こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
この記事では
猫の健康診断をする頻度と主な検査内容、かかる費用
について触れてるニャ!
あなたは
「猫の健康管理、きちんとできていると思っていますか?」
もし、今定期的に猫の健康診断を受けさせていないのであれば、
「健康管理ができている」
とは言えないかもしれません。
確かに
「今まで大病をしたことがなく、元気だから」
「動物病院に連れて行くことでストレスを与えそう」
といったことから健康診断をしない方も多いようです。
しかし、年をとり高齢のシニア猫の時期に入った猫は体の衰えていくスピードも速く、まだ表面化してないだけで思わぬ病気にかかっている可能性もゼロではありません。
また、動物病院に連れて行くことは確かに一時的なストレスかもしれません。
しかし、健康診断をせずに病気に気づかないまま放置している方がより強く長いストレスを与えることになるのではないでしょうか。
定期的な健康診断をすることは猫の健康を守るだけではなく、飼い主さんの心の安心感を得るためにも必要なことなんです。
ただ、
「どんな検査をするのかわからなくて不安」
「費用がどの程度かかるのかわからなくて怖い」
といったこともあるでしょう。
そこで今回は
- 猫の健康診断は行くべき?行く頻度は?
- 猫の健康診断はどんな検査する?かかる費用は?
- 猫の健康診断で注意すること
について解説させていただこうかなと思います。
ちなみに「猫の健康は毎日の食事から」という言葉もあるくらいなので、こちらでシニア猫のおすすめフードの紹介もしています。
あわせて参考にしてみてください。
猫の健康診断は行くべき?行く頻度は?
猫はもともと弱った姿を周りに見せないようにしているガマン強い動物です。
そのため、見た目からは体の不調を見抜きにくいでしょう。
しかも猫の病気には、
- どの年代の猫もかかりやすい「腎臓病」
- シニア猫になるにつれ発症のリスクが高まる「甲状腺機能亢進症」
- オス猫や肥満の猫がかかりやすいと言われる「糖尿病」
など気づいたときにはかなり進行してしまっているものも多く、早期発見・早期治療につなげることが重用になります。
なので、
健康診断はシニア猫であれば当然、若い猫でも行くべきです!
また、猫の健康を守るために「ワクチンの接種」も忘れずに行うようにしましょう。
健康診断を受けさせる頻度は年に1回程度では心もとない
猫の健康診断をする頻度としては、
1年に2回、もしくは3回くらいが望ましい
と言われています。
猫は1年で人間より4倍のペースで年をとっていきます。
ということは、人間と同じように1年に1回だと猫の場合4年に1回の健康診断になってしまいますよね。
それだけ期間が空いてしまうと、病気の早期発見どころか重度の状態まで進行してしまっている可能性も少なくないのニャ!
猫自身が体の不調を訴えてくることはないです。
こちらから猫の体調不良を見抜いていくためにも、1年に2,3回の健康診断は必要だと思われます。
猫の健康診断はどんな検査をする?
猫の健康診断と言っても、猫だけの何か特別な検査をするわけではありません。
基本的な検査を中心として、その他にも年齢や猫の状況などを考慮して追加で検査していく感じです。
「身体検査」
「体重」や「体温測定」、「触診」などで全身を調べる基本となる検査です。
他にも、
- 口の中を見て「歯周病」などを調べる
- 「腫れ」や「しこり」、「関節などの異常」がないか調べる
- 「心臓や肺、腸の音の異常」がないか調べる
といったことをします。
「尿・便検査」
「尿のpH値」、「尿比重」、形や色など「便の状態」の検査をしたり、
顕微鏡による観察で尿の「結晶」や「細菌」、便の「寄生虫の有無」や「血が混ざっていないか」といったことを検査したりします。
「血液検査」
「血球検査」と「生体検査」と呼ばれる2種類の検査があります。
血球検査は一般的な血液検査で「赤血球、白血球、血小板の数や形状など」の検査をします。
生体検査は「肝臓酵素」、「血糖値」、「腎機能の数値」、「コレステロール値」などを検査します。
血液検査は主にこの両方の検査を行い、
- 貧血はないか?
