こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
この記事ではこんなことに触れています。
- 猫の知能と発揮される得意な分野
- 猫の知能テストについて
「あなたの飼っている猫、賢いほうですか?」
猫の飼い主さんは自分も含め、いわゆる”猫バカ”さんが多いので
ほとんどの方が
「ウチの猫は賢い!」
って言うと思います(笑)
けど、実際に”猫の知能”ってどのくらいなんでしょうか?
一般的なイメージでは、きちんとしつければ「お手」や「おすわり」などを覚えるので
「猫より犬の方が賢い」
という感じですが
猫だって
「いつの間にかドアを開けるようになる」
「これをすればこうなると学習する」
といったように、決して猫も負けてないと思うんですよね!
ならば、ハッキリさせないといけません!
ということで今回は
- 猫の知能ってどのくらい?頭は良いの?悪いの?
- 猫の知能が発揮される能力
- 猫の知能テストをやってみよう
について解説をさせていただこうかなと思います。
ただ、猫の知能が高いと...何か見下してきそうなイメージがありますね(笑)
猫の知能ってどのくらい?頭は良いの?悪いの?
猫の知能ってどのくらいあるのでしょうか?
じつはこの質問には
「よくわからない」
としか答えようがないんです。
というのも今のところ
”猫の知能についての詳しい研究はぜんぜん進んでない”
らしいんです。
猫は犬よりも訓練をすることが難しいので
- 「繰り返し何かをさせる」
- 「特定の条件下で行動を見る」
ということができず、研究を行えることが少ないということらしいのですが...
人間に例えるとどのくらい?
一般的に猫の知能を人間に例えると
”2歳~3歳と同じくらい”
だと言われています。
これは
”猫の行動が2歳くらいの発達段階に見られる行動や判断と似ている”
からだと言われています。
ただ、この説も”大まかにこのくらいだろう”という話で確固たる根拠がないのが現状のようですね。
「脳化指数」という考え方で見てみよう
知能を表すものとして「脳化指数」というものがあります。
これは「脳の重さ」と「体重」から算出される数値で
”動物の知性を測る目安”とされています。
この脳化指数によると
人間・・・7.4~7.8
犬・・・・1.2
猫・・・・1.0
と、ほんの少しだけ犬のほうが上になっています。
ただ、この数値も目安としての数値なのでこれだけで猫の知能が低いというわけではありません。
猫の知能が発揮される能力は?
じつは、知能というものは
”発揮される能力が動物ごとに違う”
と言われています。
つまり、猫には猫の”得意分野”があるということです。
続いては、人間とは違う猫の知能が十分に発揮される能力を解説していこうと思います。
「空間認識力」
猫の知能がいちばん発揮されるのは
「空間認識力」
だと思います。
空間を立体的に認識する能力がとても優れていて
- 「位置」
- 「方向」
- 「大きさ」
といったものを”すばやく正確に把握”することができます。
また、ヒゲを上手に使い自分と相手の距離を測ることもできます。
この能力は主に
- 「上の様子が見えないところへジャンプして飛び乗る」
- 「1度通ったことのある場所の最短ルートや安全な場所の把握」
といったことに使われます。
「判断能力」
猫の判断能力はとても高く、特に
- 「危険を察知する」
- 「相手の強さを見極める」
といったことの判断は速く、すぐさま逃げる体制をとったかと思えば一瞬のうちにいなくなってしまいます。
自分の家でもたまに喚起のためなどで窓を開けているときに野良猫が侵入してくることがありますが、こっちが侵入に気づいて
「コラ!ダメだよ」
と言おうとする”コ”の段階くらいで消えるように走り去ってしまうくらいの速さでしたね(笑)
「警戒能力」
猫の警戒能力の高さは凄まじいものがあります。
- 「寝ているときでも少しの物音に反応する」
- 「見知らぬものには安全を確認するまで近づかない」
- 「薬が入っているなど、いつもと違うフードにすぐ気づく」
といったことをあなたも見たことあるのではないでしょうか。
”危険を避け、安全を確保する知能”はバツグンに高いと言えるのではないかと思います。
「記憶力」
記憶力の中には
「短期記憶力」・・・瞬間的に見たものを記憶する能力
「長期記憶力」・・・1度経験したことをいつまでも記憶しておく能力
というものがありますが、
猫はその両方ともに優れている動物
なんです。
短期記憶力
短期記憶力に関してですが、
例えば
- 「対向車のナンバーを記憶する」
- 「相手の携帯番号をその場で記憶する」
といった記憶力なのですが、私たちは”覚えた”と思っていてもすぐに
「あれっ?何だったっけ?」
と忘れてしまうことが多いですよね。
それもそのはず、人間の短期記憶力はおよそ”30秒”しかもたないそうです。
では、猫はというと
人間の20倍!およそ”10分間”も短期記憶をもたせられる
と言われているんです!!
