クロネコあぐりのブログ

猫に関することを中心にその他自分が気になったことも発信していきます。

猫の遺伝子(DNA)検査で病気が事前に分かる?やり方や専門機関の紹介

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             猫の遺伝子を検査しているイラスト

こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。

 

この記事ではこんなことに触れています。

  • 猫の遺伝子(DNA)検査の必要性とやり方や遺伝子(DNA)検査をしてくれるところとその費用について

 

突然ですが

「飼っている猫がかかる病気が事前に分かるって言われたら、知りたいですか?」

 

もちろん、”YES”ですよね?

それを可能にしているのが、最近話題になっている

「猫の遺伝子(DNA)検査」

というものなんです。

 

「猫の遺伝子(DNA)を調べて先天的にかかる可能性のある病気をピックアップする」

といった検査なんですが、現在猫の遺伝性疾患には300種以上あると言われていて「眼」「神経」「心臓」「腎臓」「骨・関節」など多種多様。

 

実際、猫を飼っていると病気の心配は常につきまとうものですよね。

そのために「定期健診」を年に1回、ないし2回くらい行うでしょうが、早期発見できたとしてもそのときにはすでに”病気になっている状態”。

 

急にそんなことが判明するのはやっぱりとてもショックが大きいものです。

 

そこで、遺伝子(DNA)検査を行って将来的にかかる可能性のある病気を知っておくことでそのときが来た場合の心構えもできますし、一緒に闘ってあげるための準備も整えやすいことでしょう。

 

「でも、”遺伝子検査”って聞くとなんだか難しそう」

って今思いました?

じつは、まったくそんなことないどころかむしろカンタンなくらいなんです!

 

ということで今回は

  • 猫の遺伝子(DNA)検査って必要?それってどうやるの?
  • 猫の遺伝子(DNA)検査はどこでできる?かかる費用は?
  • 猫の遺伝子(DNA)検査に関しての注意点

について解説、紹介をさせていただこうかなと思います。

この機会に飼っている猫の10年後の健康のことも考えて、遺伝子(DNA)検査に興味を持ってみてはいかがでしょうか?

 

ちなみに猫がかかりやすいと言われている病気についてこちらでも解説をしています。

あわせて参考にしてみてください。

 

猫の遺伝子(DNA)検査って必要?それってどうやるの?

質問に答えられない人のイラスト

猫の病気は大きく分けて2つの要因があります。

それが

  • 「環境的な要因」
    猫が過ごす環境が原因になるもの(※猫風邪や下部尿路疾患など)
  • 「遺伝的な要因」
    親から子へと遺伝的に伝わるものが原因となるもので純血種の猫ほど発症のリスクが高い

といった2つです。

 

「環境的要因の病気」の場合はワクチンをきちんと接種させておいたり、猫が過ごす環境を整えておいてあげたりなど、飼い主さんが普段から気をつけていれば防げる病気がほとんどです。

 

しかし「遺伝的要因の病気」の場合は親から子へと受け継いだ遺伝子(DNA)が異常な変異をすることで発症してしまうため防ぐことが難しくなっています。

◆遺伝性疾患の例◆

「スコティッシュフォールド」・・・・骨軟骨異形成症

「メインクーン」「ラグドール」・・・肥大型心筋症

「ペルシャ」「アビシニアン」・・・・進行性網膜萎縮症

「多くの猫種で多いもの」・・・・・・ピルピン酸キナーゼ欠損症、多発性嚢胞腎

そこで、

あらかじめ遺伝子(DNA)検査をして飼っている猫がどんな病気を発症するリスクがあるのかを知っておくことは遺伝性疾患の早期発見・早期治療につながり、例え発症しても進行を遅らせることなどの対策が可能

になります。

 

遺伝子(DNA)検査ってどうやるの?

白衣を着た猫のイラスト

遺伝子(DNA)検査をするにあたって飼い主側の方ですることはさほど面倒なことはありません。

流れとしては

①遺伝子(DNA)検査ができる機関に申し込みをする

      

②専用のキットが送られてくる

      

③専用のキットで”猫の頬の内側”をこすって細胞を取る

      

④専門機関に送って結果を待つ

といった感じです。

カンタンでしょ?

 

後は送られてきた結果を見て「どんな病気のリスクがあるのか?」「どんな予防法や対策があるのか?」といったことを確認しておきましょう。

 

猫の遺伝子(DNA)検査はどこでできる?かかる費用は?

ルーペでのぞき込む人のイラスト

猫の遺伝子(DNA)検査は大きな動物病院へ行けばしてくれるようですが、最近ではインターネットを使って検査をしてくれるようなところが増えてきています。

 

そこで今回はオンラインで検査の申し込みができる機関を少しばかりですが紹介しておこうと思います。

 

webで遺伝子(DNA)検査の申し込みができる機関はここ!

