こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
みなさん聞いてください
「猫の耳からは気持ちが溢れ出ているんです」
猫を語る上では決して外すことのできない「猫耳」
どんなコスプレでも猫耳さえ付いてれば可愛く見えてしまう、というのは猫好きだけの偏見なのかもしれませんが(笑)
そんなチャームポイントのひとつである猫の耳は、とても高性能なだけではなく、あなたに気持ちを伝えるツールとしての役割もあるんです。
今までそんなことは知らずにただ眺めていた方もいるでしょう。
その結果、もらわなくていいネコパンチをもらったこともあるでしょう(笑)
そこで今回は
- 猫の気持ちは耳からも伝わってくる
といったことを解説させていただこうかなと思います。
猫が伝えてくる気持ちを的確に読み取り、猫からの絶大な信頼を勝ち取れるように頑張っていきましょう。
猫の気持ちは耳からも伝わってくる
猫はとても耳がいいと言われています。
その性能は、人間にとって気にならないほどの音でも猫には爆音に聞こえるくらいです。
そんな猫の耳には動きひとつひとつにいろんな気持ちが込められています。
ただ、動き自体にはそんなにバリエーションはなく、大きく分けると3種類の動かし方しかありません。
それが
- ピンとまっすぐ立つ
- 後ろの方へ反らせる
- ペタッと伏せる
この3種類です。
この3種類を基本に細かな動きを加えることで猫は気持ちを伝えようとしています。
しっかりと見極めて今の気持ちを理解してあげましょう。
基本的な動きのときの猫の気持ちは?
では、基本的な動きのときはそれぞれどんな気持ちなのでしょうか?
まずは、そこから解説していきたいと思います。
ピンとまっすぐ立つ
「今、何も考えてなかったわ~」
猫が耳をピンとまっすぐ立てている状態のときは力が抜け、ただあるがままにしている状態なので、”何も考えずただボーっとしていた”というときです。
何も考えてないので、触ったりしたときビクッとなることが多いです。
後ろの方へ反らせる
「来るな~!それ以上来るとどうなっても知らんぞ!!」
耳に力を入れて後ろの方へ反りかえらせているときは、怒りや拒否といった気持ちのときです。
顔も「シャーッ!」の顔になっていていることが多く、耳が後ろに反っているのに比例して怒りの度合いも大きくなっていきます。
最大限まで後ろに反らせていたら最大級の怒りを発しているのでそっと治まるのを待ちましょう。
ペタッと伏せる
「負け、負けです~。かんべんしてくださいよ~」
耳をペタッと伏せて無くなったかのような顔になっているときは恐怖や弱気な気持ちのときにする動きです。
ケンカで負けそうなときにすることが多いですが、嫌いな音が聞こえてきたりしたときもすることがあります。
また、人に慣れていない子猫を保護しようとするときなども不安や恐怖からこの耳になることが多いです。
細かな動きでの気持ちを知ろう
基本的な動きの気持ちがわかったので、次は細かく動かしているときの気持ちを読みとっていきましょう。
動きによっては基本的なものと逆の気持ちを表していることもあるので、しっかり見極めましょう。
「いい気持ち」
ピンと立てた耳を前に向ける
「え?何これ?そそるわ~」
ピンと立てた耳を前に向けていると、何かに全集中して興味津々。
この次の展開を期待してワクワクしているといった感じです。
また、あなたに対してやっている場合だと「ごはんをいただけますかね」といったように何かおねだりをしていると考えられます。
少しだけ後ろへ向いている
「は~、のんびりするのサイコーや~」
耳を少しだけ後ろに向けている場合はとてもリラックスしている状態のときにする動きです。
寝ているときやあなたに撫でられているときなどにすることが多く、安心しきっているので耳を横たわらせて周囲の音をまったく警戒していません。
猫にとって至福のときです。ジャマしないようにしてあげましょう。
耳を斜め後ろに倒している
「ねえ撫でてよ~、抱っこしてよ~」
耳を斜め後ろに倒している場合はあなたに甘えようとしているときにする動きです。
斜め後ろに向けることで撫でられたり、スリスリしたりするときに耳がジャマにならないようにどけているようです。
あまり後ろにギュッと反らせていると、怒りや拒否の気持ちになりますが、横やそれより少し後ろくらいだと嬉しい気持ちを表すようです。
「イヤな気持ち」
ピンと立ててクルクルと向きを変えている
「警戒中です!周囲の音を聞き分けて確認中!!」
耳がピンと立っていていろんな方向にクルクル向きを変えていたら何か気になることがあって周囲を警戒しています。
猫の目はあまり遠くまで見えず、いちばん頼りになるのは耳です。
猫の耳は180℃回転するので、さながらレーダーのようにクルクル回して怪しい音の出どころを探っています。
家の中で耳をクルクル回していたら何かが気になってリラックスできていないと思われます。
原因を究明して猫を安心させてあげましょう。
後ろに反って先がピンと立っている
「あ~もう!やってらんないな~!!」
耳を後ろに反らせて先がピンと立っている状態になっていると猫がイライラしていると言われています。
その形から「イカ耳」とも呼ばれ警戒や集中しているときにも見られるので案外目にする機会は多いです。
見た目は可愛くても、猫のほうはイライラが募っています。
触ろうと手を伸ばすと、ネコパンチで叩き落されることも。
かまってもらえない、おやつをくれない、何かがうるさい、居心地が悪い、などの原因が考えられますので周りを確認してイライラを解消してあげましょう。
ペタッと伏せて低い姿勢になる
「もうほうっておいてくださ~い!」
ペタッと耳を伏せて低い姿勢になっていると「かまわないで」のサインです。
不安や恐怖から耳を伏せ体をキュッと小さくして目立たないようにしていると思われます。
ケンカに負けそうなとき以外でも、”嗅いだことのないニオイ”、”聞いたことのない音”、といった得体のしれないものに遭遇したときにします。
「その他の気持ち」
呼ばれたときに片方の耳だけピクピクさせる
「聞こえてるよ~、あ~めんどくさ~」
猫を呼んだりしたときに、そっぽを向いたまま片方の耳だけピクピクと動かしているのを見たことはありませんか。
それ、呼ばれたのはわかっているけど、めんどくさいんで耳だけ動かして「聞こえてるよ」ということを伝えています。
しっぽをパタパタさせて返事をするのと一緒ですね。
寝ているときなどにすることが多いです。
まっすぐ立てたままでまったく動かさない
「あ~、ヒマだな~、なんか面白いことない?」
耳をまっすぐ立てたままで何も動きがない場合は、”何もすることが無くてただただヒマだ”ということを表しています。
そのまま何もせずに見ているとウトウトして眠くなってくることが多いです(笑)
あなたのことをじっと見ているような場合は「ヒマなんで遊んでもらえる?」と言っている場合もあります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は猫の耳から伝わる気持ちについて解説させていただきました。
猫の耳を見ているといろんな気持ちが伝わってきます。
ただ、動き自体は似たようなものが多く、完璧に読み取るには普段から猫とよくコミュニケーションを取って性格などを把握しておくことが大事になってきます。
気持ちを読み間違えて、ネコパンチを食らうのは避けたいですね(笑)
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。