こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
この記事ではこんなことに触れています。
- 猫を上手に撫でるためのコツと撫でることによる効果・効能について
猫とコミュニケーションをとる基本的な手段として「撫でる」ということがありますが、その際
「何も考えず、無造作に撫でていませんか?」
もし、そうなら...もったいないです。
”撫でる”ということは猫とのコミュニケーションをとることだけではなく、他にもいろんな効果や効能があります。
しかし、無造作にヘタな撫で方をしていては
猫のご機嫌を損ねてしまい、効果・効能どころかコミュニケーションをとることでさえ満足にできません。
実際、「猫に好かれにくい」という人の原因のひとつに”撫で方がヘタ”、というのもあるのではないかと思います。
けど、
「どこをどうやって撫でるのが正解なんでしょうか?」
猫と話ができるわけではないので聞きながらというのはできませんしね。
ということで今回は
- 猫をトロけさせる撫で方5つのコツ
- 「猫を撫でる」の効果・効能
について解説をさせていただきたいと思います。
ちゃんとした撫で方を知って、猫をトロトロにしてしまいましょう。
猫をトロけさせる撫で方5つのコツ
猫を撫でてあげるとだいたいが目を閉じて気持ちよさそうにしてますよね。
抱っこをされるのがキライでも撫でられるのを好きな猫は多いです。
しかし、下手な撫で方をしているとすぐに機嫌が悪くなり
「そうじゃない!」
とばかりに無慈悲な猫パンチが飛んできます(笑)
猫を撫でるときには猫がイヤがらない撫で方をしてあげなければ意味がありません。
そこで、猫をトロけさせる撫で方のコツを5つほど解説していきましょう。
まずはタイミングを見計らって
猫を撫でて気持ちよくなってもらうには、まず
”タイミングが大事”です。
触られたくないときや機嫌の悪いときに撫でようとすれば、当然ですが怒られます。
猫が撫でられると気持ちがよくなるときというのは
- リラックスしているとき
- ウトウトしているとき
- 猫の方から近寄ってきたとき
といったことがあげられます。
カンタンに言えば、猫の機嫌が良いときですね。
逆に
- ごはんを食べているとき
- 遊んでいるとき
- 毛づくろいをしているとき
- 眠っているとき
といった場合に撫でようとすると機嫌が悪くなるのでガマンしましょう。
猫の機嫌の良い悪いの表現はこちらで解説しています。
参考にしてみてください
撫でられると気持ちよくなるポイントを探そう
猫に気持ちよく撫でられてもらうには、
その猫の気持ちいいポイントを探すようにしましょう。
”猫ごとのベストポイント”はなかなか見つけられないかもしれませんがいろんなところを撫でてみて探してみましょう。
※ちなみにウチの猫は耳のフチを撫でられると気持ちよさそうにします。
一般的に猫が撫でられて気持ちいい場所というのは
- 頬や、頭などの顔周り
- 耳の後ろの付け根部分
- アゴの下などの首周り
- 背中からしっぽの付け根
といった部分
逆に、撫でられると「シャーッ!」が出そうなのは
- お腹
- 足先や肉球
- しっぽ
といった部分です。
つまり、
- 撫でられて気持ちがいいのは「猫の舌が届かない場所」
- 撫でられて気持ちよくないのは「急所や敏感な場所」
ということですね。
やさしくゆっくりとしたスピードが鉄則です
猫を撫でる場合は
「やさしく、ゆっくり」が基本
です。
犬だとワシャワシャってしてあげると喜ぶこともありますが、猫でそれをやると一気に不機嫌へと変貌を遂げてしまいますよ。
撫でる前も大事で、いきなり近づいて上から頭を撫でてはダメです。
それで大丈夫なのは猫とのきちんとした信頼関係が築けているときだけでしょう。
最初は
- 「姿勢を低くして近づく」
- 「手は上からではなく目の位置よりも下から出す」
- 「最初は背中などから撫でていく」
といった感じで猫に安心感を与えるようにしましょう。
そして、
撫でるときは毛並みに沿って、やさ~しく、ゆ~っくりと撫でていきます。
背中でうっとりしてくるようになったら、顔周りなども撫でていきましょう。
部分別で撫で方をチェンジしてみよう
猫の体は部分ごとに感触が違いますよね。
