こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
この記事ではこんなことに触れています。
- 猫キックをする意味とその威力
- 猫キックをされたときの注意点と対処法
猫の二大攻撃、「猫パンチ」と「猫キック」
猫を飼っている方も飼ってない方もその存在は見たり聞いたりしたことあることでしょう。
ただ、見ていて思うのが
「これ、何の意味があるんだろう?」
そう思いませんか?
これで、獲物を仕留められるとは思えないし、そもそもネズミなどの小動物ではやりづらいような気がします。
じゃあ他に意味があるのでしょうか?
ウ~ン...さっぱりわからない。
ということで今回は
- 止められない止まらない!猫が猫キックをする意味って?
- 猫キックの威力はどのくらい?
- 猫キックをされたときの注意点や対処法
について解説させていただこうかなと思います。
はたしてカワイイだけのものなのか、真実を明らかにしていきます(笑)
止められない止まらない!猫が猫キックをする意味って?
ガッチリと前足でホールドして、高速で後ろ足を回転させる「猫キック」
目をまん丸にさせて一生懸命にけりけりしてる姿を見るとカワイくてつい笑顔になってしまいますよね。
ただ、カワイイだけで意味のなさそうに見えるこの猫キックも、猫にとっては立派な意味があります。
まずは、猫キックをする意味について解説していきましょう。
遊びながら狩りのトレーニング
猫は本来狩猟動物です。
小さいころから遊びの中で狩りのトレーニングを行っています。
猫キックは子猫同士が遊びながら狩りを学んでいる行動で、誰に教わるわけでもないのに自然とやり始めるそうです。
まさに、狩猟動物の本能ですね。
室内で飼われている猫は狩りをすることはありませんが、飼い主さんの足や手、ちょうどいい大きさのおもちゃなどを見つけると本能が騒いで猫キックをしてしまうようです。
「もっとかまって」とあなたへのアピール
本能とは違い、あなたに「もっとかまってほしい」と思っているときにも猫キックをすることがあります。
猫が猫キックをする理由としては本能よりむしろこっちのほうが多いと言われています。
「かまってほしいけど、何か他のことをしている」といった あなたに向けて、気を引くための猫キックです。
何か、よりカワイく感じてしまう理由ですね。
気を引くための猫キックなので手加減をしている場合が多いですが、だんだん興奮してくると比例して力が強くなってくるため、早めに対応してあげましょう。
イヤだって言ってるのにわからないのなら
猫はしっぽや目、耳などを使っていろんな気持ちを伝えてくれています。
その中には「今、不機嫌だからね」といったことを伝える表現方法もあります。
そんなサインを出しているにも関わらず、しつこく触ったり撫でたりするようだと、ついには実力行使に出てきてしまいます。
だいたいが
撫でているときにガバッと腕を掴んで爪を立ててホールド
↓
そのまま腕をこれでもかといわんばかりに猫キック
をしてきます。
そのときの表情は「あれだけ言ったのにわからないのか!こうしてやるー!!」といった鬼のような表情になっています(笑)
この場合は多少の憎しみがこもっていますので、けっこう痛いですよ。
猫キックの威力はどのくらい?
猫キックが繰り出される意味はわかりましたが、その威力のほどはどのくらいのものでしょうか?
