こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
この記事ではこんなことに触れています。
- 猫の葬儀・供養の仕方やかかる費用について
- ペット霊園やペット葬儀社の探し方
あなたは普段から
「猫に感謝を伝えきれていますか?」
「親孝行したいときに親はなし」
ということわざがありますが、
「猫に感謝を伝えたいときに猫はなし」
ということわざもあります(スイマセン、嘘です。勝手につくりました(笑))
けど実際に猫の平均寿命は人間よりはるかに短く
”14年~15年”くらいです。
どれだけがんばって長生きしてくれたとしても
最後を看取ってあげなければいけない日が必ず訪れてしまいます。
毎日、自分たちに癒しをくれる猫。
そんな家族の一員が亡くなってしまったときには感謝を込めて丁重に送り出してあげたい!
でも、
「どこに連絡して、どんな準備をすればいいのか」
など案外わからないことが多いですよね。
そこで今回は
- 飼っている猫が亡くなったらしてあげること
- 供養の方法
- 火葬にかかる費用
- 納骨・埋葬の方法
- 悪質業者に注意しよう
について解説させていただこうかなと思います。
どんな形であれ”自分のところに来てくれた猫”に最後までできることはやってあげましょう。
飼っている猫が亡くなったらしてあげること
あなたの飼っている猫が残念なことに亡くなってしまったとき、
悲しくて何もする気にならないかもしれませんが、大切な家族を供養してあげるための準備をしなければいけません。
つらいかもしれませんが、頑張りましょう。
遺体の安置
まずは、遺体を安置してあげることから始めましょう。
最初に遺体を納める「お棺」となるものが必要です。
サイズは飼っている猫の大きさより少しゆったりとしたものがいいと思います。
自分のときは「猫用のベッド」としても使っていたカゴがあったのでそれを使いました。
こちらで「お棺」や「おくるみ」などペット供養に関するものを扱っていますのでご覧ください。
お棺となるものの準備ができたらその中にペットシーツやタオルを敷きましょう。
遺体は体液が漏れてくることがあるので大きめのタオルで優しく包んであげましょう。
特に材質が紙のものの場合は体液が染みて破れてしまうかもしれません。
必要に応じてガーゼなどを鼻や肛門などにあててあげましょう。
遺体の安置が完了したら、
「袋に入れた氷や保冷剤」
用意できるのであれば
「ドライアイス」
を周りに入れてあげて状態が悪くならないようにしてあげておきましょう。
自分のときは寒い時期だったのでそういった処置はあまり必要ありませんでした。
しかし、夏場などの暑い時期だとすぐに状態が悪くなってしまいます。
冷房の効いた部屋に置いて氷などでしっかり冷やしてあげてください。
きちんと処置をしてあげてれば2~3日程度は自宅に安置しておくことができます。
供養の方法
安置してあげることができたら次は
「供養の方法」
を決めなくてはいけません。
供養の方法はいろいろありますが、やはり
ペット霊園などの施設で火葬してあげる
ことをオススメします。
自分のところのような地方に住んでいる場合には
「自宅の庭」や「私有地」
に埋葬することもあるかと思いますが、この方法は
- 「よほど深く掘らないと野生動物に掘り返される」
- 「引っ越しなどでそこを離れた場合非常に困る」
といったデメリットが大きいです。
また、
「役場など行政に依頼して遺体を引き取ってもらう」
ということもできるのですが、自治体によっては
「供養のための引き取り」
ではなく、言葉は悪くなりますが
「ゴミ処理としての引き取り」
とされることもあります。
”大切な猫の供養”といったことで考えると最もやりたくない方法だと言えるでしょう。
そういったことから、多少のお金はかかりますがペット霊園などで火葬してあげるのがいちばん良いと思います。
