こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
この記事では
猫が発症するアレルギーの原因と症状や治療・予防方法
について触れてるニャ!
猫を飼っているみなさん
「猫にもアレルギーがあるって知ってました?」
”猫アレルギー”じゃないですよ!
”猫のアレルギー”です。
自分は恥ずかしながら今まで猫を飼ってきて猫にもアレルギーがあるということを知りませんでしたし、気にもとめてませんでした。
しかし、最近では「猫がアレルギーを発症してしまう」ということはけっこうあるそうです。
それなら、猫のアレルギーについて少しでも知っておかないと、もし発症してしまったとき気づかないまま悪化させてしまうかもしれません。
ということで今回は
- 人間だけじゃない!猫にだってアレルギーは出る!
- 猫のアレルギーの治療法は?
- 猫のアレルギーを予防するには何をしたらいい?
について解説させていただこうかなと思います。
猫のアレルギーの原因の中に「人間アレルギー」はなかったのでホッとしています。
ちなみに人間が発症する「猫アレルギー」についてはこちら
人間だけじゃない!猫にだってアレルギーは出る!
「猫がアレルギーを発症してしまう」それは主に”3つ”のことが原因になります。
それが
- 「ノミ」が原因のアレルギー
- 「食物」が原因のアレルギー
- 「環境」が原因のアレルギー
の3つです。
それぞれ詳しく見ていくことにしましょう。
「ノミ」が原因のアレルギー
ノミが原因のアレルギーは、その名の通りノミに刺されることによって発症します。
正確には
ノミに刺されたときにノミの唾液に含まれる”たんぱく質”に反応してアレルギー反応が出る
と言われているのニャ!
ノミが活発に動き出す”夏~秋”に発症することが多いです。
ノミが原因のアレルギーの症状
ノミが原因のアレルギーの場合、
- 皮膚炎が起きて全身が痒くなる
- ノミに刺された部分だけではなく、全身に発疹が出る
- 背中から腰回りにかけてを特に痒そうにしている
といった特徴が見られます。
まず、主な症状として「皮膚炎」が起きて全身が痒くなるようです。
その他ノミが原因のアレルギー特有のものとして、通常のように”刺された部分だけ”が赤くなりかゆみが出るのではなく、全身に赤いブツブツがあらわれるようになります。
また、とても強いかゆみが出るため全身を掻きむしったり、背中を床にやたらとこすりつけたりするようになります。
「食物」が原因のアレルギー
「食物」が原因のアレルギーは、
主に食べるものに含まれる”たんぱく質”に反応して起こるアレルギーです。
原因となる食物には
- 肉類(牛肉、鶏肉)
- 乳製品
- 穀類(小麦、大豆、トウモロコシなど)
- 卵
といったものがあります。
ノミが原因の場合と違って、季節に関係なくいつでも発症する可能性があるので油断ならないのニャ!
また、何年も同じフードを食べ続けて何も起きていなかったのにもかかわらず、急にそのフードが原因でアレルギーが発症してしまうケースもあります。
食物が原因のアレルギーの症状
食物が原因のアレルギーの場合、
- 皮膚炎が起きて全身が痒くなる
- 下痢や嘔吐が続くようになる
- ウンチをする回数が増える
といったことがあらわれることがあります。
主な症状は「皮膚炎」ですが、食べものが原因ということで下痢や嘔吐、ウンチの回数が増えるなど消化器官に関する症状が出てきてしまうことがあるようです。
猫のアレルギー自体、”1歳~2歳ころ”の若い猫が発症しやすいのですが、食べものが原因のアレルギーに関しては年齢は関係ありません。
高齢になってから発症することもありますし、昨日まで大丈夫だった食べものが急にアレルギーの原因になったりもします。
「環境」が原因のアレルギー
「環境」が原因のアレルギーは、
「花粉」「カビ」「ハウスダスト」といった物質を吸い込むことにより発症してしまうアレルギーです。
アレルギーの症状が出ているのに「ノミ」「食べもの」のどちらにも当てはまらず、他の病気もないとわかった場合はすべてこれと判断されるのニャ!
花粉など”季節性のものが原因”だった場合、季節によって症状が軽くなったり重くなったりすることがあります。
環境が原因のアレルギーの症状
環境が原因のアレルギーの場合、
- 皮膚炎が起きて全身が痒くなる
- 毛づくろいのし過ぎにより毛が抜けたりしても皮膚炎などが見られない
- 上唇、口の中、お腹、肉球といったところにしこりや潰瘍ができる
といった症状があらわれることがあります。
こちらも主な症状は「皮膚炎」ですが、環境が原因のアレルギーでは、
かゆみがあっても目に見える皮膚炎の症状が出ていない
ということがあるようで、飼い主が気づきにくいアレルギーです。
また、「上唇や口の中」「お腹」「肉球」などにしこりや潰瘍ができることがあるのですが、とても強いかゆみが出るため猫がずっと舐め続けてしまいます。
その後、猫のザラザラしたベロで舐め続けることによって毛や皮膚が剥ぎ取られてしまい真っ赤に腫れあがった潰瘍が見えるようになります。
また、花粉の多くなる時期には人間と同じように”くしゃみ”や”涙が出る”など花粉症のような症状が出ることもあります。
猫のアレルギーの治療法は?
猫のアレルギーを治療するには何をすればいいのでしょうか?
続いて、猫のアレルギーの症状とそれに対する治療方法を解説していきたいと思います。
「ノミ」が原因のアレルギーの治療方法
ノミが原因の場合、治療方法としては
それ以上ノミに刺されさえしなければ発症することはない
ということで、
「抗アレルギー薬」でかゆみを抑えて、「ノミの駆除薬」で猫の体からノミを排除
すれば良くなっていきます。
ただし、アレルギー自体をなくす治療方法はありません。
ノミに刺されればまた発症してしまうので、定期的にノミの駆除薬をするの忘れないようにしておくのニャ!
