クロネコあぐりのブログ

猫に関することを中心にその他自分が気になったことも発信していきます。

高齢のシニア猫が水を飲まない!起こる危険3つとできる対策4つを解説

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            水を飲まない猫のイラスト

こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。

 

この記事では
高齢のシニア猫が水を飲まないことで起こる危険と飲ませるための対策方法
について触れてるニャ!

あなたは今

「暑くなる時期に飼ってる猫、特に高齢のシニア猫が水を飲まないと心配ですよね?」

 

よく言われるのが

「猫の祖先はもともと砂漠で生活していたからあまり水を飲もうとしない」

といった言葉。

 

でも、

水を飲んで水分を体に蓄えるのは生きていくうえでとても重要なこと

です。

自分たち人間でもお腹が空くのはまだガマンできますが、ノドの渇きはガマンできないもんですからね。

暑くなってくる時期になればなおさらです。

 

特に高齢になったシニア猫ともなれば、身体の衰えや体力の低下などから

「待ってたらいつか飲むだろう」

と悠長に構えていては、先に体調を崩してしまう可能性だって低くはないです。

 

じゃあ、

どうしたら水を飲まない猫に進んで水を飲んでもらえるようになるのか?

 

知りたいのはそこですよね。

ということで今回は

  • 高齢のシニア猫が水を飲まないことで起こる3つの危険
  • 高齢のシニア猫が水を飲まない場合の4つの対策方法
  • 飲めば良いってもんじゃない!猫と飲み水に関する注意点

について解説させていただこうかなと思います。

たいしたことのないように思えてとても重要な「水分補給」

いつまでも健康で長生きしてもらうためにもしっかり管理しておきたいものですね。

 

高齢のシニア猫が水を飲まないことで起こる3つの危険

驚く猫のイラスト

高齢のシニア猫に限らず、猫が水を飲まなければ体調を崩す原因になってしまいます。

とはいえ、具体的にどんな危険があるのでしょうか?

 

まずは水を飲まないことで起こる危険から解説していきましょう。

 

水分不足から起こる危険①「脱水」

震える猫のイラスト

まずは

「脱水症状」

水分不足となると真っ先に思い浮かぶのはこれでしょう。

 

特にシニア猫の場合は

  • ノドの渇きを感じることが鈍くなっている
  • 腎臓の機能が低下していることが多く、水分が尿として出されやすい

といったこともあり、脱水症状になりやすいです。

 

また、猫は体調が悪いのを隠すのがとても上手。

特にシニア猫の場合は、体調の良し悪しに関わらず普段から寝ていることが多くなるので余計にわかりづらいでしょう。

気づいたときには重度の脱水症状になってしまっていることもあるので注意が必要ニャ!

 

実際、ウチの15歳になる猫も冬場にコタツで寝ていたときに熱さやノドの渇きを感じることが鈍っていたため、気づいたときには軽い「熱中症」と「脱水症状」になっていたことがあります。

そのときはしばらく嘔吐が続くような状態になってしまい大変でした。

 

水分不足から起こる危険②「便秘」

便秘になっている猫のイラスト

水を飲まなくなると、当然ですが体内の水分が少なくなるのでウンチが固くなり、

「便秘」

になりやすくなってしまいます。

 

「たかが便秘」と思ってしまいそうですが、猫の便秘は侮ることなかれ!

特にシニア猫の場合は筋力も衰えてきているため、ウンチが固くなると自力で出すのが難しくなってしまうこともあります。

 

最悪の場合、手術でお腹を切らなければいけなくなることもあるので、気をつけておかなければいけません。

 

「シニア猫の便秘」についてはこちらで詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。

 

水分不足から起こる危険③「病気」

体調が悪い猫のイラスト

猫が水を飲まないことでさまざまな病気を発症してしまう可能性が高くなります。

 

その中でも主に

  • 結石や膀胱炎などの「下部尿路疾患」
  • 慢性腎不全

といった病気の危険が高くなってしまいます。

 

結石や膀胱炎などの「下部尿路疾患」

水を飲まず水分が少なくなればオシッコが濃くなってしまいます

それが習慣化してしまうと膀胱の中に「結石」ができやすくなり、膀胱や尿道を傷つけてしまい

  • 血尿
  • オシッコをするとき痛む

といったことが起こります。

症状が軽ければすぐに治る病気ですが、結石が大きくなって尿道が詰まるなど重い症状になると

「尿毒症」

を発症してしまい命の危険も出てくるので気をつけなければいけません。

 

