間とは見た目もつくりもまったく違う猫の舌」

当然ながら”人間にはない機能が盛りだくさん”なんです!

 

ということで今回は

  • 猫の舌は万能なツール
  • 猫の舌の秘密に迫る
  • 舌の変化は病気かも

について解説させていただこうかなと思います。

猫の舌のすべてを理解すればあのザラザラもカワイイと思えてくる...かも?

 

猫の舌は万能なツール

毛づくろいをする猫のイラスト

猫の舌は、

「身だしなみを整えるのに使ったり」

「感情を表すのに使ったり」

と、”味覚を感じるため”というよりは「万能なツール」のようなものです。

 

それらをするために必要なのが、人間や犬などにはない

 

「舌の表面にあるザラザラ」です

 

 猫の舌について語るにはまずこのザラザラから説明していかなければなりません。

 

猫の舌にあるザラザラって何なの?

不思議に思っている人のイラスト

見たことや舐められたことある人ならわかると思いますが、

猫の舌の表面は”ザラザラ”したつくりになっています。

 

このザラザラは、

「糸状乳頭(しじょうにゅうとう)」

と呼ばれるもので、およそ290個の小さな突起物が体の中に向かって生えています。

 

猫は水を飲んだり、ごはんを食べるときはだいたい顔が下向きになります。

しかし、下向きだと口に入れたものが落ちやすいですよね?

 

だけど、このザラザラがあることによって

口の中に入れたものが引っかかる

    

口から落ちにくくなる

    

飲んだり食べたりしやすい

となるんです。

 

その見た目や感触は独特なので、初めて見たときや舐められたりしたときにはちょっと気持ち悪いと感じてしまうこともあるでしょう。

 

ちなみにこの糸状乳頭は子猫のときにはありません。

成長に従い徐々に突起物が出てくるようになります。

 

舌のザラザラ(糸状乳頭)を使ってできること

ルーペでのぞき込む猫のイラスト

猫の舌、とりわけザラザラ部分を使ってできることとは具体的にどんなものがあると思いますか?

 

猫の舌は、ただ単に味を感じるだけではなく

  • 毛づくろいをする
  • 水を飲むときの補助
  • 体温調節
  • 骨から肉をこそぎ取る

といったことができます。

それでは、ひとつずつ解説して「猫の舌が万能なツール」だということを証明していきましょう。

 

 毛づくろいをする

猫が毛づくろいをするのはもはや周知の事実でとても見かけることが多いと思います。

それもそのはず、猫は起きている時間の多くを毛づくろいに使っています。

 

そんな毛づくろいをするのに役立つのが、舌のザラザラ。

ザラザラがブラシの代わりとなって毛をとかし、毛並みをキレイに整えれるようになっているんです。

 

水を飲むときの補助

猫が水を飲むとき

舌をJの形に曲げる

    

水面に舌をつける

    

勢いよく水を引き上げ「水柱」をつくる

    

水柱が最大になるタイミングで口を閉じて水を飲む

といったように飲んでいます。

 

ザラザラは関係ないように思えますが、体の中に向かって生えているため

口に入れた水を外にこぼしにくくなり1回でより多くの水を飲める

というわけです。

 

体温調節

猫は体に汗をかきません。

じゃあどうやって体温調節をしているかというと、”毛づくろい”です。

 

猫は毛づくろいしながら、唾液で毛を濡らし気化させることによる

「気化熱」

で熱を放出し体温調節しています。

 

そのときにこのザラザラが役立ちます。

じつはザラザラの先端は”尖って”いるのではなく”窪んで”いるんです。

 

そのおかげで、

窪みに唾液が入り、よりたくさんの唾液を舌にのせることができるようになっています。

 

さらに「ブラシのような形状の舌」が

毛の表面だけではなく根元の方まで濡らすことができ、効率よく熱を逃がせる

ようになっているんです。

 

骨から肉をこそぎ取る

猫が狩りをして獲物を食べるときに固い骨をかみ砕くには、文字通り”骨が折れます”

そこで、

舌のザラザラをヤスリのように使って、骨から肉をこそぎ取るんです。

 

飼い猫ではそのような場面はないので、この使い方を見かけることはないでしょうね。

 

猫の舌の秘密に迫る

さし棒を持つ人のイラスト

猫が舌を使ってできることがわかりました。

そこで次は「猫の舌にまつわる秘密」について解説していきたいと思います。

 

”秘密”というと少し大げさですけど、要は少しうんちくを語らせてほしいというだけです(笑)

まあ、とりあえずやっていきましょう。

 

猫は味オンチ?

猫のシェフのイラスト

最初に少し触れたように、

猫の舌は味を感じるためにあるというよりは万能なツールとしての意味合いが強い

です。

 

それをよくあらわしているのが

「猫は甘味を感じない」

ということです。

スイーツ好きの人からすれば考えられないことでしょう(笑)

 

また、”塩味も感じにくい”ようでほとんど反応しません。

 

猫が強く感じることができるのは

「酸味」「苦み」「旨味」

です。

これは、猫が完全な肉食なので

甘味を感じる必要がなかったため進化しなかった」

と言われています。

 

じゃあなぜ酸味と苦みを強く感じるのか、

それは野生で生きていくためにとても重要だったからです。

 

その重要なわけとは

「酸味」

食べものが腐ったときに酸味を感じることが多いので、腐った肉を食べないようにするため。

柑橘系のニオイが苦手と言われるのもこのためだと思われます。

 

「苦み」

体に害のある物や毒が含まれているものには苦みを感じるものが多いので、そういったものを食べてしまわないようにするため。

といったことです。

 

野生で生きていくには、

「腐ったもの」「毒のあるもの」を食べてしまうと命の危険があります。

そのためこの2つは特に敏感になったということです。

 

「あなたにも毛づくろいをしてあげる」は愛情表現

毛づくろいしてあげようとする猫のイラスト

猫が毛づくろいをするように、あなたの手などを舐めてくれる時がありますよね。

猫によっては顔をペロペロといつまでも舐めてくることも(笑)

 

あれは仲の良い猫同士でやる

「アログルーミング」

と言われるものと同じで、あなたに対する”愛情の証”なんです。

 

自分の昔飼っていた猫も顔を近づけたら鼻の頭をいつまでもペロペロ舐めていました。

嬉しくてそのまま舐めさせていたのですが、舌がザラザラのためいつも鼻の頭が真っ赤になっていました(笑)

 

舌、しまい忘れてしまうんです

舌をしまい忘れた猫のイラスト

たまに見かけることのある

「猫の舌のしまい忘れ」

ペロッと舌が出たままのその姿に、なんとも言えないカワイさがありますよね。

 

しかし、”しまい忘れる”って何なんでしょう。

人間ではありえないことですが...どうしてこうなるのでしょうか?