ただ、一口に「火葬」と言っても
「どんな種類や方法があるの?」
「火葬をしてくれる場所ってどこにあるの?」
といったわからないことが出てくると思います。
なので次は「火葬の種類や方法」「行ってくれる場所」について解説していきましょう。
火葬の種類
まずは火葬の種類から解説しましょう。
ペットの火葬には一般的に
- 「ペット霊園やペット葬儀社で行うもの」
- 「移動火葬車で自宅まで来てもらい、自宅または自宅の近くでしてもらうもの」
があります。
細かく分けると
- 合同火葬
- 個別一任火葬
- 個別立会火葬
- 特別火葬
- 訪問火葬
の”5種類”になります。
それではひとつずつ解説していきましょう。
合同火葬
合同火葬は
他の方のペットと一緒に火葬する方法です。
この方法の場合、複数のペットと一緒に火葬されることになるので火葬後にお骨がまじりあってしまいます。
そのため、
火葬後にお骨を返してもらうということができません。
一般的にはそのまま”合同供養塔へ共同埋葬”される形になります。
個別一任火葬
個別一任火葬は
ペット霊園やペット葬儀社の方が自宅まで来て遺体を預かった後、単独で火葬を行う方法です。
火葬後は
- 骨壺にお骨を入れてそのまま納骨堂へ納骨する
- 後日お骨を返してもらう
のどちらかを選択することになります。
個別立会火葬
個別立会火葬は
飼い主もペット霊園やペット葬儀社へ行き、人間の葬儀と同じように火葬に立ち合い、お骨拾いもする方法です。
火葬の時間としては”1~2時間くらい”で、中には”読経”をしてくれるところもあるようです。
一般的にはこの方法で火葬される方が多いと思います。自分もこの方法で火葬を行いました。
火葬後は「合同墓地」へ入れてもらいましたが、その際に”分骨”として少しのお骨を専用のカプセルに入れて持ち帰り自宅で大切に保管しています。
特別火葬
特別火葬とは他の一般的な火葬と違い、
飼い主の希望に合わせて「お通夜」をしたり、「豪華な祭壇」を設置したりして行う方法です。
お金はかかってしまうかもしれませんが、
「大切な家族である猫を自分の希望に沿って盛大に見送ってあげたい」
という方には良い供養方法かもしれません。
訪問火葬
訪問火葬は
火葬の設備を搭載した「移動火葬車」が自宅や指定した場所まで来てくれて火葬を行う方法です。
- 手間がかからない
- 料金が安くなっている
ということで最近ではこの方法を利用する方が増えているようです。
火葬にかかる時間は”40分~90分くらい”で「完全密封式」となっているので
「煙」や「ニオイ」といった周囲への心配はいりません
骨壺はペット葬儀社が用意してくれて、希望すれば立ち合いやお骨上げをすることもできるようです。
ただし、一般的に訪問火葬は”火葬のみ”を行うようになっています。
火葬後の納骨や埋葬などは取り扱いをしてもらうことができません。
火葬後に納骨や埋葬をしたい場合は
- ペット葬儀社が提携しているペット霊園
- ペットの納骨ができるお寺
などへ依頼する必要があります。
全国のペット霊園・ペット葬儀社
次は供養をしてもらえる場所、頼める葬儀社を紹介したいと思います。
しかし、ここで全国にあるペット霊園やペット葬儀社をひとつずつ紹介していてはキリがないのでここではペット霊園・ペット葬儀社の所在地をまとめたポータルサイトを紹介しておくだけにとどめておきます。
「ペット葬儀・霊園ネット」
こちらのサイトでは全国の「ペット霊園・ペット葬儀社」を地域別にまとめてあります。
利用する際は、自分の住んでいる地域をクリックして検索してください。
また、こちらのサイトでは
悪質業者とのトラブルなどを防止するために独自の「安心マーク」というものを発行しています。
どこに頼んだらいいか迷ったときにはそのマークを参考に選ぶようにするといいでしょう。
リンクはこちら→「ペット葬儀・霊園ネット」
「メモリアルなび」
