こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
この記事ではこんなことに触れています。
- シニア猫が認知症になったときの主な症状と対応の仕方について
あなたの家の猫
「体だけでなく”脳の健康”も維持できていますか?」
昔と違い最近ではペットの医療やフードの質の向上に伴い、猫の寿命もどんどん延びてきています。
大昔には「猫は10歳以上になると化け猫になる」なんて言われていましたが、
今や10歳は当たり前、中にはウチの猫のように15歳になっても元気で生活している猫もいるくらいです。
しかし、長生きをすればするほど大変になってくるのが
健康の維持
です。
しかも、猫も人間と同じく認知症になるので、体だけではなく脳の方も気をつけなければいけません。
とはいえ、
猫の認知症ってどんな症状が出て、どんな対応をすればいいのでしょうか?
よくわかりませんよね?
ということで今回は
- こんな行動は要注意!認知症の疑いがあるシニア猫の症状
- 症状が見られても自己判断は危険!じつは病気の可能性も
- サポートが必要不可欠!認知症だった場合の対応の仕方
について解説させていただこうかなと思います。
猫の認知症に理解を深めて、猫も飼い主もストレスなく過ごせるようにしていきたいですね。
こんな行動は要注意!認知症の疑いがあるシニア猫の症状
「猫の認知症」はだいたい
10歳を超えたころから出始めるようになる
と言われています。
その主な症状としてあらわれるのが
- 食べ物の好みが変わる
(今まで好きだったものを急に食べなくなるなど) - トイレの失敗が増える
(間に合わなかったり、違う場所でしてしまうなど) - 夜鳴きがひどくなる
(大きな声でいつまでも鳴いているなど) - 目的もなくウロウロする
(何をするわけでもなく同じ場所を行き来するなど) - 食欲が異常に増した
(食べたばかりなのにすぐねだってきたりなど) - 飼い主の声に反応しなくなる
(名前を呼んでも見向きもせずシッポでの返事もしないなど) - 動くことが極端に少なくなる
(毛づくろいすらしなくなるなど) - 急に攻撃的な性格になった
(ケガなどしてないのに撫でようとしただけで怒るなど)
といったことです。
大きな特徴として、好みや性格、行動の違和感といった
「今までとは何かが違う」状態になる
といったことが見られるようになります。
中には10歳を超えてもまったく変わらない猫もいますが、そんな猫でも15歳を超えるころには何らかの症状が出ている可能性が高くなるようです。
また、10歳未満の若い猫でも認知症になってしまうことがあり、その原因は”ストレス”によるものが多いと言われています。
ちなみにウチの猫は15歳を超えましたが特にこれといった症状は出ていません。
日ごろから外を出歩いたり、寝床が2階にあるため階段を昇ったり降りたりと適度な運動で脳に刺激を与えているからではないかと思います。
「シニア猫の運動による効果」についてこちらで詳しく解説していますのであわせて参考にしてみてください。
症状が見られても自己判断は危険!じつは病気の可能性も
「認知症の疑わしい症状が出てるからウチの猫は認知症なんだ」
と
勝手に判断して決めつけてしまうのは危険です。
先ほど紹介した「認知症の疑いがある症状」は
あくまで”疑いがある”症状です。
じつは、認知症で見られる症状には他の病気にかかっている場合でも出ることがあります。
「認知症かと思っていたら病気だった」
と自己判断で勘違いをしてしまったせいで病気が進行、悪化してしまうことにつながりかねません。
一部ですが「認知症と同じ症状が出る病気」を挙げておきますので、よく確認しておいてください。
- 「夜鳴きをする」
甲状腺機能亢進症、高血圧症、脳腫瘍など - 「トイレの失敗」
下部尿路疾患(膀胱炎など)、関節炎など - 「攻撃的になる」
甲状腺機能亢進症、脳腫瘍、関節炎など - 「食欲が増した」
甲状腺機能亢進症、糖尿病など - 「反応が少ない」
耳の機能障害など
認知症と同じ症状が出る病気にはかかると重い病気のものが多く、特に「甲状腺機能亢進症」はかぶる症状が多いので注意が必要です。
「猫の病気」についてはこちらで詳しく解説していますのであわせて参考にしてみてください。
また、「猫の健康維持には毎日の食事が大事」
