クロネコあぐりのブログ

猫に関することを中心にその他自分が気になったことも発信していきます。

猫も快適に!生活環境による猫への影響と季節別で重視するポイント

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          ルーペで家をのぞき込む猫のイラスト

こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。

 

この記事ではこんなことに触れています。

  • 生活リズムの乱れによる猫への影響と季節ごとの猫の生活環境の整え方や注意点について

 

あなたは

「自分の生活ペースに猫を巻き込んでいませんか?」

 

猫がとても”気分屋”だというのは猫を飼っている方なら感じたことあるかもしれませんが、そもそもそれは

「人間の生活ペースや習慣に猫をあてはめようとしているから」

じゃないでしょうか。

 

”猫には猫の生活ペース”があります。

 

あなたが何気に送っている毎日の生活

「猫のストレスになっていない!」と自信を持って言えますか?

もしかしたら...ガマンさせていることがあるかもしれませんよ。

 

ということで今回は

  • 不摂生で不規則な生活が猫に与える影響
  • 季節ごとの生活環境の整え方を考えよう

について解説させていただこうかなと思います。

これを機に生活の仕方を一度見直し、猫の生活環境を考えてみてはいかがでしょうか。

 

不摂生で不規則な生活が猫に与える影響

ボサボサな毛並みの猫のイラスト

猫と人間とでは、人間が日中に活動するのに対し猫は明け方と夕方ごろに活動するため

そもそもの「活動時間」が違います。

 

つまり

「人には人の、猫には猫の異なる生活サイクルがある」

ということです。

 

しかし、人間の方が不規則で不摂生な生活をしていると一緒に生活をする猫もそれに伴い

「食事の時間」

「睡眠の時間」

などの生活リズムが乱れてしまうため体調を崩す原因になります。

 

時間厳守!猫ってじつはとても規則正しいんです

時計と猫のイラスト

猫の毎日の生活って

「好きなときに寝て、好きなときに起きる、そのときの気分で好きに生きる」

といったイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?

 

ところが、猫ってじつは

毎日を”規則正しく”生活している動物

なんです。

 

1度、猫の生活に密着してみてください。

好きに暮らしているように見えても肝心な部分

  • 「ごはんを食べる」
  • 「縄張りをパトロールする」

といったことはほぼ同じ時間にやっていると思います。

 

猫は

「日照時間を感知する能力」

が優れているので、明るさの変化から今の時間をほぼ正確にとらえています。

 

そのため時計でも持っているかのように

「あっ!今○○時だから○○する時間だな」

と、規則正しく生活リズムを守って暮らすことができるんです。

 

そのせいか、猫が何かを催促をするときってけっこう激しくないですか?

例えばごはんの催促だと

「もう○○時だよ、早く出して!時間厳守でやってよ!」

と言われているのかもしれませんよ(笑)

 

あなたのペースに猫をつき合わせることがないように心がけましょう。

 

”つけっぱなし”は猫に大きなストレス

頭が痛い猫のイラスト

「電気のつけっぱなし」

「テレビのつけっぱなし」

毎日の暮らしの中でやってしまうことも少なくないでしょう。

 

自分たち人間にはたいしたことのないように思えますが、目や耳がとても優れた猫には

「電気は点滅して見える」

「テレビの音は爆音に聞こえる」

と、さながら”ライブ会場”にいるかのように感じることでしょう。

 

家の中がそんな状態だと落ち着いて生活できませんよね?

 

ましてや猫は1日の半分以上を寝て過ごしています。

そんな猫のために

「静かに落ち着ける時間や空間」

を提供してあげるようにしましょう。

 

思わぬものが猫にとって危険なこともあります

散らかった部屋にいる猫のイラスト

例えば、

「食べたものが出しっぱなしで片づけられていない」

「ゴミなどが多く散らかっている」

というような家では猫にわざわざ危険地帯をつくっているようなものです。

 

そんなところで生活をさせていては当然ながら

  • ニオイに誘われて”食べてはいけないもの”が含まれたものを食べてしまう
  • 何かの欠片やゴミなどで遊んでいるうちに”誤飲誤食”してしまう
  • 物を落としたりして”ケガ”をしてしまう

といった原因になったりします。

 

「いちいち片づけたり、掃除するのはめんどくさい」

 

と思うかもしれませんが、

猫を飼うのであれば”あたりまえのこと”です。

 

いつも”整理整頓””掃除”をしてキレイな家を保ち、猫が安心して暮らせるようにしてあげてください。

 

季節ごとの生活環境の整え方を考えよう

キレイな部屋のイラスト

日本の1年は四季折々。

 

自分たち人間が季節ごとに生活する環境を変えるように

猫にも季節ごとに過ごしやすい生活環境を整えてあげたいものです。

 