 

とてもリラックスしている

猫が舌を出しっぱなしでしまい忘れるのは、

超絶リラックスをしている状態のときが多い

ようです。

 

「リラックスしすぎて口元の筋肉が緩んでしまい、ペロッと舌が出たままになってしまう」

 

あなたをとても信頼し、家の中が安心できる場所だからこそ出てしまうもの

だということですね。

 

毛づくろいに疲れた

夢中で毛づくろいをして顔を上げたらペロッと舌が出ている。

 

毛づくろいに疲れて舌をしまうのを忘れてしまったパターンです。

 

一生懸命になっているところからペロッと出ているのを見ると思わずクスっと笑ってしまいますね。

 

暑すぎる

暑くて暑くて毛づくろいをしても追いつかないような場合、

舌を出して熱を逃がしている場合もあります。

 

ここまでいくと熱中症などが怖いので、水分補給など十分に注意しておいてあげましょう。

 

舌の変化は病気かも

猫の看護師さんのイラスト

猫の舌は体調によって、「色」「形」が変わることがあります。

それはもしかしたら病気のサインかもしれません。

 

また、猫の口の中に異常があるときは”口臭がキツくなる”ことが多いです。

こちらで口臭がキツイ場合について解説していますので、参考にしてみてください。

 

それでは、猫の舌の色の変化による病気の可能性について解説していきます。

 

健康なときの舌

健康なときの猫の舌の色は「サーモンピンク」といった色をしています。

いかにも健康的で、口からチョロッとピンク色の舌がのぞくととても可愛らしいですよね。

 

赤くなっている

猫の舌が赤くなっている場合には

  • 口内炎
  • 口内潰瘍
  • 口腔がん

といった可能性があります。

腫れているため舌が赤くなっています。

 

病気としていちばん多いのは

「口内炎」です。

”口の中や舌に炎症を起こしてしまう病気”で、体力が低下した猫やシニア猫がかかりやすい病気です。

 

口内炎の場合は、赤く腫れる他に、

  • 「よだれが出る」
  • 「口臭がキツクなる」

といった症状も出てきますので、わかりやすいかと思います。

 

「口内潰瘍」「口腔がん」といった

”口腔内腫瘍(こうくうないしゅよう)”

の場合は、舌の根元などに潰瘍やしこりといったものができてしまいます。

 

大きくなってしまうと、違和感などがあるため

  • 「ごはんをポロポロこぼす」
  • 「よだれが多く出る」

といった症状が出ます。

 

いずれにしてもすぐに動物病院で診てもらうようにしましょう。

 

白っぽくなっている

猫の舌が白っぽい感じになっている場合は

  • 貧血
  • ショック状態

といった可能性があります。

 

多くの場合「貧血」になっていると思われます。

ただ、

「アナフィラキシーショック」

といったショック状態になっていることもあり、その場合はすぐに動物病院へ連れて行かなければいけません。

 

貧血などといった場合には舌が白っぽくなる他に

  • 「呼吸が荒くなる」
  • 「呼吸が速くなる」

といった症状も出ていると思うので、合わせて判断しましょう。

 

黒くなっている

猫の舌が黒くなっているときは、

  • 血豆
  • 悪性黒色腫(メラノーマ)

になっている可能性があります。

 

ただこれが

「平べったくホクロやシミのようなもの」

であれば、”生まれつき”や”色素が沈着したもの”なので問題ありません。

 

何かの拍子に舌に傷がついてしまって血豆ができたくらいなら、自然と治っていきますが、何回もできるようなら

「歯石が溜まって大きくなって舌にあたっている」

など、何らかの原因があります。

 

「悪性黒色腫(メラノーマ)」の場合は

舌にできた黒いしこりみたいなものが、急速に大きくなっていきます。

 

他にも

  • 「大量のよだれ」
  • 「口臭がキツイ」

といった症状があらわれます。

 

悪性度がとても高いのですぐに動物病院へ連れて行きましょう。

治療方法としては、腫瘍の一部をとって検査をしてから切除することになると思います。

 

紫になっている

猫の舌が紫色に変色しているときは、

  • チアノーゼ

である可能性が高いです。

血液の循環が悪くなり、酸素をすみずみまで上手く運べていない状態

になっています。

 

舌が紫色になっているような状態は

  • 「心臓疾患」
  • 「呼吸器疾患」
  • 「熱中症」
  • 「低体温症」

といった危険な状態になっている可能性が高いためすぐに動物病院へ連れて行きましょう。

 

まとめ

遊ぶ猫のイラスト

いかがだったでしょうか。

今回は「猫の舌の機能や味の感じ方、舌の変化からわかる病気の可能性」について解説させていただきました。

 

猫の舌についてまとめると

  • 猫の舌のザラザラは「毛づくろい」「体温調節」「水を飲むときの補助」「骨から肉をこそぎ取る」といったことに使う
  • 猫は味を感じる機能が弱く、酸味や苦みは強く感じれるが、塩味はあまり感じれず、甘味は全く感じない
  • 飼い主に対して毛づくろいをするのは愛情表現
  • とてもリラックスしていたりすると舌をしまい忘れることがある
  • 健康なときはサーモンピンクのような色をしているが、「赤色」「白色」「黒色」「紫色」に変化すると何らかの異常がある

 ということになるでしょうか。

猫の舌は人間などとは違い、とても特殊なものになっていましたね。

色の変化で病気の可能性まで教えてくれるとは、まさに万能ツールです。

 

それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。 

 

猫はニオイを制して情報を制す!猫の小さな鼻の機能性と大きな役割

           猫の鼻のアップのイラスト

こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。

 

この記事ではこんなことに触れています。

  • 猫の鼻の機能と色からわかる性格診断
  • 猫が鼻の病気になっている可能性がある状態

 

 

思い出してみてください 

「猫の鼻ってどんな形をしてるかわかりますか?」

 

猫の顔を見たとき、大きくてカワイイ「耳」や「目」に注目してしまいがちで、猫の鼻ってあんまり印象に残らなくないですか?

 

ただでさえ、目や耳に比べると小さい猫の鼻。

ましてや黒猫なんて鼻の色まで黒だから同化して見にくくなっちゃってるし(笑)

 

だけど知ってました?

猫の鼻には、猫が生きていくうえで欠かせない機能が備わってることを!

さらに、猫の鼻を見ることで「この猫はどんな猫か」までわかってしまうんです。

 

ということで今回は

  • 小さな鼻にたくさんの機能
  • 猫の鼻の色からわかる性格診断
  • 猫の鼻がこうなっていたら病気を疑ってみて

といったことを解説させていただこうかなと思います。

小さなものほど高性能ってことをわからせてあげましょう。

 

小さな鼻にたくさんの機能

猫の鼻のアップのイラスト

鼻の機能って何が思い浮かびますか?