なので、
撫でるときには部分ごとにあった撫で方をしてあげるようにしましょう。
全部同じような撫で方をしているようでは猫も撫でられ飽きてしまうかもしれませんよ。
部分別の撫で方としては
「アゴの下」・・・くすぐるように指でちょこちょこと
「首の周り」・・・カリカリとかいてあげるように
「耳の後ろ」・・・マッサージをするように揉む感じで
「口元と頬」・・・両手親指のはらを使って少しひっぱりあげるように
「頭や背中」・・・手のひら全体で包むように毛並みに沿って
「しっぽ」・・・・付け根部分を指でトントンと叩くように
といったように撫でてあげるのがいいと思います。
ついでに、肩から前脚の付け根も指を使ってマッサージをするように揉んであげましょう。
超なで肩になっている猫ですが、
猫も”肩こり”になる
と言われていますのでマッサージしてあげれば気持ちいいことでしょう。
その他、「猫に効果的なツボやマッサージの仕方」についてこちらで解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
適度でストップ!調子に乗り過ぎないように
猫が気持ちよさそうにしているからといって、
調子に乗って撫ですぎてはいけません。
あまり撫ですぎると、今度は猫のほうがだんだんウザったく感じてきて、そのうち不機嫌になってしまいます。
気持ちいい顔から鬼のような顔に一変して、爪やキバの武器を繰り出した来るかもしれませんのでご注意を(笑)
「猫を撫でる」の効果・効能
撫でることによって猫とコミュニケーションをとることができますが、じつはそれだけではないんです。
猫を撫でることによって猫だけではなく、
自分たち飼い主のほうにも大きな効果・効能があるんです。
続いては「猫を撫でる」の効果・効能について解説していきましょう。
猫の異変にすぐ気づくことができる
日常的に猫を撫でてあげることによって、
体にできた”傷”や”しこり”といった異常をすぐに気づいてあげることができます。
猫が自分から異常を知らせることはできませんし、思っているよりもガマン強い動物です。
猫の体の異常はあなたがいち早く気づいてあげるようにしましょう。
猫のみならず人も幸せな気持ちになる
これは
「カワイイ猫を撫でれて幸せ~」
というようなことではないんです。
猫を撫でることによって、脳内から
「オキシトシン」
というホルモンが分泌されます。
これは別名を「幸せホルモン」と言い、人間が幸せを感じ、心に安らぎを与えてくれるホルモンなんです。
そしてこのオキシトシンは猫を撫でているとき、
人間だけでなく猫も分泌されているんです。
つまり
「猫を撫でているときは猫も飼い主も幸せな時間を過ごしている」
ということです。
さらに人間の場合はオキシトシンの他に
- 「セロトニン」
- 「フェニルエチルアミン」
というホルモンも分泌され、これら3つのホルモンが分泌されると
- 「イライラしたり、怒ったりといったことが減る」
- 「他人に対してやさしい気持ちになれる」
といった効果・効能があらわれます。
これは、科学的にも証明されていて
「アニマルセラピー」
としてうつ病などの心の病気の治療として実際に利用されています。
これらのホルモンは、毎日猫を15分程度撫でることで分泌されるそうです。
15分で穏やかな毎日を送れるのなら、ぜひ撫でておきたいとこですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「猫の撫で方のコツと効果・効能」について解説させていただきました。
猫の撫で方についてまとめると
- 猫の撫で方のコツは「タイミング」「ポイント」「スピード」「チェンジ」「ストップ」の5つが大事
- 猫を撫でることによって体の異常にすぐ気づくことができる
- 猫を撫でると、猫も人も幸せな気持ちになるホルモンが分泌される
- 猫と触れ合うアニマルセラピーというものが心の病気の治療として使われている
といったところだと思います。
「猫を撫でる」
カンタンな行動ですが、その効果・効能は大きなものでしたね。
猫と触れ合い、毎日穏やかに暮らしていきたいものです。
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。