ということでシニア猫の時期にあったおすすめのフードの紹介もしています。
こちらもあわせて参考にしてみてください。
いずれにしても認知症の疑いがある症状があらわれたら、自己判断で決めつけることなく必ず1度動物病院へ連れて行って相談するようにしましょう。
サポートが必要不可欠!認知症だった場合の対応の仕方
「動物病院で検査をした結果、体に異常はなかった」
となれば、認知症であることが確定してしまいます。
しかし、猫の認知症はまだ研究が進んでおらず、
治療薬といったものはありません。
少しでも進行を遅らせながら毎日を過ごしていくことになりますが、それには”あなたのサポートが必要不可欠”です。
「できることは何でもしてあげる」くらいの覚悟でやっていくように努めましょう。
猫の行動をよく観察し、症状にあった対応をとろう
認知症と言っても猫によって症状の出方にはばらつきがあります。
そこでまず最初は猫の行動をよく観察して
認知症の症状の中でも主にどんな症状が出ているのかを把握するようにしましょう。
それがわかれば、後はその症状を中心に生活しやすいように対応をしていってあげるだけです。
例えば
- トイレの失敗が多いようなら、寝床の近くにトイレを持ってきたり、トイレの数を増やしてすぐにトイレに行けるようにしてあげる
- 食欲が増しているようなら、自動給餌器などで食べたいときに食べれるようにしてあげる(あまりに食べるようなら肥満を避けるためにダイエット用フードに変える)
- 毛づくろいすらしなくなっているようなら、定期的にブラッシングをしてあげて毛玉ができないようにしてあげる
といった感じですね。
中には「攻撃的な性格になった」や「夜鳴きがひどい」など対応が難しい症状もありますが、できる限りのことはサポートしてあげるように頑張りましょう。
サプリメントを試してみる(おすすめの紹介も)
症状を遅らせるためにできることとして
「認知症の猫のためのサプリメント」
を試してみることを考えてみてもいいかもしれません。
DHA、EPA、ビタミンEといった”抗酸化成分”が認知症の進行を遅らせる可能性があると言われています。
また、「まだ認知症になっていない猫の予防」としての効果もあるので、試してみて損はないと思います。
猫用サプリ「シニア猫の健康維持に」楽天ポイントが使える!貯まる!【毎日一緒 DHA&EPA】
こちらのサプリメントは「DHA」「EPA」(共にオメガ3脂肪酸で体内では生成できない必須脂肪酸)はもちろん、他にも
- 「亜麻仁油」
脳の健康を維持するオメガ3脂肪酸の一種「αリノレン酸」を多く含む - 「フェルラ酸」
脳神経の健康維持を助ける天然ポリフェノールの一種 - 「ビタミンE」
”若返りのビタミン”と呼ばれ加齢によるさび付きから脳を守る - 「イチョウ葉エキス」
脳を酸化ストレスから守る「フラボノイド」、活性酸素から脳を守る「ギンコラン」など栄養素が豊富 - 「ビタミンB12」
脳の血流を悪化させる物質を減らす作用が期待できる
の7種類が配合され高齢のシニア猫の健康をサポートしています。
シニア猫になると食べる量も減り、毎日の食事から十分な栄養を摂取しきれなくなることもありますので、こういったサプリメントで補ってあげるのも長く健康を維持するためには必要になるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「シニア猫の認知症」について主な症状や対応の仕方などを解説させていただきました。
今回の内容をまとめると
- 猫の認知症は10歳を超えたころから出始める
- 猫の認知症はいろんな症状が出るが、大きな特徴として「今までと何かが違う」状態になる
- 認知症の症状があらわれても同じ症状が出る病気もあるため自己判断は危険
- 猫の認知症には飼い主のサポートが必要不可欠
- 猫の認知症のためのサプリメントを試してみるという手もある
といったところでしょうか。
猫にも認知症があるというのは驚きましたね。
寿命が延びれば体だけではなく頭にも衰えが出てしまうのはしょうがないところです。
大事なのは「猫が認知症になった」と嘆くことではなく、「どうしたら過ごしやすくなるかな」と受け入れて変えていくことではないかと思います。
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になれば幸いです。