こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
「あなたの家ではどのくらい猫を自由にさせていますか?」
猫は自由気ままに行動してしまうので、気がつくと思いもよらない場所にいるといったことよくありますよね。
猫には家の中のもので何が危険かなんてよくわかっていません。
中には入ってほしくないような場所や部屋があると思います。
実際、「お風呂のフタの上が温かいから飛び乗って浴槽に落ちた」
何て話を聞いたりしますしね。
そこで今回は
- 猫に立ち入り禁止を教える3つのポイント
- 猫に立ち入り禁止を教えるときの注意点
を紹介、解説させていただこうかなと思います。
猫の家内安全を守るためにも危険な場所などはきちんと教えてあげましょう。
猫に立ち入り禁止を教える3つのポイント
猫に立ち入り禁止を教えるには褒めて教えるというのは少し難しいです。
というのも、猫は飼い主に褒められたからといって”褒められて嬉しい”といった感覚が犬より少ないからです。
なので猫に立ち入り禁止を覚えてもらうには少しかわいそうですが、バツを与えて覚えてもらうようになります。
ただし、バツとは言っても大きな声で怒鳴ったり、叩いたりするようなことではありません。
そんなことをすればあなたを怖がるようになり、猫との信頼関係が崩れるだけです。
それでは、猫に立ち入り禁止を教える3つのポイントは何かというと
- ここに入るとイヤなことが起きると思わせる
- 猫が近寄らないように嫌いな匂いのするものを置く
- テーブルなどに乗ったときはすぐに降ろす
といったことです。
これは、「イヤな思いをしてもらってその場所に近寄らないようにさせる」ということです。
それではひとつずつ解説していきましょう。
ここに入るとイヤなことが起きると思わせる
猫が入ってほしくないような場所を立ち入り禁止にしようと思った場合、その場所に入った瞬間に猫がビックリするようなことが起こるようにすると効果があります。
猫は不快感のあったことはいつまでも覚えています。
なので、ビックリさせて「ここに入るとイヤなことが起こる」というのをすり込みましょう。
具体的な方法としては次のようなものがあります。
大きな音を出す
空き缶にコインなどを入れて猫が立ち入り禁止ゾーンに入った瞬間に振って大きな音を出すようにしましょう。
そういった道具が無いときでも手でパン!と大きな音を出すだけでも効果はあると思います。
他に掃除機やドライヤーの音なども猫は嫌がりますのでそういうのを使ってもいいかもしれませんね。
ただし、人間でも腰を抜かすようなあまりに大きな音は猫がパニックになってしまうこともありますので、音の大きさには注意してください。
猫の視界を突然真っ暗にする
毛布やちょっと大きめのタオルといったものを用意しておいて猫が立ち入り禁止場所に入った瞬間に上から落とし、目の前が真っ暗になるようにします。
入った瞬間に突然目の前が真っ暗になったので猫はビックリしてその場から離れるでしょう。
ただし、猫の全身を覆ってしまうようなあまり大きなものだと猫が脱出できずにパニックになってしまうこともあるので、そこまで大きくなく、またすぐに逃げれるように上半身のみに落とすようにしましょう。
霧吹きなどで水をかける
猫が水が苦手だというのはよく聞くと思います。
それを利用して猫が立ち入り禁止ゾーンに入った瞬間に水をかけましょう。
ただし、この方法をとる場合はあなたがかけているところを見られないように気をつけてください。
猫にバレてしまうと、「ここに入るとイヤなことが起こる」ではなく「突然あなたにイヤなことをされた」となってしまいます。
そうなると、立ち入り禁止ゾーンとイヤなことが結びつかないばかりか猫があなたに不信感を抱くようになってしまいます。
また、水をかける際も顔に直接かけるといったことはせず、フワッと全体にかかるようにしましょう。
超音波の出るものを置く
猫が入ると赤外線などのセンサーが働いて、超音波を出して猫を来させないようにする機械もあります。
本来は野良猫や野生動物が敷地に侵入しないようにするためのものだと思いますが、家の中で使えば立ち入り禁止ゾーンへの対策になります。
ただし、家の中で使う場合はこまめにスイッチを切り、猫に余計なストレスを与えないようにしてあげてください。
