こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
この記事ではこんなことに触れています。
- 鳴き声からわかる猫の気持ち
- 猫が人間に対してなく理由
「猫語を学べるところってどこかありますかね?」
そんなのないですよね。スミマセン(笑)
けど実際に
「そういった言語があるんじゃないか」
と思えるほど、猫の鳴き声にはいろんな種類があります。
基本的な「ニャ~」ひとつとっても、
鳴き声が長いか短いか、強いか弱いか、
といったことで意味が違ってきますしね。
なのに自分たちには意味がよくわからず、まさに違う国の言語で話しかけられている気分です。
どうせなら鳴き声の意味を理解し、愛猫の気持ちを汲み取ってあげたいですよね。
ということで今回は
- 鳴き声で伝える猫の気持ちを読みとろう
- 猫が鳴く理由はあなたと話がしたいから?
について解説をさせていただこうかなと思います。
猫の鳴き声の意味を知ったからといって、猫の鳴きマネをしてこちらの気持ちが伝わるかどうかは...努力次第...でしょうか?
鳴き声で伝える猫の気持ちを読みとろう
”猫が鳴くとき”というのは大きく分けて3種類あります。
それが
- 何かを要求している
- 不安を感じている
- 怒りを感じている
この3種類です。
これを基準に鳴き方を細かく変えて
「嬉しい」
「悲しい」
といった今の気持ちを自分たちにわかりやすく伝えようとしてくれています。
それでは、その鳴き声による猫の気持ちを解説していきましょう。
「嬉しいときの鳴き声」
まずは、嬉しいときの鳴き声です。
猫を飼っているとこれらの鳴き声の方が聞く機会は多いと思います。
短く「ニャッ」と鳴く
「あっ、おはよう~」
猫が短く「ニャッ」と鳴いているときは、
あいさつや返事をしています。
朝、あなたと会って「ニャッ」と鳴いているようなら、それは「おはよう」と言っています。
他にも猫を呼んだときに鳴いた場合は「は~い」と返事をしています。
いずれも”親しい人に対してする鳴き方”なので信頼されてると思っていいでしょう。
あなたを見ながら「ニャァオ」と鳴く
「かまってちょ~だい」
あなたの方を見て「ニャァオ」という感じで鳴いていたら、
あなたにかまってほしくて甘えようとしています。
子猫が母猫を呼ぶときにも出す鳴き声なので、
あなたに向けてこの鳴き方をするということは”信頼されている証”です。
いっぱい撫でたりしてかまってあげましょう。
ただし、撫ですぎるとウザがられるので見極めが肝心です(笑)
ごはんを食べながら「ウニャウニャ」と鳴いている
「美味っ!これ超美味いっすわ~」
ごはんを食べながら「ウニャウニャ」と鳴いているのを見たことありませんか?
そのときは
食べてるごはんが美味しくて思わず声が出てしまっている状態です。
「いつも食べているごはんなのに今日は鳴きながら食べている」という場合はよほどお腹が空いていたということでしょう。
しかし「鳴きながら器用に食べるな~」と思います。
人間なら口にものが入った状態でしゃべるのはマナー違反ととられますけどね(笑)
撫でたりしたときにのどを「ゴロゴロ」鳴らす
「・・・(めっちゃ落ち着く~)」
これは猫を飼ったことがない人でも知っているような鳴き方ではないでしょうか。
まあ、”鳴いている”というよりも”鳴っている”という方が正しいかもしれませんけど。
猫がとてもリラックスしているときに出てしまう鳴き声です。
子猫が母猫に「おっぱいちょ~だい」や「元気だよ」といったことを伝えることもあるようです。
また、ゴロゴロ音には「自己治癒能力を高める」といった効果もあります。
なので、何もないのにゴロゴロ音を出しているようだと体調不良やケガをしている可能性がありますので注意しましょう。
じつは、猫の出す「ゴロゴロ」には人間にも効果があるんです。
詳しくはこちらで解説していますので参考にしてみてください。
あなたに向けてニャ~と鳴く仕草だけをする
「誰よりもあなたを信頼してるよ~」
猫がニャ~と鳴いているようなのに何も聞こえない。
「自分の耳がおかしくなったのか」「猫が声を出せなくなったのか」と慌ててしまいそうですが、ちゃんと意味のある猫の鳴き方のひとつです。
通称
「サイレントニャー」
と言われているこの鳴き方は”声が出ていないのではなく”
人間の耳では聞き取ることのできない周波数で鳴いているんです。
だから、実際にはちゃんと鳴いてます。
聞こえないだけで。
その意味としては「絶大の信頼」です!
