こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
この記事ではこんなことに触れています。
- 猫におもちゃで上手に遊ばせるコツ
- おもちゃに興味を持たせる方法と遊ぶときの注意点
目をまん丸にして姿勢を低く構え、お尻をフリフリしたと思ったら一直線にとびかかってくる。
「猫の遊ぶ姿はとても可愛らしくてこっちも楽しくなりますよね」
おもちゃを口にくわえて「遊んで!」と持ってきたときには、カワイさと嬉しさでたまらなくなってしまいます。
しかし、中には猫を遊ばせるのが得意ではなくいつも見向きもされないような人もいます。
新しいおもちゃを買っても、興味ナシ!
いろいろと動かしてみても、興味ナシ!
「どうやったら一緒に遊ぶことができるんだ~!」
と悩んでいるあなた。
それ、ちょっとしたことを気をつければ猫はまっしぐらで遊んでくれますよ。
ということで今回は
- 猫と上手に遊ぶには本能をくすぐる
- おもちゃに興味を持ってもらうには?
- 猫と遊ぶときに注意しておきたいこと
について解説させていただきたいと思います。
猫と上手に遊び、癒しを提供してもらいましょう。
猫と上手に遊ぶには本能をくすぐる
猫と楽しく遊ぶためには
「本能をくすぐる」
ことが大事です。
そもそも「猫の本能って何?」って思われる方もいるかもしれませんが、猫の本能とは
”狩猟本能”です。
生来のハンターである猫は生きていくために狩りが上手くならなければいけません。
そのトレーニングとして、子猫のときから遊びを通して狩りの仕方を学んでいくんです。
つまり猫にとって
「遊ぶ=狩り」
ということになります。
そのため、猫がいちばんよく食いついて遊ぶのは
”本能をくすぐって野性を目覚めさせたとき”
なんです。
遊ぶときは 猫に獲物を意識させる
では、どうすればその狩猟本能をくすぐれるのかというと、
”獲物を意識させる”
ことが重要です。
猫の狩りの仕方は基本的に”待ち伏せ型”です。
猫は瞬発力は凄くても体力がないため、最低限の労力で獲物を捕まえようとします。
まさに「労少なく、獲物は最上を狙う」ですね。
また、動物の習性で”逃げるものを追いかけようと”してしまいます。
つまり、獲物を意識させるということは
「 おもちゃを獲物のように動かし、猫から逃げるようにする」
ということになります。
具体的におもちゃをどう動かせばいいのかというと
- 顔の前でただ振って動かすのではなく、床を這わすようにして動かす
- 逃げるように、物陰に隠す
- 物陰から出したり引っ込めたりする
- 捕まえられそうで捕まえられない距離を保つ
- 動きに緩急をつける
これらを意識してやればあまり反応がなかった猫でも食いついてきてくれるようになると思います。
子猫のときはとにかくいっぱい遊んでおこう
子猫のときは好奇心旺盛です。
とにかく動くものであればなんでも興味を持って遊びだしてしまいます。
ただ、子猫のときは「遊ぶ」ということがとても重要で、
精神的・肉体的な成長を助け、社会性を身につけるのに役立っています。
子猫のときには台やソファを使い、猫じゃらしなどで上へ下へと誘導するようにする”上下運動”を意識させると運動効率がいいです。
また、猫じゃらしを急に上にあげるなどしてジャンプをさせるようにすると後ろ足の筋肉の成熟を促してあげることができます。
おもちゃに興味を持ってもらうには?
「ウチの猫が遊んでくれるかな」
と、悩みに悩みながら選びぬき、ワクワクしながら
「さあどうだ!」
と出すも...全くの無関心
けっこうありますし、けっこうヘコミますよね。
そんな悲しいことにならないために、次は
「おもちゃを選ぶポイント」と「興味を持たせ、持続させる方法」を解説していきましょう。
おもちゃの色が案外重要なんです
その興味を持たれないおもちゃの色、
”赤系統”
じゃないですか?
