こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
この記事では
キャットフードの正しい保存の仕方とフードストッカーを選ぶポイントやおすすめ
について触れてるニャ!
あなたの家では
「キャットフードをそこらに置きっぱなしにしてないですか?」
もしかしたらその置きっぱなしのキャットフード、”劣化”しているかもしれませんよ。
キャットフードは開封後はもちろん、開封してなくても置いてある状態によっては徐々に傷んでいってしまいます。
傷んだフードを食べれば当然ながら猫の身体によくないですし、本来摂れるべき栄養素まで摂れなくなってしまいます。
それを解決し、長く新鮮にフードを保つためにあるのが
「フードストッカー」
というものです。
ただしこのフードストッカー、
「適当に選んで中にフードを入れておけば大丈夫」
なんてものではありません。
きちんと特徴を把握し、きちんと選ぶ必要があるんです。
ということで今回は
- キャットフードは「酸化」が保存するときの最大の敵
- キャットフードの保存は3つのポイントを意識しよう
- 保存に最適!「フードストッカー」の特徴とおすすめ6選
について解説させていただこうかなと思います。
「猫の健康は毎日の食事から」
ということで新鮮で美味しい食事を提供してあげれるようにしてあげましょう。
ちなみに中に入れるキャットフードはこちらで「年代別のおすすめフード」を紹介していますので、あわせてご覧になってみてください。
キャットフードは「酸化」が保存するときの最大の敵
キャットフードに含まれる猫にとって大事な栄養素でもある「脂質」は酸素に触れることで”酸化”をし始めます。
酸化したキャットフードは
- 苦味が強くなり味が落ちる
- ニオイが薄くなる
- 栄養価が落ちてしまう
といった変化が起きてしまい、猫にとって何一つ良いことの無いものになってしまいます。
しかもキャットフードにとってこの酸化がいちばん厄介なもので、脂質が酸化してしまうと
「過酸化脂質」
という悪玉コレステロールへと変化し、それを猫が摂取してしまうことによって
- 動脈硬化
- ガン
- アレルギー
の原因になると言われています。
そんなキャットフードでは例え「総合栄養食」であってもきちんとした栄養が摂れず
猫の健康維持にまったく役に立たない
どころか
毎日病気の原因となるものを与え続けている
ことになります。
毎日のごはんが病気の原因になってしまっては本末転倒なのニャ!
キャットフードの保存は3つのポイントを意識しよう
キャットフードの酸化を防ぎ、少しでも長く品質を保つためにはきちんとした方法で保存しておくことが重要になります。
とはいえそんな難しいことではなく、保存するための”3つのポイント”をおさえておけば大丈夫です。
それでは「開封前」のものと「開封後」のものに分けて解説していこうと思いますが、その前にあげるべきキャットフードが猫にきちんと合ったものでなければ意味がありません。
”開封前”のキャットフードを保存しておく3つのポイント
開封前だと
「密閉されているから大丈夫だろう」
と安心して適当に置いてしまいそうですが、きちんとした方法で保存しておかないと開けたときすでに劣化してしまっている可能性があります。
開封前のキャットフードを保存するポイントは
- 高温多湿・直射日光を避けよう
- 風通しが良く涼しい場所に置こう
- 冷蔵庫に入れないようにしよう
この3つになります。
ひとつずつ解説を加えていきましょう。
高温多湿・直射日光を避けよう
例えドライフードであってもまったく水分がないというわけではありません。
高温多湿になりやすい場所、
- 「キッチンの下の収納」
- 「洗面所などの近く」
に置いておくと湿気たり酸化が進んだりしてしまいます。
また、直射日光が当たるような場所も避けた方がいいです。
密閉されているとはいえ、直射日光に当たることで中の温度が上昇し、フードの酸化を進めてしまうことにつながります。
風通しが良く涼しい場所に置こう
上で言ったことと少し被るかもしれませんが、キャットフードは
部屋の温度をできるだけ一定(38℃以下)にして保存すること
が大切になります。
温度変化が激しいと
- 湿気てしまう
- カビが発生してしまう