子猫がいちばん信頼して甘えることができるのが母猫。
その母猫に対してする鳴き方なので、あなたに向けてやっているということは
母猫と同じくらいの信頼を勝ち得ているということになります。
自分を誇りましょう!
「イヤなときの鳴き声」
続いてイヤな気持ちになっているときの鳴き声です。
猫は怒りの感情表現は豊富なのでいかにも”機嫌が悪い”といったような鳴き声が多くあります。
何かの要求をしているとき以外は、聞こえたらそっと遠くから眺めておくだけにしておきましょう。
口を閉じたまま「ウー」と鳴いている
「近寄んな!あっちいけ!」
口を閉じたままの状態で「ウー」と唸るように鳴いているときは
相手を威嚇しているときです。
「近寄ってほしくない」
という感じで警戒をしているので、ムリに近づいたり触ろうとしたりすると威嚇から攻撃へと変わってしまう可能性があるので要注意。
猫同士でケンカになりそうなときや慣れてない人が来たときなどに出すことが多いです。
「シャーッ!」と強く鳴く
「敵だな!どこからでもかかってこい!!」
これも猫の鳴き声としては多くの人が知っている鳴き声ですね。
完全に相手に対して敵意をむき出しにしている場合に出す鳴き声です。
この鳴き声を出しているときに手の届く範囲に入ろうものなら即座に殺意を込めたネコパンチが飛んできます(笑)
猫同士でケンカの始まりの合図として出すことが多いですが、飼っている猫が家の人に対してするような場合は
「自分の方が上位ランクなんだぞ」
と思っている可能性があります。
「フギャーッ!」と叫ぶように鳴く
「痛ってーーーー!!」
しっぽを踏まれてしまったときなど、
強い痛みを感じたときに出る鳴き声です。
ケンカのときなどに聞こえてきたらケガをした可能性があります。
よく確認しましょう。
また、しっぽはとても繊細です。
誤ってしっぽを踏んでしまったときもおかしな様子はないかしっかりと観察しましょう。
「ニャッ」と強く大きく鳴く
「もういいって!やめてくれ!」
短く「ニャッ」と鳴くとあいさつや返事をしていると言いましたが、
同じ「ニャッ」でも、
声のトーンが強く大きな声で鳴いてたら「不満がある」という気持ちになります。
撫でたりしているときに「ニャッ」がどんどん強くなっていったら
「もう撫でなくていいって!」
とウザがられています。
続けているとそのうち手に噛みついたりするおそれがあります。
ご注意を。
1匹で「ウミャ~ウミャ~」と鳴いている
「どうしたらいいの~、助けてよ~」
猫が1匹で「ウミャ~ウミャ~」と鳴いているようなときは、
不安を感じてどうにか助けてほしいと思っています。
- 「同居していた猫が亡くなったとき」
- 「引っ越しなどで生活環境が大きく変わってしまったとき」
などにストレスや不安を感じてこのような鳴き声を出すことがあります。
そばにいて撫でてあげたりと、しっかりケアをしてあげて不安な気持ちを取り除いてあげましょう。
「その他の鳴き声」
最後に欲求や要求などの気持ちが込められた鳴き声です。
よく聞くような鳴き声もあれば、聞いたことがないような鳴き声もあると思います。
「ニャ~~~~~」と長く鳴く
「早くこれやって~!」
「ニャッ」や「ニャァオ」のように短く鳴くのではなく
「ニャ~~~~~」というように息の続く限り鳴く”ロングブレスニャー”の場合があります。
この鳴き声を出すときは
あなたに対して何かをしてほしいと強めに思っているときです。
例えば、
ごはんの容器の前で鳴いていたら
「ごーはーんー!」と訴えていますし、
ドアの前で鳴いていたら