- 栄養状態はどうか?
- 臓器の異常はないか?
といったことを調べます。
場合によってはオプションで検査の追加も
高齢のシニア猫の場合などは、これらにプラスしてシニア猫になるほど発症しやすくなるような病気の検査もするようになります。
※例えば、シニア猫に多い「甲状腺機能亢進症」にかかっていないかを調べるために「甲状腺ホルモン値」の検査をしたりなど
基本的には、最初に飼い主さんへの「猫の状態に関する問診」で検査する項目を追加したり、飼い主さんの方から気になる病気の検査をオプションで追加したりします。
また、動物病院によっては「各種健康診断のプラン」があったりするので事前によく確認しておくと良いのニャ!
猫の健康診断にかかる費用はどのくらい?
健康診断にかかる費用は、動物病院によって多少違ってきますが、
基本的な検査だけだと一般的に
5,000円~10,000円
といったところのようです。
ただし、シニア猫の場合は気になる病気や検査しておいた方がいい項目もあるためオプションで追加するようになることが多く、
10,000円~15,000円
といったところが一般的な費用になるでしょう。
また、ありとあらゆる検査(レントゲン検査や超音波検査など)を追加して全身を詳しく調べようした場合、
20,000円~30,000円
くらいはかかると思われます。
かかる費用に関しても動物病院ごとにコースやプランがあったりするので事前に確認しておくことをおすすめするのニャ!
また、健康診断の結果、病気がみつかった場合さらなる費用がかかるようになります。
そんな場合に備えて「猫の保険」に入ることも考えておいた方がいいでしょう。
こちらで「猫の保険」について詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
猫の健康診断で注意すること
健康診断を行うときにはいくつか注意しておくことがあります。
ストレスなくスムーズに行うためにもしっかりと確認しておきましょう。
健康診断は多くの動物病院で”予約制”になっている
猫の健康診断は事前の準備などがあるため多くの動物病院で予約制になっています。
検査の内容によっては猫を一時的に動物病院へ預けるようになることもあるので、いきなりお願いしても対応できない場合の方が多いです。
必ず事前に予約をするようにしましょう。
また、予約のときには検査のことについて気になることなどをよく確認しておくようにしましょう。
健康診断当日の朝はごはんをあげないように
健康診断の前に猫が何かを食べてしまうと血液検査に影響が出てしまいます。
予約をするときに健康診断の予定時間から逆算して
「○○時以降は何も与えないように」
と指示されると思いますので、しっかり守りましょう。
お腹を空かした猫が少しかわいそうではありますが、猫の健康のためです。
また、持病や飲んでいる薬などがある場合にはそのことを伝え、どうすべきかをきちんと聞いておくのニャ!
すべてが終わったら猫をしっかりと褒めてあげる
健康診断が終わって家に帰ってきたら、
検査を頑張った猫をしっかりと褒めてあげましょう。
朝から何も食べずに動物病院でいろいろと検査をされた猫は少なからずストレスが溜まっていると思います。
猫がイヤな気持ちのまま終わってしまうと、これから先の健康診断でスムーズにいかなくなってしまう可能性もあるのニャ!
健康診断は1回受けたら終わりではありません。
いっぱい撫でて褒めてあげたり、おやつもあげたりしてしっかりとご機嫌を取っておくようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「猫の健康診断」について、頻度や検査内容、費用といったことを解説させていただきました。
今回の内容をまとめると
- 猫の健康診断は年齢に関係なくやるべきでシニア猫は1年に2,3回はしたほうが良い
- 検査は主に「身体検査」「尿・便検査」「血液検査」をするがシニア猫はさらに追加でしたほうが良い検査もある
- 1回の費用はおよそ5,000円~10,000円だが、シニア猫の場合だとおよそ10,000円~15,000円かかる
- 健康診断は事前に予約しておいた方がいい
- 健康診断当日の朝は何もあげてはいけない
- すべてが終わったらしっかりと褒めてあげる
といったところでしょうか。
猫が健康で長生きするためには定期的な健康診断は必須です。
忘れることのないように受けさせてあげましょう。
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になれば幸いです。