普通は

  • 「ニオイを嗅ぐ」
  • 「呼吸をする」

といったことくらいしか思い浮かびませんよね。

 

実際、人間の鼻はそれくらいしかできることはないかもしれません。

しかし、

猫の鼻はあんなに小さいのにたくさんの機能を持っているんです。

 

それではその機能を紹介しましょう。

 

耳に次ぐ重要な情報集めの器官

猫がいちばん発達しているのは耳ですが、その次に発達しているのが”鼻”なんです。

 

猫は周りの情報を集めるとき、まずは耳で周囲の音を拾い集め、その後ニオイによって安全を確かめています。

 

猫って生まれて間もないころは目が開いてませんよね。

それでもまっすぐに母猫のところに行き、おっぱいを飲んでいます。

 

これは

生まれたときからすでに鼻が発達していて、母猫のニオイ、おっぱいのニオイを判別しているから

なんです。

 

成長してからも、

「自分の縄張りに侵入者がいないか」

「食べものが腐っていないか」

といった”生きていくための情報”を鼻でキャッチしています。

 

そのため猫は、

鼻が詰まってしまうと「侵入者にも気づかず、腐った食べものの判別もできない」とまさに”命とり”になってしまうのです。

 

飼っている猫が鼻づまりになると、たちまち元気がなくなってしまいませんか?

ニオイがわからなくなるため、

「何が安全で何が危険か」

の判断がつかないので動くことができないんです。

 

それほど”猫にとって鼻は重要な器官”だということですね。

 

少しのニオイも見逃しません

鼻は「重要な情報集めの器官」ということで、嗅覚は人間よりも段違いに優れています。

その機能は

 

人間の数万~数十万倍と言われています。

 

ただしこの”嗅覚が優れている”というのは、ちょっと意味が違います。

普通、”嗅覚が凄い”と言われれば、

「少しのニオイも激臭に感じるのかな」

と思ってしまいますが、じつはそういうことではありません。

 

それだと猫は常にクサい思いをしていることになりますからね(笑)

 

猫の嗅覚が優れているというのは、

”人間が嗅ぎ取ることのできるニオイの元が数万分の1のニオイになっても嗅ぎ取れる”

ということです。

 

つまり「ニオイを強く感じる」というのではなく、「ちょっとのニオイでもわかる」ということです。

 

嗅ぎ取るよりも嗅ぎ分ける

また、猫の鼻はニオイを「嗅ぎ取る」ことよりも「嗅ぎ分ける」能力の方が優れています。

 

「このニオイは誰々のニオイだから安全だ」

とか

「こっちの食べものは大丈夫だけどそっちは危ない」

といったように”ニオイを嗅ぎ分けて”判断をしています。

 

まあ、ひとつひとつのニオイを覚えているっていうのも驚きですけどね。

 

常にウェット、ドライは厳禁

猫の鼻に触ってみたことありますか?

触ってみるとわかるのですが、少し湿ったようになっていると思います。

 

これは、いつも鼻水を垂らしているわけではなくちゃんと理由があるんです。

 

ニオイの分子というのは濡れたものに吸着しやすい性質を持っています。

なので、鼻を常に濡らしておけばよりニオイを嗅ぎやすくなるというわけですね。

 

ただ、リラックスしているときや眠たいときは乾いていることもあります。

「リラックスできる→警戒を解いても安心→ニオイを気にしない」

ということかもしれませんね。

 

鼻は温度計にもなってしまう

猫は鼻を使って温度を計っています。

 

人間も手をかざしたりして熱いか冷たいかくらいはわかりますが、

猫の場合、

吸い込んだ空気の温度を感じて0,5℃の違いまでも判別できる

と言われています。

 

「猫舌」という言葉があるくらいですから舌を使って判断しているのかと思いきや、鼻で判断していたんですね。

 

鼻を使った特殊な行動

猫には他に人間とは違った鼻を使う行動があります。

なかなか面白い行動なので紹介しておきますね。

 

「鼻ちゅー」

猫同士が出会ったときにあいさつとしてする行動で、お互いの鼻と鼻をくっつけるようにしてニオイを確認しあっています。

 

外国の方が「親しい人とのあいさつでハグして交互に頬を当てる」といったようなものですね。

 

指先を猫の顔の前に差し出すとニオイを嗅ぎにやってくることがあると思いますが、あれも同じ意味です。

飼っている猫が飼い主にするのは愛情表現のひとつでもあります。

 

「フレーメン反応」

フレーメン反応の写真

猫がニオイを嗅いだ後、

「口を半開きにして遠くを見つめ、ポカーンとした表情のまま固まっている」

といった行動を見たことないでしょうか?

 

いかにも「くっさー!」と言ってそうな表情ですが、あれは

「フレーメン反応」

というもので

「何だこのニオイ?もっとよくニオイを嗅ぎ取ってみよう」

という行動なのです。

 

猫の鼻には通常のものとは違う、”第二の嗅覚”と呼ばれる

「ヤコブソン器官」

というものがあります。

このヤコブソン器官はフェロモンのニオイを嗅ぎ分ける器官で、そこにたくさんのニオイを送ってなんとか情報を嗅ぎ取ろうとしているんです。

 

決して「クサい」と思っているのではなく、じっくり嗅いで確かめようとしているだけなのでフレーメン反応されたからといってショックを受けることはないですよ(笑)

 

猫の鼻の色からわかる性格診断

猫のいろんな感情のイラスト

猫の鼻はみんな同じではないですよね。

形もそうですが、パッと見てわかるのが”色の違い”です。

 

じつは、この色の違いで猫の性格があるていどわかると言われています。

「猫の鼻色性格診断」ですね。

 

さっそく色別にみてみましょう。

 

「ピンク色の鼻」

ピンク色の鼻をした猫の写真

ピンク色の鼻」をしている猫の性格は

  • おっとりしている
  • 穏やか
  • マイペースだけど神経質

ピンク色の鼻をした猫は

「穏やかな性格」

の猫が多いようです。

 

メリハリがしっかりしているので甘えるときは甘える、ひとりでいたいときは全く寄り付かないとまさにツンデレでマイペース”といった感じです。

 

「黒色の鼻」

黒色の鼻をした猫の写真

「黒色の鼻」を持つ猫の性格は

  • とにかくやんちゃ
  • 好奇心旺盛
  • 人懐っこい

黒色の鼻の猫は

「活発で元気いっぱい」

野性的な部分が残っている猫が多いようです。

 

”成長しても子猫のときと変わらず甘えたり、遊んだり”と飼い主さんの方が先にバテてしまうようなことが多くなりそうです。

 

「茶色の鼻」

茶色の鼻をした猫の写真

「茶色の鼻」をしている猫の性格は

  • 甘えん坊
  • 少し怖がり
  • 慎重

茶色の鼻の猫は、

「少し怖がりなところがある」

ため、甘えん坊な猫が多いようです。

遊ぶのは好きなので安心できる環境をつくってあげて思う存分遊ばせてあげましょう。

 

また、”慎重に行動する一面もあるので茶色の鼻をしている猫は賢い”と言われています。

 