その前に、まずは1年を通して気をつけることとして、

猫と人間とでは快適に感じる温度が違う

というのを意識しておきましょう。

 

猫が快適に感じる温度は

20℃~28℃

湿度は 

50%~60%

くらいだと言われています。

 

体温調節がしやすいようにするため、猫が過ごす部屋の中でも温かいところと冷たいところをつくってあげるのがいいでしょう。

 

では、「春夏秋冬」季節ごとの猫の生活環境を整えるポイントを解説していきましょう。

 

春に猫と過ごす生活環境を整えるポイント

桜と猫のイラスト

春はポカポカ陽気でとても過ごしやすく、猫にとって絶好のお昼寝時期です。

ただ暖かくなることで動きが活発になる時期でもあります。

 

1年の最初の季節

いきなり大変なことが待っていますが、猫のためにご奉仕してあげましょう。

 

猫から発生する”あれ”の掃除を中心に部屋をキレイに保とう

寒い時期が終わり、次第に暖かくなってくる春は猫が衣替えをしていく季節でもあります。

そう

”換毛期”です!

 

冬を乗り越えるためモコモコになった猫は春になるとそのモコモコを脱ぎ捨てるため

大量の抜け毛が発生します。

 

換毛期に何もせず放っておくと家の中はいたるところ毛だらけになります。

猫も毛づくろいによって大量の抜け毛を飲み込むことによる「毛玉」の心配が出てきますし、ひどくなると

 

「毛球症」

 

という”嘔吐”を繰り返したり、”腸閉そく”になったりする病気へと変わるおそれが出てきます。

 

また、”ノミ””ダニ”も動き出す時期ですので

いつも以上にブラッシングや部屋の掃除をこまめにやるようにしましょう。

 

「猫のブラッシングの仕方とブラッシング用品」はこちらで解説していますので参考にしてみてください。

 

春の猫はパワーが満ち溢れているかも

春は暖かくなるにつれ、寒くて動かなかった猫がどんどん活発になってくる時期でもあります。

 

「夜の運動会」はもちろん、冬におとなしくしていてあり余ったパワーを全放出してきます(笑)

 

そんなときに気をつけたいのが

”脱走”です!

 

特に、まだ避妊・去勢手術をしていないような猫の場合、

発情期に入る時期なので、そのパワーは従来の猫と比べてハンパないです!

  • 「網戸を突き破って脱走する」
  • 「普段なら開けれないようなドアや窓を開けてしまう」

といったこともありえますので、対策はしっかりしておきましょう。

 

「猫の脱走防止」についてはこちらで詳しく解説していますので参考にしてみてください。

 

夏に猫と過ごす生活環境を整えるポイント

暑さに参っている猫のイラスト

夏。

自分たち人間にとっては死ぬほど暑くなる

”1年で最も体力を奪われる時期”

です。

 

多くの猫にとっても夏はキツイはず! 

ただ、人間の「キツイ」とは少し感じるところが違うようです。

 

夏のポイントは暑さの対策ではない?

猫が快適に夏を乗り切るためにすることは

 

暑さ対策!...ではなく”湿気の対策”です!

 

 猫の祖先とされている動物は砂漠地帯に生息していました。

その遺伝子からか猫は暑さに関しては比較的強い動物です。

 

そのかわり、湿気に対しては弱い傾向があるようです。

 

蒸すような日には「除湿器」をつけてあげるのがいちばん良いですね。

暑くてエアコンをつけるときも、猫を第一に考えるのであれば

「除湿モード」にしておく方がいいでしょう。

 

エアコンによる”冷えすぎ ”を気にしておこう

エアコンで冷えた部屋も猫にとっては大敵です。

”人間が涼しいと感じる温度は、猫にとって寒いと感じる温度”

になります。

猫は夏でも外の風が入るくらいで十分なんです。

 

できれば、人間と猫の過ごす部屋を別々にして

猫の部屋には「湿気対策」「脱走対策」をしたうえで外気を取り込み、

”部屋の空気の入れ替え”ができるようにしておくといいでしょう。

 

キャットフードの保管には細心の注意を

夏は猫のフード、特にウェットフードなどが腐りやすい時期!