こちらはイオングループペット専門店「イオンペット」が厳選した安心して葬儀を行えるペット霊園を紹介しているサイトです。
検索する際に地域別で検索する他に、
「行える葬儀の種類」からペット霊園を検索できる
など、条件を細かく設定して検索することもできます。
また、こちらのサイトからペット葬儀を予約するとペット供養に関する特典をもらえるようになっています。
リンクはこちら→「メモリアルなび」
火葬にかかる費用
次に現実的な話になりますが”火葬にかかる費用”について考えなければいけません。
「大切な猫の供養だからいくらかかっても気にしない」
と思われるかもしれませんが、かかる費用の相場を知っておくことはとても重要なのである程度は把握しておきましょう。
基本的にペットの火葬の費用は
大きさ(体重)で変わることが多い
ようです。
ただ、猫の場合だとそこまで大きさに差が出るわけではないので
”目安としてこれくらいかかる”
ということを覚えておけばいいと思います。
合同火葬
10,000円~20,000円
個別一任
20,000円~40,000円
個別立会
30,000円~60,000円
訪問火葬
10,000円~25,000円
「オプションの有無」や「葬儀社ごと」で多少のばらつきはあると思われますが、これくらいをおおよその目安として覚えておきましょう。
納骨・埋葬の方法
火葬が終わった後はお骨を供養するために「納骨・埋葬」をしなければいけません。
ということで最後に納骨・埋葬の方法を解説していきます。
猫の納骨・埋葬の方法としては
- 納骨堂へ納骨
- 合同墓地へ埋葬
- 個別墓地へ埋葬
- 自宅供養
の”4つ”の方法があります。
ひとつずつ解説しましょう。
納骨堂へ納骨
”火葬後すぐ”または”遺骨を自宅に持ち帰り気持ちの整理がついてから”
ペット霊園の納骨堂へ納骨する方法です。
墓地への埋葬と違い、屋内の施設なので雨などの天候に左右されず好きな時にお参りをすることができます。
- 「コインロッカーのようなタイプ」
- 「棚のタイプ」
- 「個室になっているタイプ
などさまざまな形があり、大きさによって費用が変わってきます。
※ペット霊園で火葬を行う場合は納骨・埋葬の費用も含まれているところがほとんどです。
通常は「期限付き」で預かってくれるようになりますので、
年間管理費としてお金を払わなければいけません。
※期限が過ぎたら更新料を払って再契約する必要があります。
年間管理費も納める納骨堂によって変わってきますが、
- 共同で3,000円くらい
- 個別で5,000円~10,000円くらい
が相場となっているようです。
ただ、屋内ということで
ロウソクなどの”火気の使用”や”生花を飾る”といったことはできません。
また、お供え物なども「お参りが終わったら持ち帰る」のが基本となるようです。
合同墓地へ埋葬
合同墓地、合同供養塔に他の方のペットと一緒に埋葬される形の方法です。
大きくて立派なお墓や供養塔の下に埋葬され、
基本的にはいつでもお線香をあげたり、お花を手向けたりしてお参りすることができるようになっています。
埋葬の際に少し費用はかかりますが、個別墓地と比べるとはるかに安く”管理費は基本的に無料”となっています。
個別墓地へ埋葬
個別の墓地、墓石を用意してそこに埋葬する方法です。
人間と同じく”個別に墓地と墓石を用意する”ため埋葬費用が他の供養方法より高くなっています。
※安くても100,000円以上はかかり、管理費も年間10,000円以上はかかります
ただ好きなデザインの墓石を置いたり、墓石に名前を刻んだりできるので自分の飼っていた猫だけの墓地をつくることができます。
自宅供養
ペット霊園に納めず遺骨を持ち帰った場合は自宅で供養するようになりますが、その方法もいろんなものがあります。
自宅に祭壇を用意して供養する
自宅にペット用の小さな祭壇を用意して供養する方法です。
最近では
「ペットは家族の一員」