といったことがあるので「広い部屋の日の当たらないところ」など1日通して温度変化の少ない場所を探して保存するようにしましょう。
冷蔵庫に入れないようにしよう
普通に考えれば
「冷蔵庫に入れておけば傷まず長持ちするだろう」
と思いますよね。
しかし、
冷蔵庫に入れておくと扉の開け閉めなどにより袋の中で急激な温度変化が発生してしまう
ようになります。
すると袋の中で”結露”が生じてしまい、また未開封で密閉されているため乾燥させることができず、
- 湿気てしまう
- カビが発生する
といったことになるので、冷蔵庫に入れて保存するのは止めておいた方がいいでしょう。
”開封後”のキャットフードを保存しておく3つのポイント
開封後のキャットフードはそのまま置いておくとどんどん酸化が進んですぐに劣化してしまいます。
きちんとした保存方法で品質の低下をなるべく抑え、長く持つようにしていきましょう。
開封後のキャットフードを保存するポイントは
- 高温多湿・直射日光を避けよう
- なるべく空気に触れないようにしよう
- むやみに袋から移しかえないようにしよう
この3つになります。
開封前と似たところもありますがひとつずつ解説を加えていきましょう。
高温多湿・直射日光を避けよう
開封前と同じように、開封後も
高温多湿や直射日光の当たるような場所は避ける
のが基本です。
湿気が多いような「水回りの近く」や直射日光の当たるような「窓の近く」は避けておくようにしましょう。
また開封後であれば、湿気を抑えるため袋の中に「乾燥剤」といったものを入れておくことでより劣化を防ぐことができるでしょう。
なるべく空気に触れないようにしよう
開封後のキャットフードは空気に触れることによって酸化が進みどんどん劣化してしまいます。
なので、長く品質を保つためには
なるべく空気に触れさせないようにする
ことが大切になります。
ペットフード用の「フードストッカー」などを下で紹介知っていますので、そういったものを使ってなるべく”密閉した状態”で保存するように意識しましょう。
特に「プレミアムキャットフード」と言われるものは酸化防止剤を極力少なくまたは使っていないものが多いため、より酸化が進みやすく劣化しやすくなっているので気をつけましょう。
むやみに袋から移しかえないようにしよう
キャットフードを開封した後、
- 「中身をすべて他の容器に移しかえる」
- 「小分けにしてビニール袋で保存する」
といったことをする方も少なくないと思われます。
しかし、容器の材質やビニール袋によっては
フードに味やニオイが移ってしまったり、ビニール袋の外側にフードの脂肪分が染みてしまうことがあるようです。
猫は鼻がとても良いためニオイにはとても敏感です。
フードの劣化に気をつけていたとしてもニオイのせいで食べなくなってしまったりすることもあります。
もし移しかえるのであれば、
- 密閉できる金属製かガラス製の容器
- フードの袋ごと入れれる大きな容器
といったものを選ぶようにしましょう。
保存に最適!「フードストッカー」の特徴とおすすめ6選
キャットフードを保存するときに気をつけなければいけないのが
- 湿気ないようにする
- 酸化をさせないようにする
といったことになります。
そのためにはきちんと密閉できる容器
「フードストッカー」
を使うのがいちばん良いでしょう。
そのフードストッカーには主に3つのタイプがあります。
それが
- 密閉タイプ
- 真空タイプ
- フードディスペンサー
の3つです。
では、それぞれの特徴とおすすめを紹介していきましょう。
「密閉タイプ」の特徴とおすすめ
密閉タイプの特徴はこちら
「フタをしっかりと密閉することでフードを湿気などから守る」
フードの袋ごと入れれるようなものが多く、「フードの袋」と「密閉容器」の2つでよりフードを長持ちさせることができます。
プラスチックやガラスなどいろんな材質のものがあり、使いやすいのが特長です。
「アイリスオーヤマ 密閉フードストッカー」
- 2,920円(Amazon)
- サイズ:幅36,5㎝×奥行48,5㎝×高さ45,5㎝
- 材質:ポリプロピレン(本体・フタ・スコップ)、ABS樹脂(バックル)
こちらは
およそ10㎏までのドライフードを袋のまま収納することができる密閉型のフードストッカー
なのニャ!