ハエなどがたかることもあるため、出しっぱなしには注意が必要です。

 

猫は鼻がとても良いので腐ったものを食べることはないかもしれませんが、

1回そういうことがあると、警戒してそのフードを食べなくなる可能性があります。

 

「猫のフードを保管する方法や保管のためのグッズ」についてこちらで詳しく解説していますので参考にしてみてください。

 

秋に猫と過ごす生活環境を整えるポイント

秋と猫のイラスト

ようやく涼しくなってくる秋を迎えるわけですが、

およそ半年ぶり2回目の換毛期

がやってきます。

 

春の時期と同じようにこまめにブラッシングをしてあげて衣替えを手伝ってあげましょう。

 

疲れの蓄積による体調不良に注意して

秋になると、夏の間に猫の小さな体に溜まった疲労から

”夏バテ”

が出てくることが多いようです。

 

気温も「夏→秋・秋→冬」と季節の変わり目でもあるので”寒暖の差”が激しくなります。

 

「暖かい寝場所」・「涼しい寝場所」の両方を用意してあげて、他の季節以上に体調には気をつけてあげましょう。

特に「子猫」や「高齢の猫」は体力がないので注意が必要です。

 

食欲が復活するのは良いことだけど...

「食欲の秋」という言葉、

人間だけではなく猫にも当てはまります。

 

涼しくなってくると、”暑さ””湿気”から解放された猫の食欲が旺盛になってきます。

夏の間に食欲が落ちていた場合、

「食欲が戻ってきた!よかったー」

と、ついつい欲しがるままに食べさせてしまいがちですが

「天高く、猫肥ゆる秋」

とならないようにしっかり管理してあげましょう。

 

「猫のダイエット」に関してこちらで詳しく解説していますので参考にしてみてください。

 

冬に猫と過ごす生活環境を整えるポイント

こたつで寝る猫のイラスト

冬にする猫の生活環境を整えるポイントは

 

”寒さ”対策!

 

これが何よりも最重要任務になります。

 

冬になると人間でも動きたくなくなりますよね。

寒さに弱い猫はその傾向がもっと強く出ます。

 

暖房の効きすぎには気をつけよう

寒さを防ぐ手段として

「こたつ」「エアコン」「ホットカーペット」などの暖房器具が思い浮かびますが、

ただ暖かくしてあげればいいというわけでもありません。

 

「エアコンをつけ、ホットカーペットをつけ、猫のベッドには暖かそうな毛布が敷き詰めてある」

 

ここまでの”暖房フルパワー”にすればまったく寒くはないでしょう。

しかし、これでは逆に暖房の効きすぎによる

”脱水症状”

になってしまうおそれがあります。

 

猫の防寒対策としてやるならばどれかひとつだけでも十分だと思いますので、”やりすぎ”には注意しましょう。

 

こたつに潜む危険性

ほとんどの猫が「こたつが大好き」だと思います。

こたつを出せば我先にと飛び込む姿に、ほほえましさと同時に冬の到来を感じますよね。

 

猫がこたつに入れば、当然ですが全身もぐりこむようになります。

そこで気をつけたいのが、

こたつによる”熱中症”の危険がある

ということです。

 

実際、ウチの猫もこたつで寝ていたら熱中症気味になってしまったことがあります。

そのときは2~3日くらい

「何かを食べると嘔吐する」

といった感じになってしまいました。

 

「水分補給」と、嘔吐が出ないように「1日数回に分けてちゅ~るを少しづつ舐めさせる」ようにして何とか回復しましたが、高齢のシニア猫なだけにとても心配しました。

 

寒いからこそ水分補給をしっかりとしよう

猫はもともとあまり水を飲まない動物ですが、寒くなると面倒くさがって余計に飲まなくなります。

「脱水症状」「熱中症」を防ぐためにも

冬は”水分量の多いウェットフードを食べさせる”など水分補給を意識するようにしましょう。

 

また、寒いのがイヤだからと「トイレに行くのもガマンする」ようになる場合もあります。

「トイレの回数が減ったな」

と感じたら、冬の間だけでもトイレの位置を変えるなど猫がガマンしないような工夫をするようにしましょう。

 

まとめ

猫と一緒に寝る人のイラスト

いかがだったでしょうか。

今回は

「不摂生で不規則な生活をすることの猫への影響と季節ごとの猫の生活環境の整え方」

について解説させていただきました。

 

今回の内容をまとめると

  • 猫と人はそもそも活動時間が違う
  • 猫は規則正しい生活をしている
  • つけっぱなしや出しっぱなしは猫にストレスや思わぬ危険を与えることになる
  • 春は大量の抜け毛や活発過ぎる猫に注意する
  • 夏は暑さよりも湿気の対策をする
  • 秋は疲れの蓄積による体調の変化に気をつける
  • 冬は寒さ対策と水分補給を重点的にする

といったところでしょう。

 

猫の心も体も健康に過ごさせるためには、自分たち人間の規則正しい生活が重要になるんだということがわかりましたね。

 

また、四季を感じる自然に近い環境をつくってあげることで、猫のストレス解消につながることでしょう。

 

それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。