という考え方が定着しつつあるのでそれにともない
- 「ペット用祭壇」
- 「位牌や写真立て」
などペットの供養に関するものもたくさん出てきています。
また「メモリアルグッズ」として、
- 遺骨を入れるペンダント状のカプセルやロケット
- 遺骨を加工して作るプレートやオブジェ
など多種多様なものまであります。
こちらで「ミニ祭壇」や「メモリアルグッズ」など扱っています。
自分の場合は普通の骨壺では置く場所が確保しづらかったため基本的には合同供養塔に埋葬してもらい、少しのお骨を小さなカプセルに分骨して自宅にミニ祭壇をつくって供養をしています。
また、最近では「位牌の代わり」や「メモリアルグッズ」として
飼っていた猫のオリジナル3Dフィギュア
をつくる方も多いようです。
「3Dペットフィギュア」に興味のある方はこちらを参考にしてください。
お花供養や樹木葬
お花供養は
プランターなどにパウダー状にした遺骨を散骨し、そこに花を植えて供養する方法です。
少しスピリチュアル的な考え方をすれば
「魂を花に宿して命をつなげていく」
という供養かなと思います。
お花供養は庭のないマンションなどでもできるので場所を選びません。
自宅に庭がある場合は樹木葬も可能です。
樹木葬は庭にパウダー状にした遺骨を散骨し、その場所に植樹して供養する方法です。
庭に元から木がある場合はその根元に埋葬してもいいです。
こちらも
「命を樹木に宿して成長を見守る」
というような供養法ですね。
悪質業者に注意しよう
近年、ペットの飼育頭数がどんどん増えてきています。
それにともない”ただのペット”というよりは”家族の一員”という考え方が定着してきたので、「ペットの葬儀を行う」というのもだんだんと一般的になってきました。
そうやって市場が大きくなってくると必ず出てくるのが
どうしようもない悪質業者
です。
そんな悪質業者は自分たちのような飼い主の愛情につけこんで高額な料金を請求してきたりします。
一例をあげると
一任火葬の依頼を受け遺体の引き取りにきた際にお金を請求し、そのまま道中の山の中に遺体を捨てて帰るといった行為を繰り返している。
移動火葬車で依頼を受けた業者がペットの遺体を焼却炉に入れて火葬を始めた途端、ありえないほどの高額な料金を請求してきたので、クレームをつけると
「払う気がないなら中止し、遺体を出して置いていく」
と言ったり
「払わないのなら遺骨は返さない」
と言って飼い主から金銭を脅し取ろうとする。
というようなことがあるようです。
このような目に合わないために依頼をする前に、
安心して任せられる業者なのかしっかりと確認する
ということを強くオススメします。
もしそんなことに巻き込まれた場合は「消費生活センター」へ連絡しましょう。
自分の住んでいる地域の消費生活センターの住所や電話番号はこちらのサイトから調べることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「猫の葬儀、とりわけ火葬での葬儀」について解説してきました。
この記事の内容をまとめると
- 飼っている猫が亡くなったらペットシーツやタオルを敷いた箱に入れてあげ、氷や保冷剤などで体を冷やして遺体の安置をする
- 火葬には「合同火葬」個別一任火葬」「個別立会火葬」「特別火葬」「訪問火葬」の5種類がある
- 火葬にかかる費用は基本的に大きさで変わるが、目安として「合同で1万~2万」「一任で2万~4万」「立会で3万~6万」「訪問で1万~2万5千」かかる
- 納骨・埋葬方法はペット霊園の納骨堂へ納骨、合同墓地へ埋葬、個別墓地へ埋葬、自宅供養の4種類ある
- 悪質な業者には十分注意する
といったところでしょうか。
家族である猫が亡くなってしまったときはきちんと見送ってあげて、安心して旅立てるようにしてあげたいですね。
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。