こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
「猫がニヤッとしてるところ、見たことありますか?」
ないですよね!そんなの見たらちょっと怖いですもん!(笑)
ケンカのときのように激しく怒っているときはなんとなくわかるのですが、嬉しいときに笑ったり、悲しいときに泣いたり、といった表情はありませんよね。
犬の場合は比較的顔から判断することもできますが、猫は基本的には無表情です。ポーカーフェイスです。
ポーカーやババ抜きとかさせたら猫の圧勝は間違いないでしょう(笑)
けど、猫って嬉しいや悲しいの表情が”作れない”んですかね?それとも”作らない”んですかね?
飼い主としては、作れるんなら作って欲しいですけど...
そこで今回は
- 猫は顔の表情で気持ちを伝えることができるの?
- キャットウィスパラーという存在
について、解説をさせていただこうかなと思います。
猫と顔を見合わせて気持ちを伝えあえることができたらサイコーですね。
猫は顔の表情で気持ちを伝えることができるの?
猫が嬉しいときや悲しいときに、その表情から気持ちを読みとることができると思いますか?
実際、ほとんどの方が正確には読みとれないと思います。
だって表情に出ないから!
では、逆になぜ猫には嬉しいや悲しいの表情が無いのでしょうか?
猫は気持ちを伝える必要がなかった
犬と違い、猫は単独で生活し群れをつくらない動物なので、相手に気持ちを伝えるという行為は必要ありませんでした。
そのため、猫の顔には表情をつくるための筋肉が少なくなっています。
しかし、オス同士の縄張り争いや親猫が子猫を守るときなどでは威嚇して明確に拒否や怒りを伝えなければならないので、怒っている表情だけは豊かになっているそうです。
また、病気などの体調不良のときでも一切顔には出しません。
弱っていることを周りに知られてしまうと襲われる可能性が高まるからです。
なので、私たちが猫を見て「辛そうだな」と感じるときにはかなりの重症になっていると思っていいでしょう。
猫の気持ちを見た目で理解し読みとるには?
そんな表情のないポーカーフェイスの猫を見た目だけで気持ちを読みとるにはどうしたらいいでしょうか?
猫は顔の表情以外のパーツではとても豊かに気持ちを表現してくれています。
わかりやすい例でいえば
「しっぽをピンと立てていると喜んでいる」
「耳をペタッと伏せていると怖がっている」
といったものです。
しっぽや目、耳には猫のいろいろな気持ちが込められています。
それらの動きや状態を総合的に見て気持ちを読みとっていくことが猫の気持ちを理解し心を通わせ合う方法だと思います。
それぞれの気持ちの伝え方はこちらで詳しく解説しています。
参考にしてみてください↓
ウチの猫は何て言ってるの?しっぽで伝える猫の気持ちを読みとろう
目だけでこんなことまで言ってるの?猫が目で伝える気持ちを知ろう
猫の耳は気持ちを伝える大事なツール!理解してきちんと受けとろう
「キャットウィスパラー」という存在
「キャットウィスパラー」という言葉を聞いたことがありますか?
自分も初めて聞いた言葉だったのですが、特殊な人を指す言葉のようです。
どういう人がそのキャットウィスパラーと呼ばれているかというと
「猫の表情を見ただけで気持ちを読みとれてしまう人」
だそうです。
猫の気持ちは表情からは読みとりにくいと言ってきましたが、この人たちは猫の微妙な表情の違いを見て、今機嫌が良いか悪いかがわかってしまうのだそうです。
これを証明するために、20本ほどの猫が普通にしている顔の映像を見て、それぞれ
「ポジティブ」「ネガティブ」「わからない」の中から1つを選ぶというテストが行われました。
85か国からランダムに選んだ約6300人にこのテストを受けてもらったところ、平均点は11.85点となったそうです。
まあ、わからないを除けばポジティブかネガティブかを選ぶことで勘でも50%で当たることになるので妥当なところですよね。
しかし、その中で15点以上をたたき出し、猫の表情を読みとることに優れた人が全体の13%いたということです。
キャットウィスパラーにはどんな人が多いの?