ただ、何もかもすべての記憶が、というわけではなく
- 「興味を持ったもの」
- 「印象に残ったもの」
といったことに限ってではありますけどね。
長期記憶力
長期記憶力に関しては猫を飼っている方はなんとなくわかるかと思いますが
- 「キャリーバッグを出しただけでどこかに逃げて隠れてしまった」
- 「可愛がっていた猫に久しぶりに会ったら向こうも覚えているようだった」
ということがあります...というか結構”あるある”です。
特に”危険なこと”に関してはとても記憶力が良く、キャリーバッグを見たら逃げ出すというのも
「キャリーバッグに入る→病院へ行く→イヤなことをされた」
ということを覚えているからなんです。
こういった記憶は
”子猫のときに経験したことをシニア猫になっても覚えている”
と言われています。
自分の知り合いの話ですが、仕事に出るときは日中のお世話ができないため、朝キャリーバッグに入れて実家に預けてたのですが、そのうち迎えに行くと走ってキャリーバッグに自分から入り
「早く帰ろう!」
という感じで鳴くようになったそうです。
ただ、実家に行くときは入りたがらず渋るようだったらしいので、実家の方はあまりおもしろくなかったということですかね(笑)
イヤなことばかりではなく、逆に
”猫にきちんと愛情を持って接して いる人間”
のこともちゃんと覚えていてくれるようです。
自分は昔飼っていた猫と”1年間”離れて暮らしていたことがありましたが、帰ってきたときは
「覚えてるかな~?シャーッ!ってされないかな」
と不安でした。
ところがその猫は忘れるどころか自分を見た瞬間、走ってきてすりすりしながら甘えた声で鳴きだしました。
まるで
「久しぶり!どこ行ってたの?」
と言われているようでとても嬉しかったことを覚えています。
猫の知能テストをやってみよう
「猫の知能があーだこーだとあれこれ考えても仕方ない!」
ということで、実際に猫の知能テストをやってみましょう。
ただし、猫に何かをやらせてということではなく、
”飼い主さんのほうで飼っている猫の行動に当てはまるものを選んでいく”
というタイプの知能テストなので、きちんと猫の”知能指数”を測るものではありません。
「ウチの猫は天才だ~」
とか
「ウチの猫は頭が悪いんだ~」
とならず、目安程度にとらえておきましょう。
こちらのサイトで猫の知能指数テストをすることができます。
このテストは
- 「猫の視覚をもとにした状況判断力」
- 「聴覚をもとにした状況判断力」
- 「社会性」
- 「家庭生活への適応性」
の4つのカテゴリーに分かれていて、
全75問(1つの質問に対して4つの選択肢から選ぶテスト)あります。
ちょっと長いですが気楽にやってみましょう。
ちなみにウチの猫は「ときどき知恵を働かす程度」でした(笑)
「猫の知能指数についての本」もありますので興味を持たれたら読んでみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「猫の知能がどのくらいか」ということについて解説をさせていただきました。
猫の知能についてまとめると
- 猫の知能についての研究は進んでおらず、ハッキリとしたことはわからない
- 一般的には人間の2歳~3歳くらいだと言われている
- 「脳化指数」というものでは犬よりも数値は低い
- 猫には猫の知能を発揮できる場面や状況がある
- 興味のあることなら記憶力はバツグン
- 猫の知能指数を測るテストがある
といったところでしょうか。
”自分の飼っている猫が賢いかそうでないか”
案外気になるところですね。
でも、どうであったとしてもカワイイ家族には違いありません。
...むしろちょっと頭が悪いほうがカワイイかも(笑)
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。