こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
この記事では
猫が猫ベッドよりダンボール箱に入ってしまうことやそもそも狭い場所が好きな理由など
について触れてるニャ!
飼っている猫のために「あれが良いかな?こっちの方が良いかな?」と悩みながらついに選んだ猫ベッド!
いざ自宅に届いて「さあ、猫ベッドが届いたよ!」と猫に見せると、なぜか興味を持つのはそれが入っている”ダンボール箱”の方。
猫を飼っている方ならよくある光景ですよね。
もはや”猫のお約束”です(笑)
中には諦めて買ったものを片付け、ダンボール箱の方を猫ベッドとして使うようにした方もいることでしょう。
しかし、なぜ
「フカフカで寝心地の良さそうな猫ベッド」
より
「無機質で固く寝心地の悪そうなダンボール箱」
の方にいつも興味津々なのでしょうか?
じつは、そこには古くから受け継がれてきた習性が関係していたようなんです。
ということで今回は
- 持ちネタなの?猫ベッドよりダンボール箱を好む2つの理由
- そもそも箱などの狭い場所に入りたがるのは何でなの?
- ついやってしまう!「ダンボールの噛みちぎり」をやる3つの理由とやめさせる方法
について解説してみようかなと思います。
世界中を探してもこんなにダンボールが好きな動物は他にいないかもしれませんね(笑)
持ちネタなの?猫ベッドよりダンボール箱を好む2つの理由
せっかく買った猫ベッドそっちのけでダンボール箱の方へ入ってしまう猫たち。
笑いのツボを心得てるわけではないでしょうし...いったい何故なんでしょうか?
まずは、その理由から追求していくことにしましょう。
理由①受け継がれた血が訴える!より自然に近いものに興味を惹かれる
猫ベッドって何からつくられているでしょうか?
だいたい
「布」「ポリエステル」「綿」
といったところでしょうか。
すべて人間がつくった”人工物”ですね。
では、ダンボール箱って何からつくられているかと言うと
「木材や草などを原材料にした紙」
ですよね。
つまり”より自然に近い”材料です。
猫は野生時代、木のウロや岩穴で隠れながら寝ていました。
つまり、そのなごりによって
植物が原材料になっているものの方が馴染みやすく魅力を感じる
といったことが理由だと言われています。
人間でいう「森林浴」など自然の中に身を置くことで癒される、というのに近いことかもしれないニャ!
理由②飼い主のツボを心得てる?過去の経験からくる「かまってアピール」
初めて飼い猫がダンボール箱に入ってしまったとき、あなたはどんな反応をしましたか?
多くの方が
「何でそっちに入ってるの?」
といった感じで猫を見て笑っていたのではないでしょうか?
猫は案外そういうことをよく覚えていて、
「こうしたら飼い主がこっちを気にしてくれるんだ」ということをわかってアピールしている
といったことも考えられるそうです。
逆に言えば猫ベッドを使ってほしいなら、猫ベッドに入ったときにしっかりとかまって褒めてあげることが大切なのかもしれないニャ!
そもそも箱などの狭いところに入りたがるのは何でなの?
猫ってダンボール箱などの狭い場所を好んで入りたがりますよね。
こんな風に
そもそもこれって何でなのでしょうか?
