こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
猫を飼い始めるときって、まず何から始めたらいいと思いますか?
キャットフードやケージなど必需品を準備するのも大事ですが、最も大事なのは
「トイレを教える」ことです。
トイレを教えないままでいると、猫が所かまわずオシッコやウンチをしてしまいます。
そうなったときの状況を想像してみましょう。
とてつもない惨劇ですよね!
そこで今回は
- 猫にトイレを教えるときの3つのポイント
- 猫のトイレに関するいろんなこと
- 猫のトイレのしつけで注意すること
を解説させてもらおうかなと思います。
猫にトイレを覚えてもらってクリーンな生活を保っていきましょう。
猫にトイレを教えるときの3つのポイント
猫はキレイ好きで砂の上に排泄をする習性があるのでトイレを教えるのは結構カンタンだったりします。
飼っている猫がまだ子猫の場合は、自分で排泄ができるようになる「生後3週間~1か月」ころからトイレを教え始めるようにしましょう。
猫にトイレを教えるときのポイントは3つあります。
それは
- トイレのサインを出し始めたらそっとトイレに連れていく
- トイレにオシッコなどのニオイを残しておく
- 猫がトイレできちんとしたときはしっかり褒めてあげる
この3つです。
この3つのことをやっていれば遅くても1週間くらいで覚えてくれます。
それではひとつずつ解説していきましょう。
トイレのサインを出し始めたらそっとトイレに連れていく
猫がトイレを覚える前はしぐさや行動をよく観察していてください。
- 何かソワソワし始めてウロウロする
- 床のニオイをクンクン嗅ぎ始める
- お尻をムズムズさせる
- 床を引っかく
これらの行動が見られたら猫がトイレに行きたがっているサインです。
見つけた瞬間にそっとトイレまで連れていきましょう。
サインは、「朝起きたとき」「ごはんを食べた後」「遊んだ後」などが出やすいので注意しておきましょう。
また、このときあわててバタバタ連れていこうとすると猫が怖がって逃げたり、出そうとしているのを止めてしまったりするので、必ず”そっと”連れて行ってあげるようにしてあげましょう。
トイレにオシッコなどのニオイを残しておく
そっと連れていき、猫がトイレを済ませた後はキレイに掃除してあげるようになりますが、その際に完全には取りきらずにオシッコがついた部分を少し残しておいてトイレにニオイが残るようにしておきましょう。
そうすることで
「自分のニオイがする」→「ここが自分のトイレだ」
と認識して覚えやすくなります。
仮に他の場所でしてしまったときでも、オシッコをふき取ったティッシュペーパーなどをトイレに置いておくようにするとニオイをトイレに残すことができるので「こっちがトイレだよ」と教えやすくなります。
猫がトイレできちんとしたときはしっかり褒めてあげる
猫がきちんとトイレでオシッコやウンチをしたときはしっかりと褒めてあげるようにしましょう。
最初のうちは「これがトイレだ」ということをあまり認識できていないこともあるので、ウロウロしたり、出たり入ったりしてなかなかしない場合があります。
そのうち「ここでいいのかな?」という感じでし始めるので、褒められると「ここでいいんだ」と認識できるようになります。
これを繰り返していくことでトイレを覚えるのがスムーズになります。
猫のトイレに関するいろんなこと
次に猫のトイレに関することで設置場所やトイレの数などいろんなことを解説していきたいと思います。
猫がストレスなく生活をしていくためにも適切なトイレの設置を心掛けましょう。
トイレを置く最適な場所
猫が快適にトイレを使うためにはトイレを置く場所が最も重要です。
猫のトイレを置く場所として適しているのは
- 静かであること
- 人があまり来ないこと
- 風通しが良いこと
- 猫がごはんを食べる場所から遠いこと
の条件を満たしている場所です。
猫はトイレをしているときにビックリするようなことがあるとそのトイレを使うのが怖くなってそこでしなくなることがあります。
また、あまり人がよく来るような場所だと落ち着いてすることができないでしょう。
衛生的な面から考えると、ニオイのこもるような場所では猫も人間もイヤな気持ちになってしまいます。
それと同じで猫がごはんを食べる場所から(人間が食べる場所もですが)トイレが近いところにあると、ニオイなどが気になって美味しくごはんを食べれないですよね。
キレイ好きで嗅覚の優れている猫はごはんを食べるところが臭いようなことがあるとごはんを食べなくなるといった可能性もあります。
目の届く場所に置いておくようにする