パソコンを使う人のイラスト

それでは、さっそく紹介していくとしましょう。

 

「Pontely(ポンテリー)」

ねこちゃんの遺伝子検査【Pontely】

 

◆特徴◆
  • 猫の種類を入力するだけで獣医師のおすすめする検査項目を選択できるシンプルかつ簡単な申込方法※ミックスの場合は検査項目を相談してから決めるようになります
  • 1回粘膜の採取をすればその後の追加検査はwebから申し込みをするだけ
  • 検査はPontelyにキットが到着してから約2週間で判定してくれる。
  • 検査結果はweb会員ページですぐ確認可能※紙媒体の報告書は無し

 

どの猫種で何の検査をすればいいか分かりやすく、料金の支払い方法も明確なので検査の依頼がしやすい感じ。

また、遺伝子解析は「アニコム先進医療研究所」に委託しているので信頼できる確かな結果が得られると思います。

 

◆料金◆

5,500円(必須1項目)~15,400円(おすすめ3項目)


支払い方法は

  • 「各種クレジットカード」
  • 「LINE Pay」
  • 「Amazon Pay」
  • 「コンビニ決済」
  • 「銀行振込」
  • 「代引き」※5,5000円未満の場合のみ選択可能

が使えます。

 

「Veqta(ベクタ)」

株式会社VEQTA | 犬・猫のDNA、遺伝性疾患検査|株式会社VEQTA(ベクタ)

 

◆特徴◆
  • 通常の検査に加え、早く知りたい方向けに「特急検査」もある※通常は7~10営業日くらいだが、特急だと4営業日くらいで結果が分かる
  • 猫の種類ごとにそれぞれのおすすめセット検査があるので申込時に迷わない
  • ミックスの猫種の検査も普通に対応している(おすすめセット検査もある)
  • 検査結果はメールで送られてくるが追加料金を払えば紙媒体の報告書も送ってくれる

 

早く結果が知れる「特急検査」があるのが特長。

検査自体もおすすめセットがあるため分かりやすく、また他と違い「ミックスの猫種」の項目があるのも○※他の機関ではミックスの場合は「お問い合わせ」などから相談する必要がある

 

ただ、支払いの方法が「受付後に窓口担当者から案内がある」とちょっと不明瞭になっていて不安が残る。

 

◆料金◆

4,950円(1項目あたり)※特急の場合は+2,200円、また判定不能時の再検査には2,750円かかります。

紙媒体の検査結果報告書発行代は1部あたり550円※日英表記報告書だと1,100円

 

支払い方法は

検査申込受付後に窓口担当者の方から詳しい案内がある

とのこと※銀行振込とカード決済はあるみたい

 

「Orivet Japan(オリベット ジャパン)」

ねこ用検査 | Orivet Japan

 

◆特徴◆
  • 世界的な認知度が高く、オーストラリアでは獣医師ネットワークから絶大な信頼を得ている機関らしい
  • 検査報告は「PDF版データ」と「郵送(紙媒体)」の2種類ある
  • 海外のラボに送って検査をするため時間がかかってしまう
  • 検査の申し込みは猫の画像から選択すれば良いようになっているが検査項目が「全遺伝性」やら「全形質遺伝子」やら何の検査をするのかいまいちよくわからず選びにくい

 

他の2つと比べると検査時間の長さや検査項目のわかりやすさなどでどうしても見劣りしてしまう印象。

特に検体を海外に送るのに1週間分をまとめて送るらしく、仮に月曜日に届いたものの場合、ラボに発送されるのは翌週の火曜日ということになるので送るだけでも大変な時間のロスになってしまう。

 

◆料金◆

5,400円(1つの項目)~19,300円(全検査セット)

紙媒体の検査報告:1頭につき500円

 

支払い方法は

  • 「PayPal」
  • 「銀行振込」

が使えます。

 

猫の遺伝子(DNA)検査に関しての注意点

焦る人のイラスト

猫の遺伝子(DNA)検査をするにあたって注意しておくことなどがあります。

頭の片隅にでも入れておいてください。

 

検査結果が問題なかったとしても病気にならないというわけではない

バツを出している猫のイラスト

検査の結果が問題なしだったとしても

絶対にその病気にかからないというわけではない

ということは認識しておきましょう。

 

あくまで発症する可能性が低いということなので、その後の生活環境などから状況が変わってしまうことも無いとはいいきれません。

 

とにかく普段から猫の健康管理には気をつけておくようにしてあげましょう。

 

口の中の粘膜を採取するときはしっかりと取るようにしよう

口を開けている猫のイラスト

飼い主側で唯一やることになる

「口の中の粘膜(遺伝子)の採取」

ですが、きちんと採取できてないと検査機関に送られた後になって「量が少なかったので判明せず」といった事態になりかねません。

 

またやり直しになるうえに再検査をするにも追加料金がかかるなど、コストも時間も増えてしまいます。

猫はちょっとイヤがるかもしれませんが、しっかりと採取できるよう思い切ってやりましょう。

 

まとめ(比較表)

仕事のジャマをする猫のイラスト

いかがだったでしょうか

今回は「猫の遺伝子(DNA)検査の必要性と検査をしてくれるところ」について解説と紹介をしてみました。

 

以下は今回紹介した機関の比較です。

  • 「Pontely(ポンテリー)」
    検査期間:約2週間
    料金:5,500円~15,400円
  • 「Veqta(ベクタ)」
    検査期間:通常7~10営業日くらい、特急約4営業日くらい
    料金:1項目4,950円※特急は+2,200円
  • 「Orivet  Japan(オリベットジャパン)」
    検査期間:海外のラボに届いてから14営業日内
    料金:5,400円~19,300円

 

猫ってしゃべれないので病気の発見が遅れたりすることってけっこうあります。

遺伝子(DNA)検査をすることで早期発見・早期治療に役立つならぜひともやっておきたいところではありますね。

 

それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。