こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
この記事では
高齢のシニア猫が食欲不振になったときの経過時間による危険度や可能性のある病気と病気以外の原因や対処法
について触れてるニャ!
あなたの家では
「飼っている猫が食欲不振になること、多い方ですか?」
飼っている猫が食欲不振で食べなくなると心配になりますよね?
それが高齢のシニア猫ならなおさらです。
「高齢なんだから食欲が落ちてしまうことはある」
それはわかっているけど...昨日までと違う様子に病気の不安も出てきてしまう。
とはいえ「高齢=食欲は落ちる」という考えから病院にも連れて行きづらい。
ということで今回は
- シニア猫の食用不振!どのくらいだと危険なの?
- シニア猫が食欲不振になる病気とはどんなもの?
- 病気じゃないけど食欲不振!考えられる原因と対処法
について解説させていただこうかなと思います。
一時的なものであれ、体調不良のものであれ、食欲不振なのはシニア猫の体にも自分たち飼い主の心にもあまりよくないものです。
早めに解消してあげれるようきちんとした対応をしてあげましょう。
シニア猫の食欲不振!どのくらいだと危険なの?
猫はもともと食欲にムラがあると言われているので
- 「朝、ごはんも食べずに寝ている」
- 「いつもは3回食べるのに今日は2回しか食べない」
といった程度なら、とりあえず問題はありません。
特に、飼われているような猫は食事を確保できない心配がないため
「今食べないと次にいつ食べられるかわからない」
といった考えがないので、気分によって残したり食べなかったりします。
では、どのくらいの時間食欲不振で食べなかったら危険になってくるのでしょうか?
24時間以上の食欲不振は注意を、36時間以上になると危険
高齢のシニア猫に限らず、1歳以上の猫は
”24時間以上”食べない時間が続いたら体調不良の可能性がある
ということのようです。
そのため、24時間以内に何かしらのものを食べているようならとりあえず問題はないと思われます。
ただし36時間以上、特に太っている猫がそれだけの時間を何も食べずに過ごしてしまった場合「肝リピドーシス」という病気になる可能性が高まります。
いずれにしても「食欲不振」は
”24時間以上”であれば病気を疑い、危険な状態と判断するタイムリミットは”36時間まで”
と覚えておきましょう。
ただし、食べない時間が短いとしても「嘔吐や下痢を繰り返す」、「明らかに具合が悪そう」な状態であればすぐにでも動物病院へ連れていくようにするのニャ!
食欲不振の場合は”体重の変化”に注意しておこう
高齢のシニア猫が食欲不振でキャットフードを食べないときは、
”体重の変化”に十分気をつけておきましょう。
病気などで体調が悪くて食欲不振になっている場合、体重が減っていくことが多いです。
それと、猫の体重の変化を見るときには
”減った量”ではなく”減った割合”
を意識するようにしましょう。
猫の体は小さく、体重が減ったとしても数百グラムといったくらいになるため、
「この程度なら問題ないかな」
と思ってしまいがちです。
しかし、体重が4㎏か5㎏くらいの猫が短期間で数百グラム減ったとしたら、その割合はかなり大きなものになります。
人間の体重変化と同じ感覚で捉えてしまわないように注意するのニャ!
シニア猫が食欲不振になる病気とはどんなもの?
シニア猫に限らず、猫が病気になったときに食欲不振に直結するようなものとして考えられるのは主に
- 「消化器系」の病気
便秘や軟便、腸閉塞、慢性胃炎、巨大結腸症など - 「肝臓・腎臓」の病気
脂肪肝、肝炎(急性・慢性)、肝硬変、腎臓病など - 「感染症」
猫風邪、猫ヘルペスウイルス感染症、猫白血病など - 「その他」
口内炎、歯周病、熱中症など
と、少し挙げただけでもいろんなものがあります。
食欲が無いとなると、真っ先に疑うのが「消化器系」の病気になります。
お腹に違和感があるのにごはんをがっつこうとは思いませんからね。
「肝臓や腎臓」、「感染症」の場合には、病気による全身のダルさから食欲が出ないという状態になります。
また、「口内炎」や多くの猫がなると言われる「歯周病」なんかは、食べることで口の中が痛むということから、食べること自体を嫌がるようになります。
いずれにしてもシニア猫が食欲不振になった場合には、嘔吐や下痢、発熱など「何か他の症状は出てないか?」ということをしっかり確認するようにしましょう。
「猫のかかりやすい病気」についてこちらで詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
中には、「命に関わる病気」もありますので、他の症状も見られた場合にはすぐに動物病院へ連れていった方がいいです。
病気じゃないけど食欲不振!考えられる原因と対処法
「他の症状は出ていないし検査したけど病気じゃなかった」
といった場合には”食欲不振になる他の原因”があると考えられます。
最後に、食欲不振になる原因とその対処法について解説していきましょう。
食べているフードに飽きてしまった
意外と多い理由がこれです。
長いこと同じフードを食べ続けていると、どうしても飽きてしまうことがあります。
ましてや飼い猫の場合は、食べるものの心配がないため気に入らなければ無理して食べようとしません。
でもこれが原因の場合は少し期間が経てばまた食べ始めることも多いので、それまでの間は「ふりかけで味変する」などちょっとしたアレンジでつないでいく方法が良いと思います。
こちらで「食べない場合の対処法」や「猫のふりかけ」について解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
ただし、「それまでのフードに完全に飽きてしまって見向きもしなくなった」という場合だとフードを変えるしか方法はないでしょうね。
「シニア猫用のおすすめフード」はこちらで紹介していますので、代わりを選ぶ際の参考にしてみてください。
動くことが減ったためお腹が空かない
高齢のシニア猫になると体の衰えから
「動くことが減ってきて寝てばかりの毎日」
になることが多くなります。
もともと猫はよく寝る動物。
若い猫でも1日16時間くらいは寝ているし、高齢のシニア猫になれば20時間くらい寝てることも珍しくはありません。
そうなると食べませんよね?お腹が空いてないんだから
でもお腹が空いてないとはいえ、食べないのは健康に良くありませんし、寝てばかりなのも体の衰えるのを速めてしまいます。
そこで
シニア猫になったころからは意識的に運動をさせる
ようにしましょう。
適度に運動をすればお腹も空きますし、「血流が良くなる」「筋肉の維持」といったことにも効果が期待できます。
「シニア猫の運動」についてはこちらで詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
ただし、シニアの世代になった猫に激しい運動は逆効果ニャ!
運動は”適度”にするようにしておくのが良いのニャ!
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「シニア猫の食欲不振」について注意する時間や可能性のある病気などを解説させていただきました。
今回の内容をまとめると
- 猫はもともと食欲にムラがあるので少しくらいなら問題ない
- 24時間以上食べないようだと病気を疑い36時間を過ぎると危険になるので判断はそれまでにする
- 食欲不振のときは体重の変化に気をつけておく
- 食欲不振になる病気には「消化器系」「肝臓・腎臓」「感染症」など多くのものがある
- 病気ではないけど食欲不振なときには「フードに飽きた」「動かないのでお腹が空かない」などの理由が考えられる
といったところでしょうか。
ごはんは猫にとって楽しみなことのひとつです。
その楽しみが嫌なことにならないよう、日々の暮らしの中で気を使ってあげることが大切だということですね。
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になれば幸いです。