こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
この記事ではこんなことに触れています。
- 猫に留守番をしてもらって問題ないか?
- 猫に留守番をしてもらうときの準備や注意
あなたは普段の猫との暮らしの中で
「猫を家において出かけたことありますか?」
ちょっとした買い物など、2~3時間くらいならあるかもしれません。
けど、
「昔はよく旅行に行ってたけど、今は猫がいるから行ってないな~」
と、猫を飼うようになってから”宿泊を伴うような外出”をしなくなっている方も多いのではないでしょうか?
その理由としてはやはり、
「家に猫だけをおいて出るのは不安」
「寂しい思いをさせてしまう」
「部屋を散らかさないか心配」
といったことでしょう。
しかし、”猫に留守番”をしてもらうのはホントに無理な話なんでしょうか?
いえ、猫ってあなたが思っているよりやれるもんなんです。
ということで今回は
- じつは、猫は留守番が得意なんです!
- 猫に留守番をお願いする前に安全第一で環境づくりを
- 猫に留守番をしてもらうときの注意点
について解説をさせていただこうかなと思います。
留守番させてみたら、意外と自宅警備員として家を守ってくれているかもしれませんよ(笑)
じつは、猫は留守番が得意なんです!
犬が群れをつくって生活する動物なのに対し、猫は単独で生活する動物です。
そんな”孤独を愛する?”猫は、独りで留守番することにあまり抵抗はありません。
昔から
「犬は人につき、猫は家につく」
ということわざもあるほどで、たとえあなたがいなかったとしても
「そういえば今日は見かけないな~」
といった
程度にしかとらえてないことが多いです。
加えて、猫は1日のうち”16時間くらい”は寝て過ごしています。
寝てる時間はあなたがいてもいなくても、さほど関係はないですよね。
もしかしたら
「今日は静かで寝やすいな~」
とすら思われているかも(笑)
何日くらいまでなら留守番してくれる?
猫がいくら留守番が得意だからといっても、さすがに何日もしてもらうには限界がありますよね。
では、猫の留守番は何日くらいなら平気なんでしょうか?
一般的な成猫で、留守番してもらう前に環境をきちんと整えてあげておけば、
”2日くらいなら平気”だと言われています。
それ以上になると猫側の問題というよりは”フードの鮮度”、”トイレの清潔度”など
「環境的な問題」
が出てくるため2日くらいまでが限界だと覚えておきましょう。
子猫の留守番は大丈夫?
環境さえ整えれば2日くらいは平気で留守番できるというのは、あくまで大人になった
”成猫”の話です。
「じゃあ、子猫の場合はどうなの?」
となりますが、子猫の場合は基本的に留守番はさせない方がいいと思います。
子猫は好奇心旺盛なため、何にでも手を出したり噛んだりしてしまうので目が離せないからです。
特に生後2か月未満だと、ホントならまだまだ母猫の庇護が必要な時期ですので独りにさせておくのは怖いですよね。
3か月以上になれば少しづつ留守番してもらうこともできるようになってきます。
人間の年齢に換算するとわかりやすいと思うので
換算した年齢と留守番が可能な時間を表すと
- 2か月くらい(人間で3歳)・・・・ムリです!
- 3か月くらい(人間で5歳)・・・・2~3時間くらいなら何とか
- 4か月くらい(人間で6~7歳)・・・半日程度はいけそう
- 5か月くらい(人間で7~8歳)・・・半日過ぎても大丈夫かな
- 6か月~(人間で9歳以上)・・・・仕事(8時間)してても大丈夫でしょう!
くらいが一般的だと思います。
ただ、あなたが”不安で居ても立っても居られない”ようにならなければ、ですけどね(笑)
猫に留守番をお願いする前に安全第一で環境づくりを
猫に留守番をお願いするには、まず家の中の環境を安全第一に考えて準備しておく必要があります。
猫が少しでもストレスなく過ごせるように準備は万端にしておきましょう。
イタズラされそうなものは片づける
留守番中はあなたが見ていないどころか気配もありません。
怒られることがないと感じ取った猫は
”普段なら登らない”ようなところに登ったり、”普段なら手を出さない”ようなものにじゃれついたりすることもあります。
結果、落として割れたものでケガをしたり、変なものを誤飲してしまったりするおそれがあります。
あなたがいれば、すぐ動物病院へ連れて行くことができますが、猫だけではどうにもできません。
小事が大事になってしまう危険も十分にあります。
留守番前には徹底して、少しでも危ないと思われるものは片づけておきましょう。
フードと水は多めに何か所かに分けておく
普段は”決まった時間”に”決まった量”をあげていたとしても、留守番のときは
「置きエサ」をするしかありません。
ただ、全部の量をひとつにまとめて入れておくと、がっついて吐いてしまうということもあるので、小分けに何か所かに分けて置いておくことをオススメします。
そして、フードの近くには必ず水を一緒に用意しておいてあげましょう。
”フードは何か所もあるのに水だけ1か所”では水を飲まなくなってしまい水分不足になってしまいます。
できれば「自動給餌器」と「自動給水機」があると、いつもと変わらず”決まった量を決まった時間”にあげれるので便利なうえ心配もないです。
「不意に停電とかしたらフードが出ないんじゃないの?」
といった不安があるかもしれませんが、最近のは緊急時にバッテリーへ切り替わるのものが多いので心配はありません。
普段でも、”急な外出”や”帰宅が遅くなった”ということがあっても大丈夫ですね。
トイレはいつもより多い数を用意しておいてあげる
キレイ好きな猫は、トイレが汚れているとそこではしなくなってしまいます。
となると、どこでするのでしょう?