猫の表情を見て気持ちがわかる。
猫好きにとっては是が非でも欲しい特殊能力ですが、そのキャットウィスパラーと呼ばれている人達にはどういう人が多いのでしょうか?
テストを受けて、キャットウィスパラーと認定された13%の人を見ると
- 高齢の人よりも若い人
- 男の人よりも女の人
- 普通の仕事をしてる人よりも獣医師など動物に関わる仕事をしてる人
といった傾向がみられたようです。
それなら
「若い女性の獣医師さん」
がいちばん猫の気持ちを読みとれるようになりやすいっていうことでしょうかね。
(単純に考えすぎでしょうか(笑))
そしてひとつ面白いことがあって、この13%の人たちの中には
「今、猫を飼っているわけでもなく、特に猫が好きなわけでもない」
といった人がそれなりにいるということです。
猫の気持ちを読みとりやすくなるには、猫好きであることや猫を飼っているといったことは関係がないようです。
これは私たちのような猫好きからすればちょっと悔しいですね。
猫が好きで猫を飼っているのに、猫がさほど好きでもない人の方が自分の飼っている猫の気持ちを理解してあげれる、というわけですから。
ただ、あきらめるのはまだ早いですよ。
この結果をもとに、猫の表情から気持ちを読みとることに優れた人がいるということは、訓練をすることで同じ”キャットウィスパラーになれる可能性があることを示唆している、と言われているからです。
自分がキャットウィスパラーなのか知りたい!
じゃあ、自分がそのキャットウィスパラーなのかどうかを知って見たくはないですか?
こちらでキャットウィスパラーか判断できる簡易版のテストが公開されています。
↓
「始め方」
上のリンクをクリックすると、専用ページに行きますので、「Cat Faces Quiz」の文字をクリックしましょう
↓
英語で書かれた文章が出てきますので、右下にある「赤茶色の矢印アイコン」をクリックすれば、テストが始まります
↓
テストは、猫の顔だけが写った2~4秒程度の動画をみた後、下にある
「Positive機嫌が良い)」「Negative(機嫌が悪い)」「I don't know(わからない)」
の中から1つを選んでクリックしましょう
↓
選んだ後、右下にある「赤茶色の矢印アイコン」をクリックすると
「正解」と「その理由」
が表示されます(自分は英語が読めないので理由はなんとなくしかわかりませんでした(笑))
↓
同じように全部で8問ありますのでやっていきましょう
最後に結果画面が出て自分のスコアがわかります
8問中7~8点で次のレベルに挑戦できます
自分がやってみた結果は
最初の8問は7問正解できました!...が次のレベルは5問止まりでした。
やってみると意外と面白かったです。ぜひみなさんもやってみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は猫の表情から気持ちは伝わるのかということと、猫の気持ちを読みとるのに長けているキャットウィスパラーという存在について紹介と解説をさせていただきました。
今回の内容をまとめると
- 猫はもともと単独で暮らす動物のため、表情で気持ちを伝えるといったことをする必要がない
- 猫の顔には犬などと比べ、表情をつくる筋肉が少ない
- 表情だけでは気持ちはわかりにくいので目や耳、しっぽといった他のパーツを見て総合的に判断する
- キャットウィスパラーという猫の表情を見ただけで気持ちがわかる人がいる
- キャットウィスパラーには若い人、女の人、獣医といった人が多い
といったところになるでしょうか。
猫の気持ちをわかることはともに生活していくうえでとても重要なことです。
なぜなら、気持ちが通じ合えなければお互いにストレスが溜まっていくだけだからです。
キャットウィスパラーとまではいかなくても猫としっかり意思の疎通をとれるようになっていきたいものですね。
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。