取り出し口が広めにつくられていることもあり、フードの出し入れがしやすくなっています。
また、おまけとして1杯で200ccすくえる計量スコップがついてきます。
フタ裏部分につけられた「ゴムパッキン」と「バックル止め」によって密閉し、さらにはフタ裏部分に「除湿剤」を入れる専用のスペースもついていますので、キャットフードをしっかりと湿気から守ってくれます。
※除湿剤は別売りです。
使用期限の目安:夏場2~3か月、冬場3~4か月
「伊勢藤 ペットフードカンパニー」
- 1,180円(Amazon)
- サイズ:幅18㎝×奥行33㎝×高さ34㎝
- 材質:ポリプロピレン樹脂
こちらは
デザインやカラーが可愛らしく、普通にインテリアとしても使えるフードストッカー
なのニャ!
とはいえ、4㎏までのドライフードを袋ごと入れることが可能で、「ゴムパッキン」と「2つのバックル」によってしっかりと密閉されるのでフードの湿気対策も大丈夫です。
※付属品としてスコップがついてきます
カラーも「ピンク」「イエロー」「グリーン」の3種類が用意されているので
- 「ドライフード用とおやつ用」
- 「複数頭飼っているなら猫ごとに違う色」
といった使い方もできます。
ただ、フタが”開く”タイプではなく”外す”タイプなので頻繁に出し入れするような場合には少しめんどくさいかもしれません。
「真空タイプ」の特徴とおすすめ
真空タイプの特徴はこちら
「中の酸素を抜くことで真空状態にして”酸化”を防ぐことができる」
フードにとっていちばん傷む原因になる「酸化」を防ぐことで、いつまでも新鮮な状態をキープすることができます。
ただし、少しでも隙間があれば真空にはならないので「気づかない間に空気が入ってしまっていた」となることもあり、扱いには少し気を使うようになります。
「真空保存容器 ターンシール」
- 8,140円(Amazon)
- サイズ:幅14,5㎝×奥行14,5㎝×高さ18,5㎝
- 800g~1㎏までのフードを保存可能
- 材質:表記なし(プラスチック?)
こちらは
電池やコンセントは要らず、蓋の上につけられたダイアルを回すだけで真空状態をつくれるフードストッカー
なのニャ!
コンセントを使わないので場所を選ばずどこにでも置くことができます。
また、容器自体は「UVカット」の加工が施されているのでドライフードにとっていちばんの大敵である「酸化」をかなり抑えることができます。
汚れた場合でも
- フタ部分は「上蓋・パッキン・内蓋」と3つに分解して洗うことができる
- 容器は食洗器を使って洗うことができる
ということでそこまで手間はかかりません。
ただ、パッキンなどに粉がついてしまうと真空状態にできなくなることもあるようなので「こまめな掃除」や「粉を出さないために袋に入れる」といったことをしておいた方がいいかもしれません。
「Cielob(セーロブ) 自動真空キャニスター スクエアタイプ」
- 6,900円(Amazon)
- サイズ:幅15,6㎝×奥行17,2㎝×高さ19,5㎝
- 容量:2,5L
- 材質:ガラス(容器)
こちらは
ボタン一つで真空状態にしてくれる自動タイプのフードストッカー
なのニャ!
