こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
この記事ではこんなことに触れています。
- 猫がふみふみをする理由
- 猫のふみふみの効果・効能と気をつけたい行動
猫のふみふみ、飼われている方なら一度は経験したことあるんじゃないでしょうか?
「あれ、悪魔的なカワイさですよね!」
え?されたことない?
もったいない! 猫を飼っているからには1度はされた方がいいですよ!!
ふみふみをしているときの猫はまさに天使です!(どっちなんだ(笑))
ただ、あのしぐさの理由、みなさん知っていますか?
猫のほうも何の理由もなしにあんなに一心不乱にやってません。
そこにはする理由とすることで得られる効果・効能があるんです。
ということで今回は
- 猫が寝る前にふみふみをするのは何の意味があるの?
- ふみふみに含まれる効果・効能
- ふみふみする猫としない猫がいるのはどうして?
といったことについて解説させていただこうかなと思います。
これを読めば、あなたもふみふみをさせたくなるはずです。
猫が寝る前にふみふみをするのは何の意味があるの?
猫のふみふみ、一心不乱にやっていたかと思えばコテンと眠りに落ちてしまう。
寝る前にいつもやっているようだけど、何の意味があるのでしょうか?
そもそも、あのしぐさは寝る前だけのしぐさではありません。
猫をよく観察していると、飼い主さんのヒザの上に乗ってきたときとか、柔らかい毛布やクッションの上に乗ったときとか、他の場面でもやっていることがあると思います。
もともとは子猫が母猫からおっぱいをもらうときに、ふみふみしていっぱい出てくるようにするためのしぐさなんです。
なので、よく見ると、手を開けたり握ったりして、揉んでいるようなしぐさをしていると思います。
つまり、大人になった猫には必要のないしぐさだということです。
でも、大人になってからもふみふみしている猫はいっぱいいますよね。
それは子猫のときの名残で、やわらかくてフワフワしたものに触れると、母猫に包まれていた時の安心感や心地よさを思い出し、思わずふみふみしてしまっているということなんです。
カンタンに言えば「甘えていたい」ということです。
愛猫があなたの体の上でふみふみし始めたら、思いっ切り甘えさせてあげましょう。
ふみふみに含まれる効果・効能
猫のふみふみは他にも「にぎにぎ」や「ぐーぱー」などとも呼ばれ、英語では
「kneading(ニーディング)」「milk tread(ミルクトレッド)」と言われています。
その効果・効能にはいくつか種類がありますので、解説していきましょう。
心から安心できるリラックス効果
子猫のときの、母猫のお腹でおっぱいを飲んでいた心地よさや安心感といったことを思い出しているので、リラックスできる効果があります。
中には、リラックスしすぎて”心ここにあらず”の状態になって、よだれを垂らしてしまっている猫もいます。
飼い主さんの体でするようなときは、甘えています。
お腹の上でするようだと、お腹の肉がぷよぷよで気持ち良いと思われていることも(笑)
夢の世界へと誘う
何も考えず一心不乱にやりながら、リラックス効果もあるため、だんだんと眠気を誘ってきます。
ふみふみをしながら目がトロンとして閉じていき、ふみふみの速度が遅くなり、最後にはそのまま眠りに落ちてしまうことが多いです。
子猫なんかだと眠ったままふみふみの動作をしていることも(笑)
気持ちが落ち着いてよく眠れるため、寝る前のルーティンワークとしている猫もいます。
「自分のものです」アピール
猫は足の裏にも「臭腺」というニオイを出す器官があります。
ふみふみをしてニオイをつけることで、「これは自分のものだ」と周りにアピールする意味があります。
飼い主さんに対してする場合も自分のニオイをつけて「この人は自分だけの大切なものなんだ」とアピールしているということです。
ただ、他にも「自分の方が上だ」とマウンティングの意味もあったりするので、どちらの意味でやっているかは...猫にしかわかりませんね(笑)
ストレスや不安を解消させる
気持ちを落ち着かせ、リラックスできることから、ストレスや不安を解消しようとしているときにもふみふみをすることがありますが、この場合は注意が必要です。
そういった場合には毛布やタオルといったものを吸ったり、かじったりしながらやっていることが多いのですが、これは
「ウールサッキング」と呼ばれる行為で”猫の異食行動”のひとつです。
見た目にはとてもカワイイのでそのまま見ていてしまいそうですが、毛布やタオルの欠片、繊維などを猫が飲み込んでしまうことが多いです。
飲み込んだものが吐き出されればまだいいですが、腸に絡まったり詰まったりして「腸閉塞」を起こしてしまうおそれが高いです。
ウールサッキングを見かけた場合は、すぐに止めさせたうえで、またしないように原因となっているもの(ストレスや不安を感じているなら何に対してか)を突き止める必要があります。
発情期のサイン
普通は前足でふみふみをしていると思うのですが、これを後ろ足でやっていた場合は
「発情期に入っているサイン」です。
去勢・避妊手術をしていない猫にみられるふみふみで、同時に腰をカクカクと動かすようなしぐさもします。
交尾したくてもできないような状態が続くと、猫にとって大きなストレスを抱えるようになります。
これから先も子猫を生ませる予定が無いのであれば、去勢・避妊手術をすることをオススメします。
その方が、猫も長生きしやすいですしね。
去勢・避妊手術について時期やかかる費用など、こちらで解説しています。
ぜひ参考にしてみてください↓
猫の避妊・去勢手術は飼い主のエゴ?それでもするべきな理由を解説
ほんわかと癒されて時間のたつのも忘れて見てしまう
これは飼い主さんに対する効果・効能でしたね(笑)
ふみふみを自分のところに来てされると、カワイ過ぎてこっちまで癒され、リラックスできてしまいますよね。
思わず、撫でたり、ギュッとしたりしてしまいそうですが、猫の方は集中して一心不乱にやっているので、ジャマしないようにしてあげましょう。
また、時間のたつのも忘れて見てしまうため、用事がある場合には気をつけてくださいね(笑)
ふみふみする猫としない猫がいるのはどうして?
すべての猫がふみふみをするように思われているかもしれませんが、決してそうではありません。
中には、一切ふみふみをしない猫もいます。
そういった猫は子猫のときにしっかりと親離れができていることが多いです。
母猫は子猫が固形物を食べられるようになってくると、乳離れを促し、子猫がふみふみをしてきても追い払うようになっていきます。
そのため、子猫はふみふみをする理由がなくなり、しなくなっていくということです。
逆に何歳になっても、甘えるときにふみふみをするような猫は親離れが早かった可能性があり、幼児性がなくならないことが多いです。
また、猫の性格でも違い、自分に自信があって強い猫はふみふみをしない傾向にあるようです。
ふみふみをするかしないかで何か異常があったりするわけではないので、する猫には思う存分させてあげ、しない猫には他のやり方で甘えさせてあげましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は猫のふみふみについていろいろ解説させていただきました。
ふみふみのまとめとしては
- 猫がふみふみをするのは子猫のときの名残で、もともとは母乳を出しやすくするための行動
- ふみふみで得られる効果・効能として「リラックス」「眠気を誘う」「ストレス・不安解消」「マーキング」「発情時のサイン」といったものがある
- ウールサッキングをしている場合はすぐに止めさせるようにする
- ふみふみをする猫としない猫がいるのは、親離れがきちんとできているかどうかや性格といったことの違い
といったところでしょうか。
ふみふみしながら甘えられるとカワイらしくてしかたないですよね。
ただし、服や毛布などがほつれたり、穴が開いたりしてしまうかもしれませんが、それは自己責任で(笑)
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。