「まだら模様の鼻」

まだら模様の鼻をした猫の写真

2色もしくは3色が混ざっている模様の鼻」をした猫の性格は

  • おとなしい
  • 人懐っこい
  • 少し怖がり

模様の鼻をしている猫は、

「3色すべての性格が出やすい」

と言われています。

なので

「おとなしいかと思えば活発」「マイペースに見えて甘えん坊」

といったようにいろんな性格が出てきます。

 

ただ、すべての性格が一様に出るのではなく、

”どの色が濃くて多いかによって強く出る性格が変わってくる”

ようです(例えばピンクが多ければ比較的穏やかな猫になるといった感じです)

 

猫の鼻がこうなっていたら病気を疑ってみて

鼻水が止まらない猫のイラスト

猫の鼻がとても重要な器官だということがわかりました。

そうなると怖いのが”鼻の病気”です。

 

「猫の鼻がこうなっていたら病気かも」

というのをピックアップしておきましたので、日ごろからチェックしてみてください。

 

ちなみに猫の鼻の病気などに関してはこちらで詳しく解説しています。 

◆「猫の鼻の病気と点鼻薬」について◆

 

鼻が湿り過ぎ、または乾いてしまっている

猫の鼻は常に湿っているといいましたが、

  • 「湿り過ぎている場合」
  • 「乾いてしまっている場合」

にはどこか体調が悪い可能性があります。

 

リラックスしているときや眠たいときに”一時的”に乾いてることもありますが、ずっと乾いてしまっているような場合は、

すでに脱水症状を起こしてしまっていることも考えられます。

 

すぐに水分を摂らせてあげて、動物病院へ連れて行きましょう。

 

 鼻水・くしゃみが止まらない

鼻水やくしゃみが出て止まらないようなら、明らかに鼻に異常があります。

「鼻炎」や「猫風邪」といった病気の可能性がありますので、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

 

鼻血が出ている

鼻血を出してしまっている場合、

  • 「鼻の中が傷ついている」
  • 「炎症を起こしてしまっている」

といった可能性が高いです。

 

最悪の場合には

「感染症」や「血小板の異常」といった大きな病気を発症しているおそれもあります。

すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

 

まとめ

仲のいい親子の猫のイラスト

いかがだったでしょうか。

今回は「猫の鼻の優秀な機能と色からわかる性格」について解説させていただきました。

 

猫の鼻についてまとめると

  • 猫の鼻は耳に次ぐ重要な情報集めの器官
  • 嗅覚は人間の数万~数十万倍ある
  • 温度を計ることもでき、0.5℃の違いも把握できる
  • 「鼻ちゅー」や「フレーメン反応」など独特な行動もある
  • 猫の鼻の色からはある程度の性格診断ができる
  • 猫の鼻に少しでも異常を感じたらすぐ動物病院へ連れて行く

といったところでしょうか。

あんな小さな鼻からたくさんのことができていろんなことがわかりました。

ただ、小さいからこそ何かあったときに見落としてしまいがちです。

 

日ごろから猫の鼻には注意いてあげて汚れているようならキレイにしてあげるようにしましょう。

 

それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。

 

【必見】猫と会話できる?鳴き声で伝える猫の気持ちを読みとろう

            猫の気持ちを表しているイラスト

こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。

 

この記事ではこんなことに触れています。

  • 鳴き声からわかる猫の気持ち
  • 猫が人間に対してなく理由

 

 

「猫語を学べるところってどこかありますかね?」

 

そんなのないですよね。スミマセン(笑)

けど実際に

「そういった言語があるんじゃないか」

と思えるほど、猫の鳴き声にはいろんな種類があります。

 

基本的な「ニャ~」ひとつとっても、

鳴き声が長いか短いか、強いか弱いか

といったことで意味が違ってきますしね。

 

なのに自分たちには意味がよくわからず、まさに違う国の言語で話しかけられている気分です。

 

どうせなら鳴き声の意味を理解し、愛猫の気持ちを汲み取ってあげたいですよね。

 

ということで今回は

  • 鳴き声で伝える猫の気持ちを読みとろう
  • 猫が鳴く理由はあなたと話がしたいから?

 について解説をさせていただこうかなと思います。

猫の鳴き声の意味を知ったからといって、猫の鳴きマネをしてこちらの気持ちが伝わるかどうかは...努力次第...でしょうか?

 

鳴き声で伝える猫の気持ちを読みとろう

猫の気持ちがわかる人のイラスト

”猫が鳴くとき”というのは大きく分けて3種類あります。

それが

  • 何かを要求している
  • 不安を感じている
  • 怒りを感じている

この3種類です。 

これを基準に鳴き方を細かく変えて

「嬉しい」

「悲しい」

といった今の気持ちを自分たちにわかりやすく伝えようとしてくれています。

 

それでは、その鳴き声による猫の気持ちを解説していきましょう。

 

「嬉しいときの鳴き声」

嬉しい顔の猫のイラスト

まずは、嬉しいときの鳴き声です。

猫を飼っているとこれらの鳴き声の方が聞く機会は多いと思います。

 

短く「ニャッ」と鳴く

 

「あっ、おはよう~」

 

猫が短く「ニャッ」と鳴いているときは、

あいさつや返事をしています。

朝、あなたと会って「ニャッ」と鳴いているようなら、それは「おはよう」と言っています。

 

他にも猫を呼んだときに鳴いた場合は「は~い」と返事をしています。

いずれも親しい人に対してする鳴き方”なので信頼されてると思っていいでしょう。

 

あなたを見ながら「ニャァオ」と鳴く

 

「かまってちょ~だい」

 

あなたの方を見て「ニャァオ」という感じで鳴いていたら、

あなたにかまってほしくて甘えようとしています。

 

子猫が母猫を呼ぶときにも出す鳴き声なので、

あなたに向けてこの鳴き方をするということは”信頼されている証”です。

 

いっぱい撫でたりしてかまってあげましょう。

ただし、撫ですぎるとウザがられるので見極めが肝心です(笑)

 

ごはんを食べながら「ウニャウニャ」と鳴いている

 

「美味っ!これ超美味いっすわ~」

 

ごはんを食べながら「ウニャウニャ」と鳴いているのを見たことありませんか?