静かで人があまり来ないところが良いと言いましたが、まったく見えないところに置くのもあまりよくありません。
猫の健康を管理していくのにトイレの回数やしているときの様子などは重要なバロメーターです。
また、見えないところに置いてしまうといつトイレに行ったのかがわからず、気がついたらトイレが汚くなっていたなんてこともありえます。
ちなみに、猫は1日にオシッコを2回~4回程度、ウンチは1日1回程度が健康だと言われています。
2日に1回以下であったり、7回以上するようなことが続いたりする場合は病気を疑ってみてください。
ウンチ2日に1回程度だとしても、ちゃんと出して元気があるようなら問題はないと思います。
ただし、4日以上でなかったり、するときに苦しそうだったり、鳴いたりするときは異常があるかもしれないので注意しましょう。
トイレの数は猫の数+1がいい
トイレの数は飼っている猫の数に+1を用意してあげておくのが望ましいです。
そうしておくことで、外出や夜寝ているときなどでも常に清潔な状態のトイレを使うことができるのでトイレ以外の場所でしてしまうのを防ぐことができます。
また、トイレを掃除しているときも、もうひとつあれば、猫を待たせてしまうことがないのでゆっくり掃除をすることができます。
トイレのサイズは猫のサイズの1.5倍くらいがいい
トイレのサイズもいろいろありますが、基本的には飼っている猫のサイズの1.5倍くらいは大きい方がいいです。
猫は狭いところが好きなのでトイレも広くない方がいいかと思ってしまいますが、人間でも狭いようなトイレでは用を足しにくいですよね。
猫もトイレが終わったら砂をかけたりと後処理がありますので狭いようではストレスになってしまいます。
反対に、広すぎるトイレだとこれもまた落ち着かない。
なので、トイレのサイズは猫のサイズの1.5倍くらいがちょうどいいサイズということになります。
トイレの型や砂にはいろいろな種類がある
一口に猫のトイレと言ってもその型にはいろいろなものがありますし、中に敷き詰める猫砂もいろんな種類があります。
猫によっては好みではない種類もあったりしますので、よく観察して見極めましょう。
猫のトイレの型
「箱型トイレ」
底が浅くて四角い箱型のシンプルなものです。
安くて掃除や丸洗いがしやすいのですが、砂が外に飛び散ることが多いです。
「ハーフドーム型トイレ」
箱型の周囲にカベが取り付けられたタイプです。
砂が外に飛び散ることは少なくなっていますが、箱型と比べると少し値段が高くなります。
「ドーム型トイレ」
トイレの上にフルカバーがついていて完全に”個室トイレ”というようなものになっています。
砂が飛び散ることもなく、囲まれているため安心してすることができます。
ただ、猫によってはニオイがこもるため嫌がることもあります。
「システムトイレ(砂落とし型)」
トイレの底が2重構造になっていて、専用の猫砂を使い、すのこ状になっている上部分を通過させ下のトレイに敷いた吸水シートにオシッコを取るタイプのものです。
ウンチはする度に処理しなければいけませんが、シートの取り換えなどはだいたい週に1回程度でいいので掃除の手間が省けます。
また、シートを敷かなければ液体のままオシッコを取ることもできるので、検尿などが必要な場合には重宝します。
「全自動型トイレ」
最近では猫用の全自動型トイレも出てきています。
猫がオシッコやウンチをするとトイレ自体が回転してキレイな砂だけを残し、オシッコで固まったすなやウンチだけをダストボックスに落とすといったものです。
掃除の手間は一切かからずたまにダストボックスにたまったものを捨てるだけとなっているようです。
ただ値段が非常に高く、猫が使ってくれなければ大金がムダになってしまう恐れがあります。
猫砂の種類
「紙タイプ」
紙タイプの猫砂は再生紙などからできているものです。
軽くて持ち運びやすく保存がしやすいので楽です。
紙なので吸水力はいいのですが、軽いためトイレの外に飛び散ることが多いです。
捨てるときには地域ごとのルールで分類が違うかもしれませんが、基本燃えるゴミで出すことができます。
「ベントナイトタイプ」
ベントナイトタイプは粘土の一種で鉱物からできているものです。
自然の砂に近いため猫が気に入りやすい製品です。
粘土ということで吸水力と固まる力も強く、消臭力もしっかりあります。
ただ、ほとんどの製品がとても重いです。
さらに、猫がトイレ後の砂かけ行動をしたときにホコリが舞うことが多く、掃除に手間がかかります。
捨てるときは地域ごとのルールで分類が違うかもしれませんが、基本燃えるゴミで出すことができます。
「木製タイプ」
