
こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
この記事では
猫の「トイレハイ」と呼ばれるものの特徴や理由、気をつけておきたいこと
について触れてるニャ!
猫がトイレに入ったかと思ったら急に猛ダッシュで走り抜けていったことってありませんか?
通称「トイレハイ」と呼ばれる行動ですが...何なんでしょうねあれ?(笑)
傍から見れば
「トイレで用を足したらテンション上がって治まりがつかなくなった」
ような感じですが、何が起きたのかサッパリです。
けど、猫が何の意味も理由もなくあんな行動をするとは思えない!
ということで今回は
- 初見のときはビックリ確実!猫が「トイレハイ」になるとこんな行動を
- いったい何があったの?トイレハイになってしまう理由
- 普段から気にかけておこう!猫のトイレハイに関する注意点
について解説してみようかなと思います。
トイレに行くだけであんなにテンション上がるって、なんだか少し羨ましいような気がしますね(笑)
ちなみに”トイレ繋がり”ということでこちらの記事も参考にしてもらえたら嬉しいです。
- 初見のときはビックリ確実!猫が「トイレハイ」になるとこんな行動を
- いったい何があったの?トイレハイになってしまう理由
- トイレハイってやめさせることはできないの?
- 普段から気にかけておこう!猫のトイレハイに関する注意点
- まとめ
初見のときはビックリ確実!猫が「トイレハイ」になるとこんな行動を

「トイレハイ」と言ってもその行動にはいろんなものがあります。
みなさんがよく見たり聞いたりするのは”突然のダッシュ”が多いでしょうが、実際にはそれだけではないんです。
中には「えっ?これもトイレハイだったの?」といった行動も。
そこで、まずはトイレハイのときに見られる主な行動をピックアップしていきましょう。
トイレハイの行動①「突然のダッシュ」

まずは、いちばん有名なトイレハイのときの行動。
「突然のダッシュ」
これがホントに突然。
穏やかな日常を切り裂くかのように急に「ドドドドド!」とダッシュし始めます。
しかも意外と走る走る(笑)
あっちで「ドドドド!」こっちで「ドドドド!」とけっこう長め。
激しいときは走るだけじゃ飽き足らず、いろんなところに飛び乗ったりもするのでホントにビックリするのニャ!
ウチの猫もこのパターンなんですが、すでに18歳にもなるおばあちゃん猫。
それでも若いころと変わらないスピードで目の前を駆け抜けていきますよ(笑)
終わった後はさすがに「ゼーゼー」言ってますけどね。
トイレハイの行動②「一心不乱に砂かけ」

トイレが終わると猫は出したものに砂をかけて隠す、いわゆる「砂かけ行動」をします。
しかし、トイレハイ状態になった猫はこの砂かけが止まりません。
一心不乱にザッザッザッザといつまでも終わらない。
まさに「やめられないとまらない」状態でかけ続けるため、ウンチの上には砂がこんもりと盛り上がって隠すどころか逆に目立ってるんじゃないかといったことになります(笑)
必死になって砂をかけるので、終わった後には辺り一面に飛び散りまくっていることも珍しくないのニャ!
トイレハイの行動③「とにかく鳴きわめく」

猫という動物は意味もなくあまり鳴いたりはしません。
そんな猫が鳴くと言ったら
- 「威嚇」
- 「甘える」
といったときくらい。
しかし、トイレハイになった猫は出すものを出した後急に
「アーーオ!アーーーオ!」
と鳴きだしてしまうことがあります。
その様はさながらハンマー投げなどで雄たけびをあげる選手のよう。
「オリャー!出してやったぞー!」とアピールしてるようにも見えますね(笑)
ただ、夜中に鳴きだされてしまうとちょっと迷惑なのニャ!
トイレハイの行動④「これでもかというほど爪とぎをし始める」

普通の爪とぎであれば「バリバリ」とちょっと身だしなみを整えるくらいの感じでやりますが、トイレハイのときはまるで違います。
トイレが終わった後、急に飛び出してきたと思ったらものすごい勢いでバリバリガリガリ!
爪が無くなるんじゃないのかと心配になるほどにやり続けます(笑)
しばらくやって気が済めば止めるので、それまでは何もせず見守っていてほしいのニャ!
いったい何があったの?トイレハイになってしまう理由

そんな一見すると奇抜な行動に映る「トイレハイ」
では、なぜこんな行動をとるようになってしまうのでしょうか?
続いてはトイレハイになる理由について迫ってみたいと思いますが、このトイレハイはまだハッキリ「こうだ!」といった理由は解明されていないようです。
なので、「こういった説もある」といった感じで捉えておいてください。
理由①トイレ中は無防備すぎて超不安!終わったら速攻で逃げなきゃ