そのときは

食べてるごはんが美味しくて思わず声が出てしまっている状態です。

 

「いつも食べているごはんなのに今日は鳴きながら食べている」という場合はよほどお腹が空いていたということでしょう。

 

しかし「鳴きながら器用に食べるな~」と思います。

人間なら口にものが入った状態でしゃべるのはマナー違反ととられますけどね(笑)

 

撫でたりしたときにのどを「ゴロゴロ」鳴らす

 

「・・・(めっちゃ落ち着く~)」

 

これは猫を飼ったことがない人でも知っているような鳴き方ではないでしょうか。

まあ、”鳴いている”というよりも”鳴っている”という方が正しいかもしれませんけど。

 

猫がとてもリラックスしているときに出てしまう鳴き声です。

 

子猫が母猫に「おっぱいちょ~だい」や「元気だよ」といったことを伝えることもあるようです。

 

また、ゴロゴロ音には「自己治癒能力を高める」といった効果もあります。

なので、何もないのにゴロゴロ音を出しているようだと体調不良やケガをしている可能性がありますので注意しましょう。

 

じつは、猫の出す「ゴロゴロ」には人間にも効果があるんです。

詳しくはこちらで解説していますので参考にしてみてください。

 

◆「猫のゴロゴロ」について◆

 

あなたに向けてニャ~と鳴く仕草だけをする

 

「誰よりもあなたを信頼してるよ~」

 

猫がニャ~と鳴いているようなのに何も聞こえない。

「自分の耳がおかしくなったのか」「猫が声を出せなくなったのか」と慌ててしまいそうですが、ちゃんと意味のある猫の鳴き方のひとつです。

 

通称

「サイレントニャー」

と言われているこの鳴き方は”声が出ていないのではなく”

 

人間の耳では聞き取ることのできない周波数で鳴いているんです。

 

だから、実際にはちゃんと鳴いてます。

聞こえないだけで。

 

その意味としては「絶大の信頼」です!

 

子猫がいちばん信頼して甘えることができるのが母猫。

その母猫に対してする鳴き方なので、あなたに向けてやっているということは

母猫と同じくらいの信頼を勝ち得ているということになります。

自分を誇りましょう!

 

「イヤなときの鳴き声」

イヤな気持ちの猫のイラスト

続いてイヤな気持ちになっているときの鳴き声です。

猫は怒りの感情表現は豊富なのでいかにも”機嫌が悪い”といったような鳴き声が多くあります。

 

何かの要求をしているとき以外は、聞こえたらそっと遠くから眺めておくだけにしておきましょう。

 

口を閉じたまま「ウー」と鳴いている

 

「近寄んな!あっちいけ!」

 

口を閉じたままの状態で「ウー」と唸るように鳴いているときは

相手を威嚇しているときです。

 

「近寄ってほしくない」

という感じで警戒をしているので、ムリに近づいたり触ろうとしたりすると威嚇から攻撃へと変わってしまう可能性があるので要注意。

 

猫同士でケンカになりそうなときや慣れてない人が来たときなどに出すことが多いです。

 

「シャーッ!」と強く鳴く

 

「敵だな!どこからでもかかってこい!!」

 

これも猫の鳴き声としては多くの人が知っている鳴き声ですね。

完全に相手に対して敵意をむき出しにしている場合に出す鳴き声です。

 

この鳴き声を出しているときに手の届く範囲に入ろうものなら即座に殺意を込めたネコパンチが飛んできます(笑)

 

猫同士でケンカの始まりの合図として出すことが多いですが、飼っている猫が家の人に対してするような場合

「自分の方が上位ランクなんだぞ」

と思っている可能性があります。

 

「フギャーッ!」と叫ぶように鳴く

 

「痛ってーーーー!!」

 

 しっぽを踏まれてしまったときなど、

強い痛みを感じたときに出る鳴き声です。

 

ケンカのときなどに聞こえてきたらケガをした可能性があります。

よく確認しましょう。

 

また、しっぽはとても繊細です。

誤ってしっぽを踏んでしまったときもおかしな様子はないかしっかりと観察しましょう。

 

◆「しっぽについて」詳しくはこちらで◆

 

「ニャッ」と強く大きく鳴く

 

「もういいって!やめてくれ!」

 

短く「ニャッ」と鳴くとあいさつや返事をしていると言いましたが、

同じ「ニャッ」でも、

声のトーンが強く大きな声で鳴いてたら「不満がある」という気持ちになります。

 

撫でたりしているときに「ニャッ」がどんどん強くなっていったら

「もう撫でなくていいって!」

とウザがられています。

続けているとそのうち手に噛みついたりするおそれがあります。

ご注意を。

 

1匹で「ウミャ~ウミャ~」と鳴いている

 

「どうしたらいいの~、助けてよ~」

 

猫が1匹で「ウミャ~ウミャ~」と鳴いているようなときは、

不安を感じてどうにか助けてほしいと思っています。

 

  • 「同居していた猫が亡くなったとき」
  • 「引っ越しなどで生活環境が大きく変わってしまったとき」

などにストレスや不安を感じてこのような鳴き声を出すことがあります。

 

そばにいて撫でてあげたりと、しっかりケアをしてあげて不安な気持ちを取り除いてあげましょう。

 

「その他の鳴き声」

舌を出している猫のイラスト

最後に欲求や要求などの気持ちが込められた鳴き声です。

よく聞くような鳴き声もあれば、聞いたことがないような鳴き声もあると思います。

 

「ニャ~~~~~」と長く鳴く

 

「早くこれやって~!」

 

「ニャッ」や「ニャァオ」のように短く鳴くのではなく

「ニャ~~~~~」というように息の続く限り鳴く”ロングブレスニャー”の場合があります。

 

この鳴き声を出すときは

あなたに対して何かをしてほしいと強めに思っているときです。

 

例えば、

ごはんの容器の前で鳴いていたら

「ごーはーんー!」と訴えていますし、

ドアの前で鳴いていたら

「開ーけーてー!」と訴えています。

 

何をしてほしいのか、場所と状況をよく見て願いをかなえてあげましょう。

 

ウチの猫も、留守番をさせると帰ったときには玄関まで出てきて

「ニャ~~~~~」

と、いつまで続くのかと思うくらいの長いニャ~が出ます(笑)

 

「アオ~ン」と鳴く

 

「うおぉぉ!たぎるぜ~!」

 

猫が「アオ~ン」と鳴いているときは発情しているときです。

発情により落ち着かなくなってたぎる気持ちを表した鳴き声が「アオ~ン」です。

 

発情の場合は去勢をすれば治まると思いますが、

深夜にウロウロしながら鳴いている場合は遊び足りなくて不満が爆発しそうな状態です。

普段からいっぱい遊んであげるようにしましょう。

 

また、シニア猫の場合は「認知症」の可能性もありますので、よく観察してみましょう。

 

「カカカカッ」と窓に向かって鳴いている

 

「エモノだ~!獲りたいけど獲れない~!!」

 

 猫が窓に向かって「カカカカッ」と鳴いていたら

窓の外に鳥や虫などの獲物をみつけて興奮しているときです。

 

「クラッキング」

と呼ばれるもので、”獲物を捕まえたいという欲求””それをできないもどかしさ”を表した鳴き声です。

 

完全室内飼いの猫で見られることが多く、初めて鳴いてるのを見たときは何かの病気かとビックリすることと思います。

 

このクラッキングは同じネコ科の動物の中でも猫にしか出すことのできない特殊な鳴き声で、猫がする理由や意味は今のところ完全には解明されていません。

 

◆「クラッキング」についてはこちら◆

 

ごはんを食べるときに「ナウンナウン」と鳴く

 

「何かお腹の辺が気持ち悪い気がするな~」

 

猫がごはんを食べるとき「ウニャウニャ」鳴きながら食べていると「美味しい」という気持ちですが、

「ナウンナウン」といったように鳴いていると

消化不良を起こしている可能性があります。

 

頻繁に鳴いているようなら動物病院へ連れて行きましょう。

 

猫が鳴く理由はあなたと話がしたいから?

