こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
この記事では
高齢のシニア猫に多い便秘・軟便の原因と改善させるための方法
について触れてるニャ!
「あなたの飼っている猫さんは毎日快便ですか?」
ウンチは猫の健康状態を測る重要なバロメーター。
しかし、健康に気を使う高齢のシニア猫になるほど便秘や軟便といった状態になりやすくなってしまう傾向にあります。
なぜ、高齢のシニア猫になると便秘・軟便になりやすいのか?
何においてもそうですが、理由がわかれば対策もとりやすいですよね。
ということで今回は
- 高齢のシニア猫になると便秘・軟便が増えるのはなぜ?
- 高齢のシニア猫の便秘・軟便を改善させる3つの方法
- 高齢のシニア猫の便秘・軟便に関して注意すること
について解説させていただこうかなと思います。
「たかが便秘・軟便」と思わず、しっかりと向き合ってあげるようにしましょう。
高齢のシニア猫になると便秘・軟便が増えるのはなぜ?
意外と多い
「猫の便秘・軟便」
体質によって”なりやすいなりにくい”はありますが、その多くは
10歳以上のシニア猫
だと言われています。
では、なぜシニア猫になると便秘・軟便になることが増えてしまうのでしょうか?
高齢のシニア猫が便秘・軟便になる大きな原因
シニア猫の「便秘・軟便」
その原因としてあげられるのが
体の衰えによる”筋力の低下”や”内臓機能の低下”
のためだということです。
便秘・軟便の原因には他にも
- 「水分不足による脱水」
- 「小腸、大腸など内臓の病気」
といったことがありますが、
シニア猫がなってしまう原因の多くはこの”体の衰え”のためだということのようです。
見極めよう!猫の便秘・軟便を疑う5つの状態
軟便の場合は出てきたウンチを見れば一目瞭然ですが、便秘の場合は判断基準がよくわからないですよね。
そこで、猫の様子や状態から「便秘である」というポイントをまとめてみましたので参考にしてみてください。
- 3日以上ウンチが出ていない
- トイレで踏ん張る時間が長くなった
- トイレに行く回数が明らかに増えた
- ウンチは出ているが小さく硬いものや細長いものしか出ていない
- お腹を触ると固くてゴロゴロとした感触がある
これらの症状が見られたら便秘であると考えていいと思います。
特に「3日以上ウンチが出ていない」場合にはそれ以上様子を見ることはせずにすぐ動物病院へ連れて行くようにするのニャ!
高齢のシニア猫の便秘・軟便を改善させる3つの方法
「シニア猫の便秘・軟便は加齢による各機能の低下が原因であることが多い」
ということになると
「じゃあ、シニア猫の場合は防ぐことはできないの?」
と思ってしまいそうですが、
飼い主であるあなたのサポートがあれば、”改善していくことは可能”です!
続いては、シニア猫の便秘・軟便を改善していく方法を解説していきましょう。
①まずはキャットフードを見直してみよう
猫のウンチにいちばん大きく関わってくるものと言えば
「毎日の食べるもの」
です。
猫は「子猫」「成猫」「老猫」と年代ごとに必要になってくる栄養素の量などが変わってきます。
例えば、成猫用のフードをシニア猫になってもそのままあげ続けていると内臓に負担がかかって便秘や軟便になってしまう、といったこともあります。
なので、そのときの年代に合ったフードへ切り替えてあげなければいけません。
※11歳以上になると「ハイシニア」と言われる世代になります。
また、便秘であれば「腸の蠕動運動を促す食物繊維が豊富なフード」へ切り替えてみることも考えてみてはいかがでしょう。
②適度な運動をさせるようにしよう
シニア猫になってくると体の衰えからそれまでより動くことが減り、寝ている時間がさらに増えていきます。
当然、動くことが減るとそれに伴い”筋力はみるみる低下”していってしまいます。
また、血流も悪くなるので”内蔵機能の低下”にもつながってしまうでしょう。
となると、シニア猫の便秘・軟便の原因に多い、
「筋力や内臓機能の低下」を満たしてしまうことになります。
そのため
シニア猫には適度な運動をさせてあげることがとても大事
です。
適度な運動で筋力の低下を抑え、また血流も良くなり内蔵機能の低下も抑えることができます。
運動のさせ方など詳しくはこちら
ちなみに「猫と上手に遊ぶ方法」についてはこちら
猫との遊びでは登ったり降りたりの「上下運動」を意識してあげるようにした方が運動効果が高くなります。
ただし、元気に遊んでいるとしても”高齢のシニア猫”なのニャ!
