こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
この記事では
ボス猫の特徴や日常の生活などその生態
について触れてるニャ!
みなさんの住んでいる地域には、そこの頂点に君臨する猫。
いわゆる「ボス猫」っていたりします?
自分が住んでいるところにもこんなボス猫らしき猫がいるんですが、
猫ってそもそも単独で生活する動物なのに群れを束ねる存在である”ボス猫”がいるのって何か変ですよね?
じゃあ、ボス猫ってどんな存在なのか?どんなことをしているのか?ってことがちょっと気になって調べてみました。
ということで
- ナワバリを統べる者!ボス猫の特徴はこの4つ!
- ボス猫の日常...じつは良いことってあまりない?
- 誰でもなれる?そもそもボス猫ってどうやって決まるの?
につて解説してみようと思います。
知られざるボス猫の生態...って程のことじゃないですが、猫のちょっとした雑学として知っておくのも面白いと思いますよ。
ナワバリを統べる者!ボス猫の特徴はこの4つ!!
猫の中の猫「ボス猫」になるのはどんな猫がなるんでしょうか?
まずはボス猫に見られる特徴をあげていってみましょう。
特徴その1「顔がデカい」
ボス猫になる猫に多く見られるのがこの「顔がデカい」という特徴。
雰囲気とかではなく、実際にデカいです(笑)
これは、ボス猫になる多くの猫が「未去勢のオス猫」ということもあり、体つきもガッシリとした大きいものになるのでそれに伴い顔も大きくなるものと思われます。
ただボスになった猫は理由は定かではありませんが、そこからさらに顔だけが少し大きくなるということもあるようなんです。
そう言われればボス猫以外にも未去勢のオス猫はいるでしょうから、同じくらいの顔の猫がいてもおかしくないですよね?
ボス猫には「自分が1番強い!」といったことを周りにアピールして威圧感を与えれるように顔周りにお肉がつきやすくなるといったことがあるのかもしれないのニャ!
特徴その2「態度もデカい」
ボス猫になった猫は顔だけじゃなく態度もデカいです(笑)
正確には”態度がデカく見える”といったことのようですが...
その最たる要因が
「ボス猫は自分のしたウンチを隠さない」
といった行動からでしょう。
普通の猫は自分の居場所が敵などにバレないようトイレをした後は砂をかけて出したものを隠そうとしますよね。
猫を飼っている方なら常識の「砂かけ行為」です。
しかし、ボス猫はウンチをした後そのままにして立ち去り、周囲に
「ここには自分がいるぞ!」
と存在をアピールするためにあえて隠さないようにしていると言われています。
そんな事情も知らずに、ウンチをそのままにしていく猫を見かけたら「態度デカいな」と思ってしまうのもうなずけるのニャ!
特徴その3「他の猫に優しい?」
野生動物の群れのボスと言えば、イメージ的に
「他の猫から食べ物を奪うなど傍若無人な振る舞いが目立ち、力で周り抑えつけている」
といった感じですが、ボス猫は一味違うようで、
- 決して理不尽な暴力を振るうことはなく、むしろ他の猫がピンチに陥れば助けに向かう
- ごはんの時には子猫やメス猫を優先して食べさせてボス猫は後で食べる
といった行動をとるようです。
これだけ聞くと
「ボス猫って器がデカいな~」
と感じますが、そもそも
- 猫は争いが嫌いだが敵が来れば自分のナワバリを守るために闘う
- 猫の社会ではごはんは「子猫→メス猫→オス猫」といった優先順位で食べる暗黙のルールがある
ということなので猫からすればいたって普通の行動のようです。
とはいえ、こういうことが普通にできるのはやはり器が大きいということなんでしょうかね。
猫ですらこうなのに、いつまでも無益な戦争を続けたり、無駄なミサイル発射を繰り返すどこぞの国のボスたちは見習っていただきたいものなのニャ!
特徴その4「意外と甘え上手?」
猫にとっては力が強くケンカになればかなわない絶対的な存在のボス猫ですが、人間に対しては意外と甘え上手なところがある猫が多いようです。
普通の猫は敵や人間などが来ればまず逃げるということをいちばんに考えますが、ボス猫になると敵や人間を恐れません。
むしろナワバリを脅かすものかを判断するために近づいてくることが多いため、人間側からすれば
「人懐っこいな~」
と感じてしまいます。
そういう行動が「甘え上手」に見えることがあるようですね。
また、ボス猫の方でも「こいつは食べるものをくれる」と認識したら、甘えたような声で鳴いておねだりしてくるようになるので、ガッチリした見た目とのギャップに余計に甘え上手に見えるといったこともあるでしょう。
ボス猫の日常!...じつは良いことってあまりない?
ナワバリに君臨するボス猫。
毎日の生活っていったいどんな感じなんでしょう?
