こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
「イヤだな~、怖いな~、どうしようかな~」
何がって?...猫に目薬をさすのがです。
猫に目薬をさすのってなかなか上手にできなくないですか?
ただでさえ、イヤがって動くのに、猫の小さい目に液体を上手に落とすんですよ?
難しいですよね!
けど、さしてあげないと病気は治らないし...困ってしまいます。
しかし、いつまでも怖がっていたり、困っていたのでは始まりません!
しなければいけないのなら、せめてできるだけスムーズにさしてあげてストレスにならないようにしてあげたいですよね。
そこで今回は
- 猫の目薬を上手にさすやり方
- 猫に目薬をさすときに注意しておきたいこと
について解説をさせていただこうかなと思います。
猫から一目置かれる”目薬マスター”を目指して、頑張りましょう。
猫の目薬を上手にさすやり方
猫の目薬を上手にさすには、いきなり始めずに、まず猫を撫でてあげて、リラックスさせてからやるようにしましょう。
爪切りや歯みがきなど、何かのケアをするときはいつもそうですが、猫をリラックスさせてからやるようにするとスムーズにいきやすいです。
目薬をさす流れですが
猫の後ろから、片方の手で顔をささえる
↓
少し上を向かせて、親指を使って上まぶたをあげる
↓
目薬をまぶたの上部分のほうから1滴さす
↓
さした後は目を閉じさせて、あふれた目薬を拭く
↓
終わったらしっかりと褒めてあげる
という感じになります。
それでは、少し詳しく解説していきます。
(写真はウチのあぐりさんに協力してもらいました)
猫の後ろから片方の手で顔をささえる
まずは猫の後ろから、片方の手で顔を包むように持ってささえます。
前からだと猫が緊張や警戒をしてしまうのでやめておきましょう。
体は猫に密着させるようにして、後ろにさがらせないようにしておきます。
もう片方の手には目薬を持って、すぐにさせるようにスタンバイしておきましょう。
顔を持ったり、体を密着させたりすると猫が暴れてしまう、といった場合にはバスタオルなどを使って、猫の首から下を包んでしまいましょう。
そうすることで、ひっかかれたりするのを防げますし、猫は包まれている安心感から大人しくなることもあります。
少し上を向かせて、親指を使って上まぶたをあげる
目薬がさしやすいように、猫の顔を少しだけ上に向けさせましょう。
あまり、上に向けすぎると、人間のように目薬を真上から落とさなければならなくなるので目薬が視界に入り、猫が怖がってしまいます。
少し上を向けさせたら、顔をささえている手の親指を使って、猫の上まぶたをやさしく少し引き上げて目を開けさせます。
このとき、目薬をさせるくらいに目が開いていれば、ムリに広げる必要はありません。
目薬をまぶたの上部分のほうから1滴さす
猫の目を開けさせたら、目薬をさしていきます。
このとき、目薬が猫の視界に入らないように、目の上部から流し込むように1滴さしましょう。
目の中心ではなく、少し左右のどちらかにずらして白目の部分にさすようにするとやりやすいです。
また目薬をさすときも、容器の先が目に触れないように気をつけましょう。
目にあたった瞬間に猫がビックリして暴れる可能性があります。
暴れることで目薬の容器の先が、目に刺さったりしてケガをしてしまうかもしれませんし、飼い主さんも不意にひっかかれたり噛まれたりするおそれがあります。
さした後は目を閉じさせて、あふれた目薬を拭く
1滴させたら、目を閉じさせて目薬をなじませます。
閉じたときに溢れ出てきた目薬はティッシュペーパーかガーゼでやさしく拭き取ってあげましょう。
両方の目にさす場合には同じ手順を逆の手でやっていきましょう。
終わったらしっかりと褒めてあげる
目薬をさし終わったら、毎回しっかりと褒めてあげるようにしましょう。
好きなおやつなんかをあげるのもいいです。
猫としては目薬をさされるのは嬉しいことではないので、上手にやったとしてもイヤな気持ちにはなってしまいます。
”終わったら褒める”、”おやつをあげる”、を毎回きちんしてあげることで
「目薬をさす=終わったらいいことがある」
と思うようにさせましょう。
そうすることで、次に目薬をさすときもイヤがったり暴れたりせず、スムーズにさすことができるようになります。
猫に目薬をさすときに注意しておきたいこと
目薬をさすのは猫にはイヤなことであるのは間違いないですし、目薬も”薬”なのでさすときにはそれなりに注意しておくことがあります。
早く目の病気を治してあげるためにも、しっかりと注意点は把握しておきましょう。
人間用の目薬は使わないようにする
結膜炎など、猫も人間と同じような目の病気にかかってしまうことがありますが
「結膜炎なら自分が使ってた目薬があるからこれで治るだろう」
と、人間用の目薬を猫に使わないようにしましょう。
病気や症状が同じだからといって、人間用と猫用とでは、含まれている成分の量に違いがあるかもしれません。
その病気や症状に効く成分といっても過剰に入れることで何らかの副作用が出てしまうおそれがあります。
必ずペット用の目薬を使うようにしましょう。
1日に決められた回数はちゃんと守る
「目の病気がなかなか治らないから、さす回数を増やしてみよう」
とか
「もうずいぶん治ってきたから、さす回数減らしても大丈夫だろう」
といったように、自分の判断で1日に決められた回数を変えないようにしましょう。
なかなか治らないからといって勝手に回数を増やすと、目ではなくまぶたの皮膚が炎症を起こしたりして余計に治るのが遅くなってしまいます。
また、治ってきたからといって勝手に回数を減らすと、治りきっていないのに十分な効果が得られず、ぶり返してしまうおそれがあります。
早くしっかりと治してあげたいのであれば1日に決められた回数はちゃんと守るようにしましょう。
時間をかけずにサッとやる
目薬をさすのは猫にとってイヤなことのひとつ。
時間をかけてしまうと、ストレスが溜まりやすくなってしまいます。
また、猫は長い時間集中力が続かないので、徐々にイヤがって暴れだすようになっていきます。
最初は慣れていないこともあって難しいかもしれませんが、「あれ?もう終わったの?」と猫が思うくらいにサッとできるようにしていきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、猫の目薬の上手なさしかたと目薬をさすときに注意することを解説させていただきました。
まとめとしては
- 目薬をさす前に、まずは猫をリラックスさせる
- 前からやると猫が緊張や警戒をしてしまうので後ろからする
- さすときは目薬の容器が視界に入らないように、また先端が目に触れないようにする
- 溢れた目薬は拭き取るようにする
- 終わったらおやつをあげるなどして、しっかりと褒めてあげる
- 人間用の目薬は使わない
- 決められた回数はちゃんと守る
- さすときは時間をかけずサッとやる
といった感じでしょうか。
猫はイヤがるかもしれませんが、目の病気になってしまうと目薬はささなければいけません。
なるべく負担にならないよう、適切な治療をしていきましょう。
また、何かあったときは自己判断はせずに動物病院へ相談するようにしましょう。
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。