また、”結石が膀胱内を傷つける”などで「膀胱炎」を発症する危険もあります。

ひどくなるとお腹を触るだけで痛がるようになり、適切な処置をしないと

「尿道閉塞」

になって命を落としてしまうこともあるので気をつけましょう。

 

「慢性腎不全」

猫と言えばこの病気と言うくらい猫に多い病気です。

特にシニア猫のように年をとるほど発症のリスクが高くなるので注意が必要です。

 

猫のオシッコはもともと濃縮されているので、腎臓への負担が常に高い状態です。

そこへ水を飲まなくなってさらに濃縮されたオシッコになってしまうと腎臓への負担はとても大きなものになってしまいます。

 

また、腎不全は初期段階だと見た目には何も症状が出ることがなく、猫自体も元気なため気づきにくい病気です。

病気が進行して元気がなくなり、重度の状態になって初めて気づくことが多いので注意しておかなければいけません。

 

「猫の腎不全」についてはこちらで詳しく解説しています。

あわせて参考にしてみてください。

www.kuronekoaguri.com

 

高齢のシニア猫が水を飲まない場合の4つの対策方法

猫の博士のイラスト

猫が水を飲まないことで起こる可能性がある危険はわかりました。

では、その危険を避けるためにはどうしたらいいのでしょうか?

 

続いてはシニア猫が水を飲まない場合に取る対策方法について解説していきたいと思います。

 

対策①水分量の多いウェットフードを食べさせてみよう

猫のウェットフードのイラスト

いちばんカンタンな方法としては

毎日のごはんを水分の多い「ウェットフード」に変えてしまう

といったことでしょう。

 

ウェットフードはドライフードよりも含まれている水分の量が多く、1日分を食べれば必要な水分も同時にしっかりと補給できます。

 

中には、水を飲みたがらない猫のために「さらに水分の量を増やしたもの」「完全にスープ状になっているもの」などの水分補給を目的としたものもありますよ。

 

こちらで「高齢のシニア猫用ウェットフードのおすすめ」を紹介していますので、好みに合わせて選んでみてください。

ただし、ウェットフードを毎日のごはんのメインにした場合、歯の間や口の中にカスが溜まりやすくなるため「歯周病」の危険も高まるので注意が必要です。

 

対策②飼っている猫の「水の好み」を知ろう

ルーペでのぞき込む人のイラスト

「水なんてどれでも同じじゃない?」

と思っていませんか?

 

人間だとせいぜい「硬水か軟水か」を気にする程度かもしれませんが、

猫はとてもグルメであり、鼻がとても利きます。

  • 水道水に含まれる「カルキ」のニオイを嫌がる
  • 常温より冷たい水の方が好き
  • 容器に入っているのより蛇口から流れている水を飲みたがる

など猫によって水の好みや飲み方など分かれることが多いです。

ウチの猫もごはんを食べた後、すぐ横に水が置いてあるのにわざわざ裏口の近くに置いてある少し冷たくなった水を飲みに行っています。

 

今あげている水を猫があまり飲まないという場合、その水が好みじゃない可能性もありますので、

  • 水道水をあげているのであれば一度煮沸して、カルキ臭を抜いてみる
  • 水飲み器を使って水を循環するようにしてみる
  • 飲み水自体に鳥のゆで汁などで風味をつけてみる
  • いつもより少し冷やした水をあげてみる

といった工夫をしながら、猫がどんな水のどんな飲み方が好きなのかを知ってあげるようにしましょう。

こちらは
  • 蛇口から水が出る感じの「川流れタイプ」
  • 下から湧き上がるような感じの「噴水タイプ」

の切り替えが可能になっていますので、猫の好みにあわせて飲ませてあげることができます。

 

対策③「水飲み容器」を変えてみよう

容器を変えているイラスト

猫が水を飲まない場合、水が入れてある容器に不満があるのかもしれません。

例えば

  • 容器が小さすぎてヒゲがフチに当たってしまう
  • 容器の高さが高すぎたり低すぎたりするため飲みにくい
  • 容器がプラスチックなどの場合、ニオイがする

といった一見些細なことに思えることも、繊細な猫にとっては飲まなくなる原因になりうる大きなことなんです。

 