猫をかわいがる人のイラスト

猫はもともと単独で暮らす動物のため本当なら鳴く必要はありません。

 

猫同士でのコミュニケーションも

  • 「鼻をくっつけ合う」
  • 「ゆっくりまばたきをする」

といった体を使ってするものが多く、鳴き声でお互いの意思の疎通を図ることはほとんどありません。

 

群れをつくらない猫は、敵にみつかるのを防ぐためによけいな声を出さないというのが鉄則です。

 

鳴き声を出すとしたら

  • 「子猫が母猫に甘える」
  • 「縄張り争いで威嚇しあう」
  • 「発情期に入った」

くらいのものなんです。

 

ではなぜ猫は人間に対しては鳴くのでしょうか?

 

結論から言うと、それは”飼い猫だから”です。

自分のお世話をしてくれるあなたとコミュニケーションをとるために鳴いている

ということです。

 

あなたという”信頼できて守ってくれる存在”がいるから、猫は

「居場所が知られてもべつに構わない」

と言わんばかりに鳴いてコミュニケーションをとっているんです。

 

愛猫にとってあなたは「母猫と同じような存在」ということですね。

 

まとめ

猫と赤ちゃんのイラスト

いかがだったでしょうか。

今回は「鳴き声で伝える猫の気持ちと猫が鳴く理由」について解説させていただきました。

 

猫の鳴き声にはホントにいろいろな気持ちが込められていましたね。

けど、伝えられている側のあなたが何もわかっていなければ猫にストレスを与えるだけになってしまいます。

 

猫との絆をより深めるためにも猫の気持ちを理解してあげれるように頑張っていきましょう。

 

それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。

 

「あぐり」という名前について...

こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。

 

ワクチン接種が全国各地で順次進んでいますが、やはりというかなんというか...

いろいろと問題が出てきているみたいですね。

 

自分の住んでいるところは地方ということもあってコロナ感染者は少ない方でしたが、ゴールデンウィーク以降「新規感染者」が毎日増えていっています。

 

一概には言えないですが、ゴールデンウィークに全国各地のナンバープレートを掲げた車をこれでもかと見ていたので、

「ウイルスをまき散らして帰っていったんだろうな」

とどうしても思ってしまいます。

 

 

 

さて、ウチの「あぐりさん」

タイトルにある通り「あぐり」という名前について、英語の発音・意味が2通りあったのですが...

  • 「agree」・・・同意する、賛成する
  • 「ugly」  ・・・醜い、見苦しい

といったものでした。

「agree」の方はおもにビジネスで使われるカタカナ英語のようですが、問題は

「ugly」の方ですよ!

 

”醜い、見苦しい”って(笑)

 

ウチのあぐりさん

猫が見つめている写真

こんなにもカワイイのに!

 

寝ている猫の写真

こんなにもカワイイのに!!

 

耳をペタッとしている猫の写真

こんなにもカワ・・イイ?のに

 

あくびをする猫の写真

こんなにもカw...オーゥ、モンスター(笑)

 

「名は体を表す」と言いますがあてはまらないこともあるようですね(親バカかな)

 

それでは明日からまた1週間頑張りましょう。

「アミメニシキヘビ」、早く見つけてあげれるといいですね。

 

自分もなれる?猫の顔から心を読むキャットウィスパラーという存在

            猫のいろんな表情のイラスト

こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。

 

この記事ではこんなことに触れています。

  • 猫が顔の表情で気持ちを伝えることができるか
  • 「キャットウィスパラー」という人について

 

あなたは

「猫がニヤッとしてるところ、見たことありますか?」

 

ないですよね!そんなの見たらちょっと怖いですもん!(笑)

 

猫ってケンカのときのように「激しく怒っているとき」はなんとなくわかるのですが、

「嬉しいときに笑ったり、悲しいときに泣いたり」

といった表情は見たことありませんよね。

 

犬の場合は比較的顔から判断することもできますが、

猫は基本的には無表情です。ポーカーフェイスです。

ポーカーやババ抜きとかさせたら猫の圧勝は間違いないでしょう(笑)

 

けど、猫って嬉しいや悲しいの表情が”作れない”んですかね?

それとも”作らない”んですかね? 

 

飼い主としては作れるんなら作って欲しいですけど...

 

 ということで今回は

  • 猫は顔の表情で気持ちを伝えることができるの?
  • 「キャットウィスパラー」ってどんな人?

について解説をさせていただこうかなと思います。

猫と顔を見合わせて気持ちを伝えあえることができたらサイコーですね。

 

猫は顔の表情で気持ちを伝えることができるの?

猫の顔のアップのイラスト

猫が「嬉しいとき」や「悲しいとき」に、その表情から気持ちを読みとることができると思いますか?

実際、ほとんどの方が正確には読みとれないと思います。

 

だって表情に出ないから!

 

では逆に、

なぜ猫には「嬉しい」や「悲しい」の表情が出ないのでしょうか?

 

いろいろと調べてみましたので解説していきましょう。

 

猫は気持ちを伝える必要がなかった

猫の気持ちがわからない人のイラスト

犬と違い、猫は”単独で生活し群れをつくらない動物”なので、

「相手に気持ちを伝える」という行為は必要ありませんでした。

 

そのため、猫の顔には表情をつくるための筋肉が少なくなっています。

 

しかし、

  • 「オス同士の縄張り争い」
  • 「親猫が子猫を守るとき」

といった状況では相手を威嚇して”明確に拒否や怒りを伝えなければならない”ので、

怒っている表情だけは豊かになっている

と言われています。

 

また、病気などの体調不良のときでも一切顔には出しませんよね。

それも単独で暮らす猫は

弱っていることを周りに知られてしまうと襲われる可能性が高まる

からです。

 

これが案外困ったもので、病気にかかっていても初期段階で気づきにくいため目に見えるほど体調が悪そうなときにはかなり重症化していることが多いんです。

 

常日頃から猫の体調には気を配っておきましょう。

 

猫の気持ちを見た目で理解し読みとるには?

猫の気持ちがわかる人のイラスト

そんな表情のない”ポーカーフェイス”の猫。

顔を見た目だけで気持ちを読みとるにはどうしたらいいでしょうか?