トイレでできなくなった猫は、ガマンできずに家のいたるところで粗相をしてしまいます。
あなたが帰ってきたときには家中がウンチだらけということも...
それだけならまだいいですが、トイレでできずにガマンをし続けた結果、「膀胱炎」などの病気になってしまうことだってあり得ます。
家の中や猫の安全を守るためにも、トイレは何個か用意してあげるようにしましょう。
長期(2日)以上になる場合は他の手を借りる
先ほども触れたように猫に留守番をお願いできるのは2日が限界です。
それ以上の日数になると他の手を借りることが必要になります。
猫のお世話を頼むところとしては
- 「ペットホテル・動物病院」
- 「ペットシッター」
- 「家族や友人」
といったものがあります。
「ペットホテル・動物病院」
ペットホテルに頼むのであれば事前に
”どういう施設”か
”どういうスタッフがいる”か
といったことを自分の目と耳できちんと確かめることをオススメします。
かかりつけの動物病院で預かってくれるようであればそれも良いですが、
どちらにしても
「慣れていない場所」
「他の動物の気配を感じる場所」
に何日もいることになるので
ストレスが溜まってしまわないか心配です。
「ペットシッター」
ペットシッターに頼む場合は自宅でお世話をしてもらうことになるので、猫にとってはいつもの環境で負担が小さい方法です。
しかもプロの方なのでお世話のほうも完璧でしょう。
ただし、ペットホテルよりリーズナブルとはいえ、それなりに費用はかかってしまいます。
猫に負担は小さくてもこっちに負担は大きいですね。
「家族や友人」
家族や友人に頼むのであれば、お金の面では心配いりませんが、お世話という面ではプロではないので、正直若干の不安は感じてしまいます。
近くに頼む家族や友人がいないという場合には、
”猫の飼い主さん同士をつないで助け合う”
という「ニャッチング」というサービスがあります。
ニャッチングの詳細はこちらの記事にありますので参考にしてみてください。
帰ったらいっぱいホメていっぱいかまってあげる
家に帰ったときには猫が玄関まで出迎えに来てくれることでしょう。
留守番が得意とはいえ、いつもいるあなたが長期間いなかったことに対して少なからず寂しい思いはしていたはずです。
また、しっかりと”留守番という任務を完遂”した猫をいっぱいホメていっぱいかまってあげましょう。
猫に留守番をしてもらうときの注意点
猫に留守番をしてもらうことに対して注意しておくべきことがいくつかあります。
外出前には意識して気をつけておくようにしましょう。
部屋の温度には気をつける
猫は、寒暖差を感じることが意外と鈍感です。
しかも、ガマン強いところもあるのでいつの間にか「脱水症状」や「熱中症」といったものになっていることもあります。
夏場は
「カーテンを閉め切る」
「冷却マットを置く」
など涼しく過ごせるような工夫をし、お金が気にならないようであればエアコンをつけっぱなしにしておいてもいいでしょう。
冬場は寒くないようにベッドに毛布などを敷いてあげておけば大丈夫です。
逆に電気カーペットなどは
「コードを噛んでしまう」
「低音やけどになってしまう」
といった危険もあるので留守番のときは使わない方がいいかもしれませんね。
家の戸締りは徹底しておく
留守番をしているときにいちばん怖いのは”猫の脱走”です。
あなたがいない間に脱走してしまうと帰ってきて気づくまでの間、ずっと外で危険にさらされていることになります。
また、脱走して時間が経てば経つほど家から離れてしまうかもしれません。
留守番をさせたために
「二度と会えなくなってしまった」
ということがないように戸締りだけは徹底してやっておきましょう。
猫の「分離不安」に気をつけてあげる
「分離不安」とは
”愛着のある人や物から離れることに不安を感じてしまう”
ことだそうです。
ひどくなると「分離不安障害」となり
「体長を崩してしまう」
「自傷行為をしてしまう」
といった症状が出てきてしまうと言われています。
多くは犬にみられるものだったようですが、
最近では完全室内飼いの猫が多く、
「飼い主さん以外の人と接することがないため、いなくなることに不安を感じやすい」
ようです。
また、子猫のときからかまわれ過ぎて育てられたため分離不安を感じてしまう猫が多くなっているようです。
あなたの飼っている猫が分離不安かもしれないと感じたときは
「かまい過ぎないようにする」
「短時間の外出を繰り返して独りに慣れさせる」
といったことで改善されていくそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は猫の留守番についていろいろと解説させていただきました。
猫の留守番についてまとめると
- 猫は留守番が得意で2日くらいなら大丈夫
- 生後2か月未満の子猫にはムリ
- 猫に留守番をしてもらうときは安全第一で環境づくりをしておく
- 2日以上になるときは他の手を借りないとキビシイ
- 留守番をしてもらうときは「部屋の温度」「家の戸締り」「猫の分離不安」に気をつける
といったところでしょうか。
”きちんと準備さえしておけば猫に留守番をしてもらうことに問題はない”ということがわかりましたね。
ただし、お土産を買って帰らないとスネられてしまうかもしれませんのでご注意を(笑)
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。