また、複数頭飼っている場合には他の猫と同じ容器を使うのを嫌います。

1匹ずつ専用の水飲み容器を用意してあげましょう。

 

もともと猫はあまり水を飲まない動物。

「イヤな思いをしてまで飲むくらいなら飲まない」

と考えているのかもしれませんよ。

こちらは容器自体にメモリがついているので、1日にどのくらい飲んだかわかりやすくなっていますので、猫の水分摂取量を把握しやすいでしょう。

 

対策④寝る場所の近くなどすぐに飲める場所に置いておこう

寝る場所の側に水があるイラスト

「猫の水飲み場所はどこに設置していますか?」

 

シニア猫になると1日中寝ているようなことが増え、あまり動きたがらなくなります。

そのため水飲み場所が遠いような位置にある場合、そこまで行くのが面倒くさくて水を飲むのをガマンしてしまうことも。

 

猫の行動範囲を確認して

  • 寝ている場所の近く
  • くつろいでいる場所の近く

など、飲みたいと思ったらすぐ飲めるよう複数個所に水を置いてあげるようにしましょう。

 

飲めば良いってもんじゃない!猫と飲み水に関する注意点

バツを出している猫のイラスト

猫が水を飲むことは生きる上でとても大事なことですが、やはり口にするものですので注意しておかなければいけないこともあります。

 

最後に猫と飲み水に関する注意点を解説しておきたいと思います。

 

水を飲まないのは危険だが飲みすぎるのも危険

水をたくさん飲む猫のイラスト

猫が水を飲まないことは病気などの可能性もあるので危険だと言いましたが、

逆に

水を飲み過ぎているのもまた病気の可能性があるので危険

です。

 

特にシニア猫なるとなりやすい病気

  • 慢性腎不全
  • 甲状腺機能亢進症

肥満の猫などがなりやすい病気

  • 糖尿病

といったものは初期の段階に

水をたくさん飲んでたくさんオシッコをする「多飲多尿」

という症状があらわれます。

 

◆これらの病気の詳しい解説はこちらで◆

 

猫が1日にとる水分の量

体重1㎏あたり50mlが理想

と言われています。

※ウェットフードなどの食事でとる水分も含むので、単純に水だけを50ml飲んでいるようだと飲みすぎかも

 

この量を目安に

「ウチの猫はちゃんと水を飲んでいるから安心」

と油断せず、飲み過ぎていないかにも気を配るようにしましょう。

 

ミネラルウォーターは人間用を飲ませないようにしよう

ミネラルウォーター禁止のイラスト

水道水のカルキのニオイが苦手ということで、飼っている猫にミネラルウォーターを飲ませようと考えている方もいるかもしれませんが、

人間が飲むためのミネラルウォーターには注意、できれば飲ませないようにしましょう。

 

人が飲むためのミネラルウォーターにはカルシウムなどのミネラル類が多く含まれていることがあるため、

いつも猫に飲ませていると「尿路結石」ができやすくなるおそれがあります。

 

「ペット用の飲料水」というものがありますので、そちらを飲ませてあげるようにしましょう。

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こちらはミネラルフリーのペット用飲料水になっていますので、安心して飲ませてあげることができます。

また、猫の口臭などにも効果が期待できるようなので、健康面が気になってくるシニア猫にちょうど良いですね。

※わんちゃん専用となっていますが、猫が飲んでも大丈夫です。

 

まとめ

お酒を飲んでいる猫のイラスト

いかがだったでしょうか。

今回は「シニア猫が水を飲まないときの危険性と対策方法」について解説させていただきました。

 

今回の内容をまとめると

  • 猫が水を飲まなくなると「脱水症状」「便秘」「病気」の危険がある
  • 水を飲まない猫のために猫の好みを調べたり、容器を変えたり置く場所を増やしたりなどいろいろな工夫をしてあげる
  • 猫が水を飲まないのも危険だが逆に飲みすぎるのも危険
  • 人間用のミネラルウォーターは飲ませない方がいい

といったところでしょうか。

猫が水を飲まないと心配になってしまうのはわかりますが、まだ元気なうちは無理強いだけはしないようにしましょう。

 

それでは、この記事が少しでもあなたの参考になれば幸いです。