 

猫は顔の表情以外のパーツではとても豊かに気持ちを表現してくれています。

わかりやすい例でいえば

  • 「しっぽをピンと立てていると喜んでいる」
  • 「耳をペタッと伏せていると怖がっている」

といったものです。

 

しっぽや目、耳には猫のいろいろな気持ちが込められています。

それらの動きや状態を総合的に見て気持ちを読みとっていくことが猫の気持ちを理解し心を通わせ合う方法だと思います。

 

◆「猫の気持ちの伝え方」はこちら◆

 

「キャットウィスパラー」ってどんな人?

さし棒を持つ人のイラスト

「キャットウィスパラー」

という言葉を聞いたことがありますか?

自分も初めて聞いた言葉だったのですが、特殊な人を指す言葉のようです。

 

どういう人がそのキャットウィスパラーと呼ばれているかというと

 

「猫の表情を見ただけで気持ちを読みとれてしまう人」

 

だそうです。

猫の気持ちは表情からは読みとりにくいと言ってきましたが、この人たちは

猫の微妙な表情の違いを見て、今機嫌が良いか悪いかがわかってしまう

のだそうです。

 

これを証明するために、20本ほどの「猫が普通にしている顔」の映像を見てそれぞれ

  • 「ポジティブ」
  • 「ネガティブ」
  • 「わからない

の中から1つを選ぶというテストが行われました。

 

85か国からランダムに選んだ約6300人にこのテストを受けてもらったところ、平均点は”11.85点”となったそうです。

 

まあ、わからないを除けばポジティブかネガティブかを選ぶことで勘でも50%で当たることになるので妥当なところですよね。

 

しかし、その中で15点以上”をたたき出し猫の表情を読みとることに優れた人が

全体の”13%”ほどいた

ということです。

 

キャットウィスパラーにはどんな人が多いの?

猫の表情を見て気持ちがわかる。

猫好きにとっては是が非でも欲しい特殊能力ですが、その「キャットウィスパラー」と呼ばれている人達にはどういう人が多いのでしょうか?

 

テストを受けて、キャットウィスパラーと認定された13%の人を見ると

  • 高齢の人よりも若い人
  • 男の人よりも女の人
  • 普通の仕事をしてる人よりも獣医師など動物に関わる仕事をしてる人

といった傾向がみられたようです。

それなら

 

「若い女性の獣医師さん」

 

がいちばん猫の気持ちを読みとれるようになりやすいっていうことでしょうかね。

ちょっと単純に考えすぎでしょうか(笑)

 

そしてひとつ面白いことがあって、この13%の人たちの中には

「今、猫を飼っているわけでもなく、特に猫が好きなわけでもない」

といった人が”それなりにいる”ということです。

 

 猫の気持ちを読みとりやすくなるには、

猫好きであることや猫を飼っているといったことは関係がない

ということのようです。

 

これは私たちのような猫好きからすればちょっと悔しいですね。

「猫が好きで猫を飼っているのに猫がさほど好きでもない人の方が自分の飼っている猫の気持ちを理解してあげれる」

ということなわけですから。

 

ただ、あきらめるのはまだ早いですよ。

この結果をもとに”猫の表情から気持ちを読みとることに優れた人がいる”ということは、

訓練をすることで同じキャットウィスパラーになれる可能性がある

ことを示唆していると言われているからです。

 

自分がキャットウィスパラーなのか知りたい!

じゃあ、自分がそのキャットウィスパラーなのかどうかを知って見たくはないですか? 

こちらでキャットウィスパラーか判断できる簡易版のテストが公開されています。

      

 

「始め方」

上のリンクをクリックすると専用ページに行きますので

Cat Faces Quiz

の文字をクリックしましょう

※Google翻訳で日本語に変換された場合は「猫の顔クイズ」と表記されています

       

英語で書かれた文章が出てきますので、右下にある

「赤茶色の矢印アイコン」

をクリックすればテストが始まります

       

テストは猫の顔だけが写った2~4秒程度の動画をみた後下にある

  • 「Positive機嫌が良い)」
  • 「Negative(機嫌が悪い)」
  • 「I don't know(わからない)」

の中から1つを選んでクリックしましょう

       

選んだ後、右下にある「赤茶色の矢印アイコン」をクリックすると

「正解」「その理由」

が表示されます

※自分は英語が読めないので理由はなんとなくしかわかりませんでした(笑)

       

同じように全部で8問ありますのでやっていきましょう

最後に結果画面が出て自分のスコアがわかります

8問中7~8点で次のレベルに挑戦できます

 

自分がやってみた結果は

最初の8問は7問正解できました!...が次のレベルは5問止まりでした。

 

やってみると意外と面白かったです。

ぜひみなさんもやってみてください。

 

まとめ

猫のスパイのイラスト

いかがだったでしょうか。

今回は「猫の表情から気持ちは伝わるのか」ということと「猫の気持ちを読みとるのに長けているキャットウィスパラーという存在」について紹介と解説をさせていただきました。

 

今回の内容をまとめると

  • 猫はもともと単独で暮らす動物のため、表情で気持ちを伝えるといったことをする必要がない
  • 猫の顔には犬などと比べ、表情をつくる筋肉が少ない
  • 表情だけでは気持ちはわかりにくいので目や耳、しっぽといった他のパーツを見て総合的に判断する
  • キャットウィスパラーという猫の表情を見ただけで気持ちがわかる人がいる
  • キャットウィスパラーには若い人、女の人、獣医といった人が多い

といったところになるでしょうか。

 

猫の気持ちをわかることはともに生活していくうえでとても重要なことです。

なぜなら、気持ちが通じ合えなければお互いにストレスが溜まっていくだけだからです。

 

キャットウィスパラーとまではいかなくても猫としっかり意思の疎通をとれるようになっていきたいものですね。

 

それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。

 

猫の目を見ればシンクロできる?目であらわす猫の気持ちを知ろう

           目力が強い猫のイラスト

こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。

 

この記事ではこんなことに触れています。

  • 猫の目からわかる気持ちの読みとり方
  • 目だけでは気持ちがわからないときの対策

 

 

「知っていますか?猫の目って口みたいなもんなんです」

 

 「目は口ほどにものを言う」

よく聞くことわざですが人間よりも猫のほうがあてはまるのではないかと思う今日この頃です。

 

猫好きのみなさんは知っているでしょうが、猫の目は状況や場面に応じてコロコロ変わります。

そしてその目にはすべて気持ちが込められているんです!

 

そう言われても、見ただけではただの目ですよね。

 

日本人が英語を勉強しないと何言ってるかわからないように、

猫の目も何を伝えているかということをわかってないと意思疎通はできません。

 

ということで今回は

  • アイコンタクトしてくる猫の気持ちを理解し受け取ろう
  • 目だけで判断しにくい場合には

について解説をさせていただこうと思います。

猫の目から伝わる気持ちを理解し、共に喜びを分かち合えるようにしていきましょう。 

 

アイコンタクトしてくる猫の気持ちを理解し受け取ろう

キャッチャーのイラスト

くるくる変わる猫の目。

そこにはどんな感情が込められているのでしょう?