続いては猫が狭いところに入りたがる理由について解説していきましょう。
本能が安心を求めてる!寝るときには隠れられる場所がいい
野生時代の猫がいちばん無防備な状態になるのが
- 「トイレのとき」
- 「寝るとき」
の2つでした。
そのため寝るときには襲われる可能性を減らすために見つかりにくい場所を選んで寝る必要があります。
そこで猫が選んでいたのが”狭くて暗い場所”というわけです。
飼い猫になった今でもそういった場所、ダンボール箱などを好んで入りたがるのは野生時代のこのなごりだと言われています。
ただ、現代の猫でもこの狭くて暗い場所というのは重要なようで、
動物病院などの慣れない場所へ行ったときに箱のような隠れ場所があるとストレスが軽減される
ということがわかったそうです。
より詳しくはこちら👇で解説していますので、あわせて読んでみてください。
ちなみにもう一つの無防備状態「トイレのとき」にも野生時代のなごりで出る行動として”トイレハイ”があります。
それに関してもこちら👇で詳しく解説していますので、あわせて読んでみてください。
この箱はどうかニャ?寝床の候補として品定めをしています
猫の「寝場所兼隠れ場所」はナワバリの中に1か所ではなく何か所かあった方が猫としても都合がいいですよね。
敵が近くにいた場合や休みたい場合などサッと隠れることができますしね。
そのなごりでダンボール箱などの隠れやすそうなものを見つけたらとりあえず入ってみてその入り心地を試してみたくなるそうです。
こんな感じで(笑)
その結果、気に入れば寝床として認定!(これはさすがに認定されませんでした)
もし気に入ってたとしたら、勝手に片づけては怒られてしまいそうですね(笑)
もうそういうことなら、ダンボール素材の寝床を1つくらい用意してあげても良いかもしれませんね。
ついやってしまう!「ダンボールの噛みちぎり」をやる3つの理由とやめさせる方法
猫がダンボール箱に入っているとついやってしまう行動、
それが
「ダンボールの噛みちぎり」
です。
これをやられるとゴミが散らかって掃除が大変ですし、何より猫が欠片を誤食してしまう可能性があります。
そこで、最後に猫がダンボールを噛みちぎってしまう”理由”とそれを”やめさせるための方法”について解説しましょう。
【理由①】歯が痒くてしょうがない
生後3か月~7か月頃の子猫は歯が乳歯から永久歯に生え変わりますが、そのときに歯がムズムズして痒くなるそうです。
それを紛らわすためにダンボールなどに嚙みついてしまうといった行動をしてしまいます。
また、大人になった猫でも口の中に違和感がある場合に気になってダンボールを噛んで紛らわすことがあります。
ダンボールを噛んでいたらとりあえず口の中に異常がないか確認だけはしておきましょう。
【やめさせる方法】噛んでも大丈夫なおもちゃをあげよう
ムズムズして痒いのを紛らわすためなので、噛めればダンボールじゃなくても構いません。
なので、噛んでも安全なおもちゃなどをあげてそっちを噛んでもらうようにしましょう。
歯がすべて生え変わるころには落ち着いてくると思われるので、それまでは注意しておき、噛みつきそうになったらすかさずおもちゃをあげるように心がけましょう。
【理由②】破壊してストレス発散
猫は運動不足や生活環境のちょっとした変化など様々なことでストレスを溜めてしまいやすい動物です。
その溜まったストレスを発散させるためにダンボールに噛みつき、ちぎり、破壊してしまうといったわけです。
【やめさせる方法】原因を取り除いてストレスを溜めない生活をさせてあげよう
まずは
- 最近家の中で何か変わったことがなかったか
- 遊んであげる時間がなくて運動不足になっていないか
など、猫が何にストレスを感じているかその原因を突き止めることから始めましょう。
原因がわかればそれを取り除いてあげれば大丈夫!
もし、原因がわからない場合や取り除けない場合にはとにかく毎日しっかり遊んであげるようにするのニャ!
しっかりと体を動かして運動することで、ある程度ストレスは発散できるのニャ!
【理由③】ただダンボールが好き
ダンボールって硬さ、感触、ニオイ、すべてにおいて猫にとって興味を引く物のようなんです。
猫にしてみたら
「何これ?噛み心地サイコー!」
って感じで、特に深い理由はなくただただダンボールが好きな猫は多いようです。
【やめさせる方法】補強で防止しながら他にもっと興味を引くものを探してあげよう
ダンボールが好きで気に入っているのなら取り上げてしまうのもかわいそうなので、ここはある程度許容してあげる方向で考えましょう。
ダンボール程度なら少量であれば飲み込んでしまったとしても消化されます。
なので、大量に飲み込んだり散らかさないようにさせるために噛みちぎりやすい端の部分をガムテープなどで補強しておくと良いでしょう。
どうしてもやめさせたい場合には、ダンボールよりもっと興味を引くおもちゃなどを探してあげるしかないですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「猫が猫ベッドよりダンボール箱に入ってしまう理由」について解説してみました。
猫にとって植物を原材料にしてるダンボール箱はなじみやすく本能の部分で安心できるようですね。
また、一説には
「ダンボール箱を与えられている猫の方がストレスが少ない」
という研究結果もあるそう。
噛みちぎりによる散らかしや誤食などは怖いですが、猫がよりリラックスできるのであれば置いていても良いかもしれませんね。
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になれば幸いです。