木製タイプは木やおがくず、ヒノキの廃材といったものからつくられています。
木が原料ということで、木が持っている消臭力と自然の香りで気になるニオイもバッチリ消してくれます。
固まる力は弱いのですくう際には崩れてしまうことがあります。
捨てるときは地域ごとのルールで分類が違うかもしれませんが、基本燃えるゴミでだすことができます。
「おからタイプ」
おからタイプはそのままおからからできているものです。
おからからできているということもあり安全性は高いです。
固まる力自体はそこまで強くはないですが、捨てるときはトイレに流せるので片付けの手間がかかりません。
ただ、食べれるものなので猫が「食べもの」と勘違いしてしまうことがあるようなのでそのあたりは注意してください。
「シリカゲルタイプ」
シリカゲルタイプは「シリカゲル」という脱臭剤としても使われているものでつくられたものです。
ウンチやオシッコのニオイを強力に吸い取ってくれるうえに数週間は取り換えがいらないという製品です。
ウンチだけ取り除いておけばいいので掃除の手間がかかりません。
ただ、猫の足にくっついてしまうものも多く、それを嫌がって猫が入らなくなることもあります。
捨てるときは地域ごとのルールで分類が違うかもしれませんが、基本燃えないゴミで出すようになります。
猫のトイレのしつけで注意すること
猫にトイレをしつけるときは注意しておかなければならないことがあります。
きちんとした教え方をしていないといつまでも覚えてくれず、猫も飼い主も苦しむことになるので気をつけましょう。
トイレに失敗しても絶対に怒らないように
トイレを覚えている途中では、違うところにやってしまうこともあります。
しかしそのときに飼い主が気をつけなければいけないのが
「絶対に怒ってはいけない」
ということです。
猫は悪気があってしたのではなく、また言葉がわからないのであなたが何で怒っているのかもよくわかりません。
そうなると猫のほうでは「オシッコをトイレでしなかったから怒られた」ではなく
「オシッコをしたから怒られた」
という認識になってしまい、オシッコやウンチをすること自体をガマンしてしまうようになるからです。
その結果、体調を崩して膀胱炎などの病気になってしまうこともあるので、絶対に怒らないように気をつけましょう。
トイレではない場所にしてしまった場合はニオイを完全に消しておこう
トイレを覚えている途中やストレスが溜まってしまったときなど、トイレ以外の場所でオシッコやウンチをしてしまうことがあります。
その場合、そこをキレイにするのは当然だとしても、ペット用の消臭洗剤などを使ってニオイも完全に消し去ってしまいましょう。
猫の嗅覚はとても優れているので人間には臭わなくても、猫には臭います。
ニオイが残っていると「ニオイがあるから、そこでならしてもいいんだ」と猫が勘違いをしてしまい同じ場所で繰り返ししてしまうようになります。
人間が臭わないから大丈夫と安心せずに、徹底して消臭するようにしておきましょう。
トイレはいつもキレイにしておく
猫のトイレをいつもキレイにしておくのは必須事項です。
猫はキレイ好きなので、トイレが汚いと入りたがりません。
そうなると、トイレをガマンしたり違う場所にしてしまったりとなるので気をつけましょう。
できれば、毎回した後に取り除いてあげれればいいですが、できない場合、最低でも1日1回はキレイに掃除をしてあげてください。
トイレ自体も1か月に1回くらいは洗ってあげて猫砂も入れ替えてあげましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は猫にトイレを教えるときのポイントとトイレに関するいろんなことを解説させていただきました。
この記事の内容をまとめると
- 子猫のトイレトレーニングは生後3週間~1か月ころから始める
- トイレを教えるポイントは「トイレのサインが出てきてらそっとトイレに連れていく」「トイレにオシッコのニオイを残しておく」「トイレでしたらしっかり褒めてあげる」
- 猫のトイレは静かで、人があまり来ないが、目の届く場所に置く
- トイレの数は猫の数+1あった方がいい
- トイレの型や猫砂にはいろんな種類がある
- 失敗しても絶対に怒らない
- トイレ以外の場所でしてしまったらそこのニオイは完全に消す
- トイレはいつもキレイにしておく
といったところです。
猫にトイレを教えるのはしつけの基本でもありいちばん重要なことです。
猫も飼い主もストレスなく生活していくためにもきちんと覚えてもらいましょう。
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。