感知機能もついていて”常に最適な真空状態”をキープしてくれるので、
「スキマなどに気づかず、真空状態になってなかった」
といったことを防ぐことができます。
ペットフードがどのくらいの期間もつかといった表記はなかったのですが、
「ナッツ」が”4か月~6か月保存可能”となっていたのでおそらく同じくらいは大丈夫だろうと思われます。
ただ、充電式になっているのでバッテリー切れには注意が必要です。
※充電用アダプターはついてなく、「Micro BタイプのUSBケーブル」が付属されているので、充電する場所を選ぶかもしれません。
フタの部分はカラーが豊富で
- 「ホワイト」
- 「イエロー」
- 「ネイビー」
- 「グリーン」
- 「オレンジ」
の5種類があるので、用途別に色を変えてもいいかもしれません。
「フードディスペンサー」の特徴とおすすめ
フードディスペンサーの特徴はこちら
「ボタンやハンドル操作で毎回決まった量を取り出すことができる」
フードの量を計る必要がないので毎回の食事量の管理がとても楽です。
また、とてもスタイリッシュなものが多く保存容器でありながらインテリアとしても十分使えます。
ただし、汚れた場合に洗いにくいことがあるのでその辺りは少し手間かも。
「Popuppe シリアルディスペンサー」
- 2,820円(Amazon)
- サイズ:幅12,5㎝×奥行11,5㎝×高さ32㎝
- 容量:1500ml
- 材質:表記なし(プラスチック?)
こちらは
ボタンを押すだけで毎回一定量が出せるので、食事量が管理しやすいフードディスペンサー
なのニャ!
こういうタイプは密閉性に不安を感じてしまいがちですが、その辺りも特に問題はないでしょう。
継ぎ足しは上から入れるのできちんと古いフードから使うようになり、新鮮な状態をキープしやすいです。
また、壁にかけれるようになっているのでオシャレで場所をとりません。
汚れたときも分解して洗うことができるので清潔さをキープできます。
ただ、キャットフードの形がいびつなものは少し出にくいようなので、食べさせているキャットフードによっては使いにくいことがあるかもしれません。
「ゼブロ ディスペンサートリプル・ウォール・マウント WM300」
- 7,046円(Amazon)
- サイズ(全体):幅38㎝×奥行13,5㎝×高さ32㎝
- 容量(全体):3300ml(1つ1100ml、470g)
- 材質:ABS樹脂、スチール、ポリスチレン、ラバー
こちらは
壁などに3つ並べて固定することができるようになっているフードディスペンサー
なのニャ!
下についたハンドルを回すことで毎回同じ量を出すことができるので猫にあげるフードの量を管理するのに役立ちます。
見た目的には密閉性が怪しく感じますが、除湿剤や脱酸素剤を入れておけば問題ないでしょう。
汚れてもスタンド、ハンドル、容器、ラバーブレードと分解できるようになってますので綺麗に水洗いすることができます。
3つあるので「子猫とシニア猫」など年代の違う猫の多頭飼いの場合にフードの管理がしやすくなるでしょう。
壁にネジで固定する仕組みになってますが、穴をあけるのに抵抗がある場合は建築用の強力な両面テープなどを使えば問題なく固定できると思います。
その他キャットフードの保存がしやすくなるもの
その他のキャットフードの保存に役立つものはこちら
「除湿剤」や「脱酸素剤」
キャットフードの敵は「湿気」と「酸化」です。
これら除湿剤や脱酸素剤を入れておくことでフードをより新鮮な状態で長持ちさせることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「キャットフードの保存方法とフードストッカーを選ぶポイントやおすすめ」を紹介、解説させていただきました。
今回の内容をまとめると
- キャットフードは高温多湿や直射日光を避けたりしてきちんと保存する必要がある
- キャットフードは空気に触れると酸化し始めて劣化していく
- キャットフードが酸化すると悪玉コレステロールが発生して「動脈硬化」や「ガン」などの原因になる
- キャットフードが酸化すると「味が落ちる」「ニオイが薄くなる」「栄養価が落ちる」といったデメリットだらけになる
といったところでしょうか。
今回のことでキャットフードをきちんと保存することの重要性がわかりました。
正しい方法で正しく保存して、毎日美味しいごはんを食べさせてあげれるようにしてあげたいところですね。
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になれば幸いです。