野生で暮らしている猫のナワバリの中心は「寝る場所」
安心して寝るためにもその場所は敵に知られることは絶対に避けなければいけません。
そのため、自分のニオイが残ってしまうトイレはナワバリの外側でするようになります。
しかし、外側は当然ながら敵に見つかる可能性も高いうえに、自分は最も無防備で危険なトイレ中の状態。
なので、「敵に見つかるかも」という不安からいち早く逃れるために終わったと同時にダッシュでその場を離れていた、というのがトイレハイの起源だと考えられているようです。
現在襲われる危険の無い飼い猫でもトイレハイが見られるのは、祖先の時代から「トイレが終わった→ダッシュで逃げる」というのが遺伝子に刻み込まれているからかもしれないのニャ!
理由②「リラックス→興奮」への急な変化でテンション爆上げ状態に

人間は「トイレが一番落ち着く」という人がけっこういますよね。
中にはいろんなものを持ち込んでトイレで1日の大半を過ごす人もいるくらい(笑)
猫も同じで”トイレ中は副交感神経が刺激される”ためリラックス状態になりやすいそう。
確かに、興奮しながらトイレをしてる猫は見かけたことはないですからね。
しかし、”トイレが終わると今度は交感神経が刺激される”ために一気に興奮状態へと移行。
その、「リラックス→興奮」への急激な移行によって、テンション爆上げ状態のトイレハイが出てしまうといったことのようです。
一心不乱に砂かけをしたり、アーーオと鳴いたりするのはこちらの理由っぽいのニャ!
トイレハイってやめさせることはできないの?

いきなり猛然とダッシュし始めたり、砂を飛び散らせまくったり、大きな声で鳴きまくったりと、トイレハイは飼い主側から見れば歓迎できる行動ではないかもしれません。
じゃあトイレハイをやめさせることができるのか、ということですが、
結論から言えば、それは難しいでしょう。
猫のトイレハイは本能からくる行動です。
やってる猫自身も「さあやるぞ!」といった感じでするのではなく、反射的に体が動いてしまっているのではないかと思います。
そんな行動を無理やり止めさせることは猫のストレスにもつながりますし、トイレの失敗や他の物にあたって破壊するなどの別の問題行動へ発展してしまう可能性もあります。
なので、出来ることと言ったら
- 常にトイレを清潔に保っておく(猫が使ったらすぐ処理をする)
- 少し暗くて目につきにくいところにトイレを設置する(安全な環境をつくる)
- しっかりと遊んであげたりして走り回る体力を削っておく
といったことで、トイレハイの時の行動を少しでも軽減させる努力をするくらいでしょう。
本能からする行動は猫自身も歯止めが効かないものなのニャ!
なので、たとえうるさいと感じても叱るなどは絶対にやめてほしいのニャ!
普段から気にかけておこう!猫のトイレハイに関する注意点

「猫のトイレハイ」
それ自体には病気の前兆とか何か危険がある、と言ったわけではないです。
ただ、いろんな状態や状況を考えて「気をつけておいた方が良いこと」はあります。
ということで、最後に猫のトイレハイに関する注意点を少しあげておきたいと思います。
急なトイレハイに対応!家の中は片づけて危険なものは排除

トイレハイになった猫はとにかく興奮MAX!
全速力で家中を駆け回ります。
そのため、普段乗らないようなところへ飛び乗ったり、家具にぶつかって物を落としてしまったりすることも少なくはありません。
コップや花瓶など落ちて割れてしまうようなもので猫のみならず人間までケガしてしまうおそれもあるので、普段から「すぐ片づける」「割れるようなものは置かない」など家中を見回して危険を排除しておくようにしましょう。
トイレハイと決めつけは危険!身体に異常がないか気にかけておこう

トイレハイも見慣れてくると
「あ~またトイレハイね」
とあまり気にすることもなくなります。
しかし、いつもトイレハイだと決めつけてしまうのは少し危険です。
もしかしたらトイレをしたときにどこかに痛みが出るため、ダッシュしたりギャーと鳴いたりしている可能性も考えられます。
トイレハイはウンチのときになることが多くオシッコのときにはほぼなりません。
なのに、オシッコをした後にトイレハイのような行動をとっているようなら身体の異常を疑ってみた方がいいでしょう。
特に下部尿路の病気になりやすいオス猫は注意しておいた方がいいかもしれないニャ!
自分もそうですが、とかく慣れてしまうとそういった配慮をおろそかにしてしまうことが多くなります。
なので、普段からトイレハイだったかどうか確認するクセをつけておくと安心です。
まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は猫の変わった行動のひとつ「トイレハイ」について解説してみました。
よくわからないような行動に思えてもその裏にはちゃんとして理由がありました。
ただ、現在飼われているような猫たちには意味が無い行動でしたけどね(笑)
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。