猫が近寄らないように嫌いな匂いのするものを置く
キッチンやお風呂場など立ち入り禁止ゾーンではなく、その部屋そのものに入ってほしくない場合は、その部屋にカギをかけてしまうのが手っ取り早いですがいちいちカギを開けたり閉めたりするのはめんどうですよね。
そこで、部屋単位で猫に入ってもらわないようにするには
「猫の嫌いな柑橘系の匂いのするものを置いておく」
というのがカンタンで効果もあると思います。
さらに入口のところに猫用の侵入防止スプレーなどを吹き付けておけば、入るどころか近寄ろうともしないでしょう。
ただし、あなたがあまりに長時間その部屋にいると匂いがあなたについてしまい、猫があなたからも逃げるようになることもありますので気をつけてください。
テーブルなどに乗ったときはすぐに降ろす
テーブルなど乗ってほしくないような家具に乗ってしまっている場合は気づいた瞬間にすぐに無言で猫を降ろすようにしましょう。
その後は乗る気配を見せたら、低い声で「ダメ!」といって手や体でカバーして乗らせないようにしましょう。
それを繰り返しているうちに「ここに乗るとダメなんだ」と猫が覚えてくれるようになっていきます。
また、猫は高いところが好きなのでテーブルやその他の家具より高いキャットタワーなどを用意してあげるといいかもしれません。
猫に立ち入り禁止を教えるときの注意点
猫に立ち入り禁止を教えるときはいくつかの注意するべきことがあります。
場合によっては逆効果となってしまうこともあるので気をつけて行うようにしましょう。
猫に立ち入り禁止を教えるときは絶対に怒ってはいけない
このことに限らず猫に何かを教えるときはすべてそうですが、
「絶対に怒ってはいけません」
低く普通の声で「ダメ!」といったように何かをした瞬間に注意するのはいいですが、大きな声で怒鳴るといったことや、ましてや叩くなどの行為は問題外です。
猫には当然ながら人間の言葉はわかりません。
あなたが猫に怒鳴り散らしていても猫には何で怒られているのかわからないのです。
なので、猫にはイヤな気持ちしか残らずストレスが溜まり、余計に問題行動を繰り返すようになってしまいます。
また、あなたとの信頼関係も崩れるだけではなく、あなたのことを「イヤなことをする人」と認識して、威嚇や攻撃的な行動をとるようになる可能性もあります。
そうなってしまうと飼うこと自体が困難になってしまうので猫には絶対に怒るといったことはしないようにしましょう。
危険な場所では慎重にやる
今回紹介した方法は猫にビックリさせることが主体の方法でしたが、キッチンといった場所では包丁などの危険なものもあります。
猫がビックリして予想外の行動をとることも考えられますので、包丁のような刃物や花瓶のような割れ物などがあるような場所では慎重にやるようにしてください。
猫も人もケガをしてしまっては元も子もありませんからね。
基本的には猫にとって危険なものは片づけておく
今回の主旨とは違うことになってしまいますが、生活の中では猫を中心に考え、基本的に猫にとって危険なものは片づけるようにしておく方がいいと思います。
猫は自由で気まぐれな動物です。
あまりに制限をかけるとストレスが溜まって体調を崩してしまうこともあるでしょう。
完全室内飼いの場合は行ける場所もあまり多くありません。
好きなところに自由に動ける環境づくりをしてあげるのが望ましいですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は猫に立ち入り禁止を教える3つのポイントとその際の注意点を解説させていただきました。
この記事の内容をまとめると
- 立ち入り禁止を教えるには「ここに入るとイヤなことがある」と思わせる
- 猫の嫌いな匂いのするものを置いて近寄らないようにする
- テーブルなどの家具に乗った場合は”すぐに降ろす”を繰り返す
- 教えるときは絶対に怒らない
- 危険な場所では慎重にやる
- 猫にとって危険なものは片づけた方がいい
といったところになります。
猫は自由で気まぐれです。
何かを教えるときには思い通りにならず結構根気のいることになります。
ただ、きちんと教えていけば猫もちゃんと覚えてくれるので、猫のペースに合わせてくじけずに頑張っていきましょう。
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。