こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
この記事ではこんなことに触れています。
- キャットフードの種類と特徴
- キャットフードをあげるときの注意点
あなたは
「キャットフードにどのような種類があるか知っていますか?」
今や、犬や猫などのペットは私たちの生活の中にいてあたりまえの感じになっています。
そういった背景から、昔に比べて猫のキャットフードひとつとってもさまざまな種類のものがペットショップやホームセンター、ネットショップなどで売られています。
その種類の多さに猫を飼い始めた人からすれば
「何を買えばいいのか分からない!」
となってしまうこともあるでしょう。
ということで今回は
- まずは「キャットフード」がどんなものかを知ろう
- キャットフードの種類と特徴
- キャットフードをあげるときの注意点
について解説させていただこうかなと思います。
どんなものがあるか知っておくことで、飼っている猫に合うキャットフードを選びやすくなることと思います。
まずは「キャットフード」がどんなものかを知ろう
猫にあげるキャットフードには
年齢や状況に合わせていろいろなもの
があります。
人間でいうところの
- お米などにあたる「主食」になるもの
- お菓子などにあたる「おやつ」になるもの
といった感じです。
他にも「肥満対策」のフードや「病気対策」のフードなどありますが、それら細かい種類は後で解説するとして
キャットフード全体を大きく分けると
- ドライフード
- ウェットフード
の2種類になります。
まずはこのドライフードとウェットフードの違いから解説していきましょう。
「ドライフード」の特徴
ドライフードとはいわゆる「カリカリ」と言われるもので、
水分をあまり含んでいないので固く、見た目にはスナック菓子みたいなフードです。
- 「総合栄養食」となっているものが多く”猫の主食”になりやすい
- 乾燥しているためきちんと密閉すれば長期保存ができる
- 硬い食感でアゴを鍛えたり、歯石を取り除いたりできる
ただし、猫はもともと水分をあまりとらない動物です。
そのためドライフードだけでは十分な水分をとることができません。
ドライフードをあげるときは必ず横に水を用意してあげて猫が水分不足にならないように注意してあげてください。
また、開封後はどんどん”酸化”が進み傷んでしまうためきちんとした方法で保存しておかないといけません。
※開封前でも保存の状況によっては酸化が進みます。
こちらで「キャットフードの保存方法」について解説していますので、合わせて参考にしてみてください。
「ウェットフード」の特徴
ウェットフードはドライフードとは反対に水分が多く魚のにおいや肉の食感が残っているフードです。
- 水分が多く含まれているので食事から水分補給ができる
- 柔らかいので歯やアゴの弱い子猫や高齢猫でも食べやすい
- 1食分ごとにパウチや缶詰に入っているので鮮度が良く食いつきがいい
しかし、食べかすが口の中に残りやすかったり、歯石がくっつきやすくなるため口臭の原因となることがあるので、ウェットフードをあげるときはそれらのことに注意しましょう。
また、ドライフードに比べ「総合栄養食」になっているものが少なく、1食ごとに分けられているのでゴミが増えやすいです。
キャットフードの種類と特徴
キャットフードは大きく分けるとドライフードとウェットフードの2種類に分けられると言いましたが、実際に猫にあげるときにはその役割や猫の状態などにより、さらに細かく分類して考える必要があります。
その分類とは
- 総合栄養食
- 療法食
- 一般食
- おやつ
になります。
それでは、どういうものでどういう時にあげるのかひとつずつ解説していきましょう。
総合栄養食
総合栄養食とは、
猫に必要な栄養素がすべて入っているキャットフード
のことです。
なので、総合栄養食のキャットフードと水をあげれば猫の健康を維持できるようになっています。
毎日の主食としてあげるものは「総合栄養食」と書かれているものを選ぶようにしましょう。
さらに、猫の健康のことを考えるのならば少し値段は高くなってしまいますが、
「グレインフリー」
と書かれているものを選びましょう。
グレインフリーとは穀物を使用していないキャットフードのことです。
猫は本来肉食の動物であるため穀物は消化・吸収しにくい体になっています。
しかし、一般的に売られているキャットフードにはコスト削減などの理由から穀物が使用されているものが多いです。
猫にとっては摂らなくていいものであるうえに摂りすぎると”吐き戻し”の原因に、ひどくなると”アレルギー”や”病気”の原因にもなることがあります。
一般的なキャットフードが悪いというわけではありませんが、より猫の健康を考えた場合、総合栄養食でグレインフリーのものを選んだ方が良いと思います。
主食としてあげれる「年代別のおすすめフード」についてはこちらで紹介していますので参考にしてみてください。
療法食
療法食とは、
猫のさまざまな病気や体調維持のための対策用キャットフード
といったものです。
例えば、
- 去勢・避妊手術をした後は太りやすくなるためカロリーを抑えた
「去勢・避妊後用」 - 猫がなりやすい病気のひとつである尿路疾患の対策として作られた
「尿路疾患用」
といったものがあります。
他にも毛玉対策として食物繊維が含まれているものとかもありますので、飼っている猫がそういった病気などにかかりやすい体質の場合はこういった療法食をオススメします。
ちなみに自分は、昔飼っていた猫が腎不全になってしまったということもあって、今の猫には「腎臓ケア」のフードを毎日の主食としてあげていましたし、高齢になった今は吐き戻しが気になるので「消化ケア」のフードをあげています。
詳細はこちら
一般食
一般食は
人間でいうところの”おかず”にあたるようなもので、食いつきを良くするために総合栄養食に混ぜたりするキャットフード
です。
なので、一般食をあげているだけでは猫は十分な栄養を摂ることができません。
嗜好性が高く食いつきがいいのであげると喜んで食べると思いますが、それだけをあげ続けていると栄養が偏り体調を悪くしてしまうおそれがあります。
人間でもバランスのいい食事をせず、好きなものばかりを食べる「偏食」をしているとどこか体が悪くなっていくでしょう。
それと同じです。
なので、あげるのは構わないのですが決して主食としてあげないようにしましょう。
パッケージの裏面などに総合栄養食か一般食かきちんと書かれているので購入の際はよく確認するようにしてください。
おやつ
おやつは
人間と同じく猫にとっても”娯楽”のような感じのキャットフード
です。
「CIAOちゅ~る」などに代表されるようなとても嗜好性が高いもので、あげればいくらでも食べてしまいます。
そのためついついたくさんあげてしまいがちですが、おやつはカロリーが高めのものが多くあげすぎてしまうと肥満へとつながってしまうため注意が必要です。
なので、
おやつをあげるのであれば主食となるキャットフードを減らす
といったことを心掛けて1日の摂取カロリーが多くなりすぎないように気をつけましょう。
キャットフードをあげるときの注意点
毎日のキャットフードをあげる時やキャットフードを切り替える(普通から肥満用など)時にはちょっとした注意点があります。
たいしたことではないですが、それらを気をつけることでより猫が健康に過ごせるようになると思います。
それでは解説していきましょう。
体重、体型に応じた適切な量をあげる
キャットフードをあげるとき、
目分量で適当にあげていませんか?