適度を心がけ、体力が尽きるほど遊ばせないように気をつけるのニャ!
③ツボを使ったマッサージをしてあげよう
猫にも人間と同じように体の各箇所にいろんな効果のある”ツボ”が存在します。
そのツボをマッサージしてあげて刺激することで便秘・軟便を改善していきましょう。
猫の便秘・軟便のツボはお腹にあります。
お腹の中心から左右にある赤い点の位置のツボを指先を使って円を描くようにマッサージしてあげてください。
このとき
便秘の場合は”時計回り”
軟便の場合は”反時計回り”
にマッサージをしてあげるようにしましょう。
※他に持病がある場合には悪化させてしまうこともあるので動物病院で相談してからにしましょう。
詳しくはこちらで解説しています。
高齢のシニア猫の便秘・軟便に関して注意すること
人間の場合と違って、猫の便秘・軟便は決して軽く考えていいような状態ではないです。
最後に猫の便秘・軟便に関して注意することについて解説していきましょう。
病気の可能性も?なかなか改善されない場合は動物病院へ
猫が便秘・軟便になるのは
- 腎臓病などの内臓疾患
- ウイルスや菌による感染症
など、病気が原因になっていることもあります。
特に、シニア猫のように高齢になればなるほど病気のリスクも高まっていきます。
猫の状態をよく見極めて
- 3日以上ウンチがまったく出ていない
- ひどい下痢になったり、血が混じっていたりする
といったような状況なら病気の可能性も考え、一度動物病院で診察してもらうようにしましょう。
年を重ねるほどトイレや水飲み場などを行きやすくしてあげよう
シニア猫になると動くことをめんどくさがり、
- トイレに行きたい
- 水を飲みたい
といったことをガマンしてしまうようになりやすいです。
普段よくいる場所から遠くなるほどめんどくさがる傾向にあるようなので
- トイレを近くに移動する
- 水飲み場所を増やしてすぐ飲めるようにする
など
年を重ねるほど動かなければいけない範囲を狭めてあげる
ようにすると良いでしょう。
また、トイレは段差などがあると入りにくく感じるため、あきらめてガマンしてしまうこともあります。
シニア猫になればなるほど「トイレのバリアフリー化」を考えてあげるようにしましょう。
「シニア猫のトイレ」はこちらでおすすめを紹介しています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「高齢のシニア猫の便秘・軟便の原因」について解説させていただきました。
今回の内容をまとめると
- 高齢のシニア猫になると体の衰えが原因で便秘・軟便になることが増える
- 高齢のシニア猫の便秘・軟便は「フードの見直し」「適度な運動」「マッサージ」など飼い主のサポートがあれば改善できることもある
- 高齢のシニア猫の便秘・軟便は病気である可能性も高いので一度動物病院へ連れて行く
- 高齢のシニア猫になるほど動きたがらなくなるので、トイレや水飲み場など近くにしてあげる
といったところでしょうか。
猫の便秘・軟便は軽く考えていいものではなかったですね。
特に高齢のシニア猫になると、ひとつの体調不良が大きな病気へと繋がっていく可能性も少なくありません。
常日頃から猫の様子を気にかけてあげましょう。
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になれば幸いです。