特に動きが活発になる夏~秋頃には一層気をつけておくのニャ!
「食物」が原因のアレルギーの治療方法
まずは、今まで食べていたフードに含まれる
「アレルギーを引き起こす可能性のあるもの」
をすべてピックアップします。
その後それらを含まない、もしくはアレルギーが起こりにくい食材に変えた
「療法食(除去食)」
というものに変えて改善が見られるようならその療法食を食べていれば安心です。
その後原因となっているものを特定するには、療法食に1種類ずつ前のフードに含まれていた食材を入れて様子を見ながら特定していくことになります。
1種類につき1~2週間はかけて特定していくため、みつけるにはかなり長い時間が必要になるのニャ!
「環境」が原因のアレルギーの治療方法
環境が原因のアレルギーの場合、治療することが難しいと言われています。
そのため
- 抗アレルギー薬でかゆみを抑える
- 薬用シャンプーやコンディショナーで皮膚の状態を整える
といった症状を和らげる方向でやっていきます。
他には
アレルギーの原因となっている物質を特定し、その物質を少しづつ体内に入れることで猫の体を慣れさせていく
という方法もあります。
多くの猫で「症状が軽くなった」ということが見られているので、あまりに重い症状が出ている場合には試してみてもいいかもしれません。
いずれにしても、人間の「花粉症」などと同じでアレルギー自体をなくすことはできないのニャ!
症状を和らげながら上手に付き合っていくしかないのニャ!
猫のアレルギーを予防するには何をしたらいい?
猫のアレルギーは人間と同じように
「発症させないこと」が大切になってきます。
猫のアレルギーが発症しないために
- 自分たち飼い主にできる予防方法はあるのか?
- あるとすればどんなことをすればいいのか?
など解説していきたいと思います。
ノミのアレルギー以外は予防するというのは難しい
ノミが原因となっているアレルギーであればノミが体につかないようにすればいいので、駆除薬やシャンプーなどを定期的にしておきましょう。
ただし、
「完全室内飼いだからしなくても大丈夫でしょ!」
といった油断は大敵です。
猫が外に出なくてもあなたや他の方が外からノミを連れて帰ってくることは十分にあり得ます。
苦しむことになるのは猫ですので、きちんとノミ予防はしておきましょう。
猫の肩甲骨の間くらいに垂らすだけで、24時間後にはノミの成虫を駆除し卵や幼虫の幼虫の発育を妨げます。
1回で1か月~1か月半は効果が持続するそうです。
他のアレルギー、「食べもの」と「環境」についてですが、これらは普段の生活の中にあることなので”予防する”というのは難しいでしょう。
できることと言えば
- アレルギーが出にくい食材(シカ肉やカモ、魚など)で手作りする
- 市販されているアレルギー用フードを食べてもらう
- 猫のいる部屋はいつでも清潔にしておく
といったところでしょうか。
こちらは「加水分解」のチキンを使っているのでアレルギーが出にくくなっています。
※加水分解とは猫の免疫系が検知できないほど小さな分子にしたものです。
チキンエキス(加水分解)
ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、亜鉛、イオウ、ヨウ素)
アミノ酸類(システイン、タウリン、メチオニン、リジン)・乳酸
ビタミン類(B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)
酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)
いずれにしても普段から猫の様子をよく観察し、早期発見を心掛けるようにしておきましょう。
ストレスフリーな生活ができるように気をつけてあげる
「猫はストレスに弱い」というのを聞いたことはないでしょうか?
猫はストレスに弱く、部屋の模様替えをしたくらいでもストレスを感じ体調が悪くなってしまう猫もいるほどです。
ただでさえアレルギーで体がかゆいのに、生活環境が悪ければ余計にストレスを感じてしまい、アレルギーが悪化してしまうおそれもあります。
せめて猫が毎日を快適にストレスなく過ごせるようにしてあげて、できるだけ症状を和らげれるように気を配ってあげましょう。
花粉が多くなる時期には人間と同じように対策を
猫も花粉の多くなる時期には人間と同じように花粉症のような症状が出ることがあります。
- こまめにブラッシングをして体についた花粉を取ってあげる
- 外出から帰ってきたときには服についた花粉を掃ってから家に入る
- 洗濯ものを取り込むときには一度掃って花粉を取り除く
といった花粉対策をして発症しないよう努めてあげましょう。
また「空気清浄機」などもあれば万全なので出来れば用意してあげましょう。
こちらは音も静か(22㏈)で猫が寝ていても気にすること無く使用出きるでしょう。
また消費電力も3,3Wと省エネなのでつけっぱなしにしていても大丈夫。
※運転音と消費電力はいずれも「お休みモード」使用時です
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「猫のアレルギーの原因や症状、治療法など」について解説させていただきました。
今回の内容をまとめると
- 猫のアレルギーは「ノミ」「食物」「環境」が原因で発症する
- どのアレルギーもおもに「皮膚炎」が起きるが原因ごとに他の症状も出ることがある
- 猫のアレルギーはなくなることはないのでいかに発症させないかが大切
- 猫のアレルギーを予防するには原因となるものをなるべく遠ざける
といったところでしょうか。
猫アレルギーで苦しんでいる人がいる一方でアレルギーで苦しんでいる猫もいるようですね。
普段から猫の行動を観察し、
「何か掻いていることが増えてない?」
と感じたら、1度地肌の状態を確認するようにしましょう。
もちろん、何か症状があらわれていたら早めに動物病院へ連れて行ってあげましょう。
「早期発見・早期治療」が何よりも大切ですからね。
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になれば幸いです。