「開ーけーてー!」と訴えています。
何をしてほしいのか、場所と状況をよく見て願いをかなえてあげましょう。
ウチの猫も、留守番をさせると帰ったときには玄関まで出てきて
「ニャ~~~~~」
と、いつまで続くのかと思うくらいの長いニャ~が出ます(笑)
「アオ~ン」と鳴く
「うおぉぉ!たぎるぜ~!」
猫が「アオ~ン」と鳴いているときは発情しているときです。
発情により落ち着かなくなってたぎる気持ちを表した鳴き声が「アオ~ン」です。
発情の場合は去勢をすれば治まると思いますが、
深夜にウロウロしながら鳴いている場合は遊び足りなくて不満が爆発しそうな状態です。
普段からいっぱい遊んであげるようにしましょう。
また、シニア猫の場合は「認知症」の可能性もありますので、よく観察してみましょう。
「カカカカッ」と窓に向かって鳴いている
「エモノだ~!獲りたいけど獲れない~!!」
猫が窓に向かって「カカカカッ」と鳴いていたら
窓の外に鳥や虫などの獲物をみつけて興奮しているときです。
「クラッキング」
と呼ばれるもので、”獲物を捕まえたいという欲求”と”それをできないもどかしさ”を表した鳴き声です。
完全室内飼いの猫で見られることが多く、初めて鳴いてるのを見たときは何かの病気かとビックリすることと思います。
このクラッキングは同じネコ科の動物の中でも猫にしか出すことのできない特殊な鳴き声で、猫がする理由や意味は今のところ完全には解明されていません。
ごはんを食べるときに「ナウンナウン」と鳴く
「何かお腹の辺が気持ち悪い気がするな~」
猫がごはんを食べるとき「ウニャウニャ」鳴きながら食べていると「美味しい」という気持ちですが、
「ナウンナウン」といったように鳴いていると
消化不良を起こしている可能性があります。
頻繁に鳴いているようなら動物病院へ連れて行きましょう。
猫が鳴く理由はあなたと話がしたいから?
猫はもともと単独で暮らす動物のため本当なら鳴く必要はありません。
猫同士でのコミュニケーションも
- 「鼻をくっつけ合う」
- 「ゆっくりまばたきをする」
といった体を使ってするものが多く、鳴き声でお互いの意思の疎通を図ることはほとんどありません。
群れをつくらない猫は、敵にみつかるのを防ぐためによけいな声を出さないというのが鉄則です。
鳴き声を出すとしたら
- 「子猫が母猫に甘える」
- 「縄張り争いで威嚇しあう」
- 「発情期に入った」
くらいのものなんです。
ではなぜ猫は人間に対しては鳴くのでしょうか?
結論から言うと、それは”飼い猫だから”です。
自分のお世話をしてくれるあなたとコミュニケーションをとるために鳴いている
ということです。
あなたという”信頼できて守ってくれる存在”がいるから、猫は
「居場所が知られてもべつに構わない」
と言わんばかりに鳴いてコミュニケーションをとっているんです。
愛猫にとってあなたは「母猫と同じような存在」ということですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「鳴き声で伝える猫の気持ちと猫が鳴く理由」について解説させていただきました。
猫の鳴き声にはホントにいろいろな気持ちが込められていましたね。
けど、伝えられている側のあなたが何もわかっていなければ猫にストレスを与えるだけになってしまいます。
猫との絆をより深めるためにも猫の気持ちを理解してあげれるように頑張っていきましょう。
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。