やっぱり取り巻きの猫がたくさんいたり、他の猫に捕まえてきた獲物を献上されたり、といったような王様チックな生活をしてたりするんでしょうか?(笑)
続いてはボス猫の日常について解説してみようと思います。
ナワバリの平和を守るため毎日パトロールで忙しい
ボス猫はふんぞり返ってナワバリの警戒は他のオス猫に任せっきり...なんてことはありません。
むしろボス猫自身がナワバリ内の他の猫を守るために日夜パトロールを頑張っています。
子猫やメス猫など弱い立場のものには優しく接しますし、ナワバリ内のオス猫同士がケンカになった際にはすぐさま仲裁に向かいます。
また、他所の猫などの侵入者が来た場合には体を張り、命を懸けて闘います。
そうやってボス猫がナワバリ内に睨みを聞かせることによりナワバリ内の秩序を保ち、他の猫が安心して暮らせる状況をつくっているみたいですね。
そのため、他の猫はみんなボス猫に尊敬の眼差しを向け、こぞってあいさつ(鼻を近づける)をしに行くみたいですね。
取り巻きを引き連れるなんてことはない!行動は1匹が基本
ボス猫は基本的に1匹で行動をします。
他の猫と一緒に行動するということはほとんどないようです。
その理由として「ボスである自分がいることで他の猫が緊張してリラックスできない」ということをある程度理解してわざと1匹で行動していると言われています。
また、歩いているときにまだ猫社会のルールをよくわかってないような子猫と出くわしたときには自分から目をそらして威嚇していないことを知らせケンカにならないよう気をつけるなど、意外と気を使いながら生活しているようです。
メス猫を独り占めしてハーレム状態...なんてことはまったく無い!
他の動物の群れだと「ボスがメスを独り占めしていて交尾はボスしかできない」なんてことをよく聞きますが、猫の場合はそんなことまずありません。
猫の場合、相手を選ぶのはメス猫に権利があるからです。
そのため、立場上はボスでいちばん偉いのにあっさりフラれて他のオス猫にかっさらわれてしまうなんてことがよくあるそうです(笑)
圧倒的な力でナワバリを支配し君臨しているのにメス猫の心はどうしようもできないみたいですね。
唯一であり最大の特典?寝たいときは好きなところを自由に選べる
猫といえば、「1日平均16時間も寝ている」と言われるほど寝ることが大好きな動物です。
そんな猫ですから寝るときには寝心地の良いところで寝たいと思うのが当たり前ですよね。
ここで唯一のボス猫特権発動!
寝心地の良さそうな場所は、たとえそこで先に他の猫が寝ていたとしてもボス猫が来たら起きて黙って場所を明け渡してもらえます。
寝ることが多い猫にとってこれが「ボス猫になって良かった!!」と思える最大の特権かもしれないのニャ!
誰でもなれる?そもそもボス猫ってどうやって決まるの?
これまでボス猫の特徴などをいろいろ語ってきましたが、そもそもボス猫ってどうやって決めているのでしょうか?
「私、この度ボス猫に立候補いたしました!」
なんてことは無いでしょうし
「それでは、ボス猫にふさわしいものを投票で決めたいと思います!」
といったことも無いでしょうからね(笑)
最後に猫の間でボス猫を決めることについて解説してみようと思います。
やっぱりケンカの勝敗で決める?いやいや猫って意外と平和主義です
まず、ボス猫になれる条件としていえることは
”力が強く、侵入者からナワバリを守ることができるもの”
ということがあげられます。
「じゃあ、やっぱりケンカしていちばん強かった猫がなるんじゃないの?」
と思うでしょうが、それはあくまで最終手段。
猫同士において力の優劣は基本的に”にらみ合い”だけで終わることが多いんです。
道でばったり出会った2匹が唸り声をあげながらにらみ合い。
勝敗は先に目をそらした方が負け。
にらみ合いが膠着して勝敗がつかないようだと取っ組み合いのケンカで勝敗をきめるようになります。
ちなみに、ケンカの途中で片方の猫がお腹を見せて横になることがありますが、猫にとってあれは降伏のしるしではないんです。
横になって4本の脚すべてを使って迎え撃とうとしている体勢なのでむしろやる気満々。
そうやって勝敗が決したら、それ以降再戦をすることはめったにないのでケンカが起こることはほぼありません。
つまり、他所から侵入してきた猫に負けない限りナワバリ内でのボス猫交代は無いということになるのニャ!
ボス猫になる資格は未去勢のオス猫だけにあるわけじゃない
ボス猫と聞くとどうしても体の大きくなる未去勢のオス猫を思い浮かべますが、ボス猫の条件は
「力が強く、ナワバリを侵入者から守ることが出来るもの」
です。
なので、他のオス猫よりも強ければメス猫がボス猫になることだって十分にあり得ますし、また去勢したオス猫でも力が強ければボス猫になることはできるらしいんです。
確かに、昔ウチで飼っていた猫はその地域のボス猫として君臨していましたが、ボス猫になったのは去勢手術をした後でしたからね。
最近では人間の世界でも女性の方が強いことが多いですし、猫の世界でもそのうちメス猫のボスが当たり前のようになってくるかもしれませんね(笑)
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「ボス猫の生態」について特徴や日常などを解説してみましたが、ボス猫はまさに”理想のリーダー像”といった感じでした。
猫の世界はボス猫がいることでナワバリの秩序が守られ平和が保たれているようですし、器の大きい猫がボス猫になるのではなく、ボス猫という地位が猫の器を大きくしているようでしたね。
人間の世界では自分の欲のために他人を支配し、傷つけるような器の小さいボスが多いようですが、ボス猫を見習って一から出直してもらいたいものですね。
それでは、この記事が少しでも誰かの参考になったなら幸いです。