猫キックを狩りのときに使う場合、
「暴れる獲物を疲れさせ弱らせるために使う」
ということのようです。
なら、一撃で小動物を気絶させることができる「猫パンチ」に比べると、威力自体はそこまで高くはないようです。
ただし、これは猫キックが”両後ろ足を高速回転させて出す連続攻撃”だからかもしれません。
みなさんもご存じのように、猫はあれほどのジャンプやダッシュができる力を持っています。
その土台となっているのは後ろ足の筋肉なのです。
なので、1発の猫キックに全集中して力を籠めるとそうとうの威力があるのではないかと思われます。
さしずめ
猫パンチは「ストレート」、猫キックは「ジャブ」といった感じだと思います。
猫キックをされたときの注意点や対処法
単発の威力が低いとはいえ、連続で食らえばそれなりのダメージは負ってしまうもの。
ずっとやらせておくとだんだん興奮して力を入れ始めてきますしね。
最後に、猫キックをされたときの注意点や対処法を解説していきましょう。
猫キックをされている手や足を引っ込めようとしない
猫キックをされると、もともと疲れさせるのが目的の攻撃なので、けっこう長い時間やられることが多いでしょう。
いい加減「ちょっともうやめて欲しいな」と思うこともあるかと思いますが、そのときにやられている手や足を引っ込めようと動かさないほうがいいです。
最初はかまってほしくて始めた猫キックでも、あなたが逃げようと手や足を動かすと...
本能のスイッチがON!
「暴れる獲物を逃がさない!」といった感じで我を忘れ、よけいに爪を立て威力をあげてきます。
そうなると、”前足、後ろ足の爪”、”噛みつくキバ”によってケガをしてしまう可能性がグンッと高まってしまいます。
猫キックをされたときは、逆に猫の体に手や足を押し付けるか、空いている方の手で後ろ足を掴んで止めてしまうかして、猫が落ち着くのを待ちましょう。
余裕があるのであればそのまま抱っこし、背中を撫でるなどして落ち着かせてあげてもいいかもしれません。
止めさせたいときには顔に息を吹きかけてみる
猫キックが激しく、痛くて落ち着くまで自分が耐えることがことができそうにない場合は、猫の顔に息をフッと吹きかけてみましょう。
猫は顔に息を吹きかけられるのをとてもイヤがります。
猫キック中は猫も無防備な状態です。
そこで顔に息を吹きかけられると、ビックリして動きが止まるか、弱まるはずです。
中にはビックリしすぎて、逃げ出してしまうことも(笑)
そのすきに手や足を引っ込めて、代わりのけりぐるみなどのおもちゃを渡してあげましょう。
この方法は猫のイタズラを注意するときにも使えます。
「これをするとイヤなことがある」と覚えて止めるようになるんです。
ただし、あまり何回もやっていると
「イヤなことがある」から「イヤなことをする人」に認識が変わってしまい、
あなたに近寄らなくなるかもしれませんので、ご注意を。
本能からする行動なので絶対に怒らない
猫キックは狩猟動物の本能からする行動です。
本能からする行動には、猫キックの他にもマーキングや爪とぎといったものがありますが
猫の本能からする行動には絶対に怒らないようにしましょう。
なぜなら、本能なんです。
体がうずくんです。止められないんです。
あなたに迷惑をかけようとしているんじゃないんです。
私たちでも、なにかクセのようなものを周りから止めるよう注意されたら不愉快になるでしょう?
猫も同じで、本能からする行動をできないと
①止められる
↓
②イライラする
↓
③ストレスが溜まる
↓
④マーキングや爪とぎをやってしまう
↓
①に戻る
とデッドスパイラルに陥ってしまうので、決して怒らずに「遊んであげる」「おもちゃをあげる」など、本能を満たしてあげることを考えるようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は猫キックについて行動の意味とその威力を解説させていただきました。
猫キックについてまとめると
- 猫キックは狩りのトレーニングを兼ねた遊びだが、あなたにかまってほしかったり、不機嫌なときの実力行使の意味もある
- 猫キックの威力は単発ではそうでもないが、連続で食らうとけっこう痛い
- 猫キックされたときには手や足を途中で引っ込めようとしない
- 顔に息を吹きかけると止めることもある
- 本能からする行動なので決して怒らない
といったところでしょうか。
猫の猫キック、あなたに対する訴えだということがわかりましたね。
毎日されているようなら、もっとかまってあげるよう心掛けてみてはどうでしょうか。
思う存分キックできるおもちゃを買ってあげるのもいいですよ。
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。