そのひとつひとつをできるだけ言葉に変換してみました。

 

猫の目をよく見て気持ちを受け取ってあげてください。

 

ただ、あまり慣れてない猫の目をジーッと見つめていると、猫のほうに

「ケンカ売ってんのか?」

と勘違いされてしまうので注意しましょうね(笑)

 

「喜びの気持ち」

喜んでいる猫のイラスト

まずは猫が嬉しかったり、喜んでいたりするときの目です。

気分アゲアゲなのでいっぱい相手してあげましょう。

 

まん丸で上目づかい

 

「遊んでくれる?遊んでくれるの?」

 

猫が”まん丸な目で上目づかい”をしてきたら、

あなたに何かを期待してワクワクしているようです

 

足元にちょこんと座って見上げてくる姿をみるとカワイくてしょうがなくなりますね。

この場合、多くがあなたに遊んでほしくて待っている状態です。

たっぷりと遊んであげましょう。

 

瞳孔が縦長になる

 

「は~、落ち着くわ~」

 

猫の目の瞳孔が縦長になっている、いわゆる”猫目”という状態になっていると、

安心できる状況にいて、リラックスしています。

 

  • 「家の中でも高くて周囲を見渡せる場所」
  • 「飼い主であるあなたがいる」

などと、安心できる状況のため何の心配もせず体の力を抜いています。

 

ただ、”周りが明るいために瞳孔を細くしているだけ”のときもあります。

 

まぶたが下がって半目になっている

 

「とろける~」

 

瞳孔を細くするのではなく、半目になっている状態です。このときもリラックスしているのですが、こちらは

気持ちがよくて”うっとり”している感じです。

 

心なしか微笑んでいるようにも見えますね。

 

体中の力が抜けきっているため、まぶたがトロ~ンと下がってきてしまいます。

あまりに気持ち良すぎるとそのまま夢の世界へ行ってしまう猫も(笑)

 

ゆっくりまばたきをしてくる

 

「大好き~!

 

あなたと目が合ったときに猫が”ゆっくりまばたき”をしてきたら、

あなたに対して「大好きだよ~」と言っていますよ。

 

おめでとうございます! 

この行為はあなたを信頼している証拠で最高の愛情表現です。

 

あなたもゆっくりまばたきを返してあげて

「こっちも大好きだよ~」

と言ってあげましょう。

 

また、こっちからゆっくりまばたきをしてみて猫が返してくれるかどうかで信頼度を測ることにも使うことができます。

返してくれなかった場合は...まあ、落ち込まないでくださいね(笑)

 

「イヤな気持ち」

イヤな気持ちの猫のイラスト

続いてイヤな気持ちを表している目についてです。

かまい過ぎると殴られます(笑)

気をつけましょう。

 

瞳孔が開いて目がまん丸

 

「何だアレは?警戒!警戒!!」

 

猫の瞳孔が開いて目がまん丸になり、黒目が強調されているようだと

何かの危険を感じ取って緊張しています。

 

そのときには耳もやや後ろに寝かせているので、わかりやすくなっていると思います。

 

また、興奮していて「狩りをするモード」に入っているときもこの目になりますし、夜などの状況下では暗がりで光を集めるために大きくなっているだけということもあります。

 

目を逆三角形にする

 

「ワシに勝てると思っとるんか!かかってこんかい!!」

 

猫の縄張り争いなど、

ケンカで見られることが多い、いわゆる「ガンつけ」です。

 

相手をにらみつけて威嚇したうえであごを引き、いつでも飛び掛かれる体制をつくって臨戦態勢を整えています。

 

複数頭飼っているようなところでは家の中での主導権争いで見られることが多いです。

 

遠い目をしている

 

「は~、わかったから早く終わって」

 

あまり好きではない人に抱っこされたときなどに

「すべてを諦めたかのように遠い目をして」じっとしているときがあります。

 

イヤだけど、危険はないなと判断したようなときにする目です

 

「ハイハイ、抱っこされてあげるから早く終わらして」

といった感じで遠い目をします。

 

少しでも危険や恐怖を感じてしまうと大暴れして逃げ出すでしょう。

 

「その他の気持ち」

ウインクをする猫のイラスト

最後にちょっとした日常の中での気持ちです。

 

目が合ったときにまばたきをする

 

「いや、何でもないよ、ボクたち仲良しだよね!」

 

猫と目が合ったときや猫同士が目を合わせたとき、すぐにまばたきをしたら

”あなたに対して敵意はない”ということを言っています。

 

猫の中では、”目をじっと見続けるという行為はケンカを売っている”ということになります。

そのためケンカをしたくない場合はまばたきをして空気を変えようとしているということです。

 

目をそらす

 

「争う気はまったくありませんので~」

 

敵意がない気持ちの表し方として”目が合ったときにまばたきする”と言いましたが、

もっと意味が大きい場合、目をそらすといった行動をとります。

 

これはもうあなたに対して敵意のカケラもないといった意思表示です。

 

”あなたに叱られてしまっているとき”なんかにみられることが多いです。

 

真剣な眼差しをする

 

「周囲確認!異常な~し!」

 

猫が真剣な眼差しをするときって見たことありますか?

いちばん見ることができるのは”トイレをしているとき”です。

 

猫は自分が無防備な状態のときに周囲をとても警戒しています。

 

トイレのときなんかは無防備極まりない状態ですよね。

 「今、襲われたら対応できんわ~」

という感じで”目はいつにもまして真剣な眼差し”をしています。

 

普通に見たら、”トイレで踏ん張ってるけどなかなか出ない”みたいな感じで真顔になっているように見えてカワイく感じてしまいますよね。

 

目だけで判断しにくい場合には

考え込んでいる人のイラスト

猫の目にはいろんな感情が込められていますが、時と場合によっては目だけで判断しにくいこともあります。

 

猫の目は感情によって瞳孔が大きくなったり小さくなったりすることがありますが、周囲の明るさによっても大きさが変わってしまいます。

 

なので、目だけではちゃんとした気持ちが伝わらず、勘違いしてしまうといったことも...

 

そんな

「何を伝えたいのかわかりにくいな」

ってときには”しっぽ”や”耳”、”ヒゲ”といった他の部分も合わせて読みとるようにしましょう。

 

◆「猫の気持ちについて」はこちらで解説しています◆

 

まとめ

踊る猫のイラスト

いかがだったでしょうか。

今回は「猫の目から伝わる気持ちに」ついて解説をさせていただきました。

 

猫は感情がわかりにくいと言われますが、目だけでもこれほどの気持ちがわかります。

 

あなたの飼っている猫もとても感情豊かに気持ちを伝えてくれているんです。

 

愛猫と気持ちがつながる。

 

とてもいい猫ライフですね。 

それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。