猫は自分で食事量をコントロールしません。
特におやつなど嗜好性の高いものだとあげればあげるだけ食べてしまいます。
そのようなあげ方をしているとすぐに肥満体型になってしまい、病気のリスクも高くなります。
年齢や体重に応じた適切な量を毎日きちんと計って食べさせてあげるようにしましょう。
1日のおおよその目安の量は
2㎏~3㎏ : 30g~40g
3㎏~4㎏ : 40g~50g
4㎏~5㎏ : 50g~60g
5㎏~6㎏ : 60g~70g
といった感じです。
ただし、
メーカーごとに適切な量が違ってきますので必ずパッケージに書かれている分量を確認し、年齢などを考えて増やしたり減らしたりしてあげてください。
「肥満になってしまった」「理想の体重が知りたい」という場合にはこちらで詳しく解説していますので参考にしてみてください。
キャットフードを別の種類に切り替える時は少しづつ変えていく
「 キャットフードの食いつきがよくない」
または
「病気が心配だから療法食にしたい」
といった場合、それまでと違うキャットフードに変えることになると思います。
しかし、キャットフードを変える場合は
次の日から完全に全部を切り替えるといったやり方はしないようにしましょう。
急にキャットフードを変えてしまうと猫が軟便や下痢を起こしてしまう可能性があるからです。
また、ころころキャットフードを変えることは体調不良や偏食の原因にもなることがあるので注意しましょう。
「年齢や病気などでフードを切り替えたい」
という場合は少しづつ、
”7日~10日”ぐらいかけて切り替えていくようにしましょう。
具体的な例をあげると、10日で切り替える場合、
初日は今までのキャットフードに10%変える予定のキャットフードを混ぜてあげるようにします。
その後、「2日目には20%」、「3日目には30%」と
1日ごとに10%ずつ割合を増やしていって
10日目にすべて切り替わるようにしていくといいと思います。
置きエサはなるべくしないようにしよう
猫を飼っている方の中には「仕事の関係で日中は誰もいない」といった場合や「猫がいつでもご飯を食べれるように」といったことで
置きエサ
をしているところもあると思います。
しかし、
猫のことを考えるなら置きエサはなるべくしない方がいいでしょう。
置きエサをしていると
「ドライフード」・・・酸化してしまい香りや味が変わる
「ウェットフード」・・乾燥してカピカピになってしまい風味が飛ぶ
といったデメリットしかありません。
自分の家でも置きエサをしていたのですが、時間が経つと入っているカリカリには見向きもしなくなり「新しいごはん入れて」といった感じで催促されていました。
また、冬場はまだいいですが夏場にはハエなどが寄ってきたりして衛生的にも良くありません。
それに複数頭飼っている場合はどの猫が食欲がないといったことがわからないため病気の発見が遅れる可能性もあります。
置きエサをしていると好きなときに勝手に食べてくれて確かに楽なのですが
猫の健康を害するおそれがある
のでなるべくしないようにしましょう。
日中はどうしても無理だという方もいるでしょう。
その場合は少々お金はかかってしまいますが、
「猫の自動給餌マシン」
がありますので買ってみることを考えてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は猫飼い初心者さんに向けて「キャットフードの種類」について解説させていただきました。
”猫のごはん”というだけでもいろんな種類があるもんだなと思ったでしょう。
この記事の内容をまとめると
- キャットフードには大きく分けて「ドライフード」と「ウェットフード」がある
- キャットフードには「総合栄養食」「療法食」「一般食」「おやつ」に分類できる
- 食べたい分あげるのではなく体重、体型に応じて適切な量をあげる
- 別のキャットフードに変えるときは少しづつ時間をかけて変える
- 置きエサはなるべくしないようにする
といったところでしょうか。
飼っている猫は自分で食べるものが用意できないので、あなたが買ってきたキャットフードしか食べるものがありません。
猫のことを考えておいしく健康にいいキャットフードを選ぶように心がけましょう。
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。