猫の色覚は人間とは大きく違い、
「青色」や「黄色」は認識できるのですが、「赤色」は認識することができません。
なので、赤系統のおもちゃだと興味があるかないかというより、見えにくく認識できていない可能性もあります。
おもちゃを買うときは赤系統の色は避け、キラキラするような素材が入っていると猫の目で認識しやすくなりますので意識しましょう。
遊ぶときには逆に部屋を薄暗くしてしまう
私たち人間からすれば
「明るい方が見えやすくてよく遊びそう」
と思ってしまいますよね。
けど、猫はもともと”夜行性”。
しかも活発に動き出すのは獲物となっているネズミなどが動き出す、夕暮れや明け方。
猫にとっては明るいよりも、
薄暗い方が狩りのシチュエーションに近く、やる気が出てきます。
それに、蛍光灯の光は動体視力の良すぎる猫には点滅して見えています。
おもちゃに集中しようとしても、その光がウザったくなってやる気がなくなってしまうこともあります。
猫と遊ぶときには豆電球くらいの薄暗い明かりで遊ぶといいでしょう。
ただ、人間には見えにくいのでこちらがケガをしないように注意しておきましょう(笑)
猫は飽きっぽい性格です
何種類かのおもちゃを試してると、中には夢中になって遊ぶようなおもちゃも出てくるでしょう。
そんなとき、他のおもちゃを出さずについついそのおもちゃばかりで遊んでしまいがちですが
猫はとても飽きっぽいです
そればっかりだとすぐに飽きて見向きもしなくなってしまいます。
猫のおもちゃは何種類か用意しておきローテーションで遊ぶようにしましょう。
そしておもちゃに飽きさせないために
- 自分のニオイがつくと「知っているもの」となるため興味がなくなる。
- いつも見えるところにあると慣れてしまうので遊びが終わったら、出しっぱなしにせずに片づける
といったことに気をつけましょう。
また、飽きてしまったおもちゃでも1か月くらい見せずにしまっておけば、また興味を持って遊ぶこともあります。
1回飽きたおもちゃでも捨てずにとっておきましょう。
猫と遊ぶときに注意しておきたいこと
猫と遊んでいると猫のほうが興奮してしまい、思いもよらないことを起こしてしまったりします。
また、遊ぶときにも気をつけておいた方がいいことがあるので、続いては猫と遊ぶときの注意点を解説していきます。
体力の限界!遊ばせ過ぎないで
猫は瞬発力がある代わりに、体力はあまりありません。
また、飽きっぽい性格のため1回の遊びを”長くしない方がいい”です。
猫と遊ぶときには1回あたり”10分~15分くらい”で大丈夫です。
猫はそれくらいで十分ストレス解消や運動不足の解消になります。
逆にそれ以上遊んでいると疲れすぎてしまいます。
特に子猫なんかは好奇心が勝っていつまでも遊んでしまいますので気をつけましょう。
遊びの最後には必ず捕まえさせて
猫との遊びは狩りと一緒なので、
”カンタンに捕まえれる”ようではつまらなくてすぐに飽きてしまいます。
カンタンにクリアできるゲームがすぐ飽きてしまうのと一緒ですね。
ただし、
”いつまでやっても捕まえられない”というのも飽きてしまいますし、ストレスが溜まったままになってしまいます。
難しすぎるゲームが「もう、やってられない!」と投げ出すのと一緒ですね。
猫の追跡を上手にかわして遊ばせるのはいいですが、
最後には必ず捕まえさせて猫のほうに達成感を持たせて終わる
ようにしてあげましょう。
誤飲には十分に注意する
遊ぶうちに興奮してきた猫は思ったよりも力が強く、
おもちゃを食いちぎってしまうことがよくあります。
そんなとき、
おもちゃの欠片などを勢いのまま飲み込んでしまうこともある
ので、十分に注意しておいてあげましょう。
また、他のことをしながら猫だけで遊ばせる「ながら遊び」も気づかないうちに誤飲している可能性があるので注意が必要です。
人の手をおもちゃにして遊ばせない
子猫のときなど、爪があたったり噛まれたりしてもさほど痛くないときには、つい手をおもちゃにして遊ばせてしまうことがあります。
しかし、猫の遊びは狩りのトレーニングだと言いましたよね。
人の手をおもちゃにして遊ばせていると、
人の手を「攻撃対象」として認識してしまうようになり、大人になってからの噛みグセにつながってしまいます。
そうなると
「何もないときでも急に手に噛みついたりする」
ようになってしまうので、人の手をおもちゃにして遊ばせるのは止めましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は猫とおもちゃで遊ぶコツについていろいろと解説させていただきました。
この記事についてまとめると
- 猫と上手に遊ぶには猫の本能をくすぐる
- 子猫のときはとにかくいっぱい遊んであげる
- 猫は赤色が認識できないので、赤系統の色のおもちゃは避けて、種類はたくさん用意する
- 遊ぶときは部屋を薄暗くした方が遊びやすい
- 体力がないので10分~15分くらい遊んで、最後には捕まえさせる
- 誤飲には十分に注意をしておく
- 人の手をおもちゃにして遊ばせない
といったところでしょうか。
猫と遊ぶのはとても楽しいですが、本能が目覚めて興奮しやすいのでいろいろと注意も必要だということがわかりましたね。
上手に遊んであげてストレス・運動不足も上手に解消してあげましょう。
それではこの記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。