こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
この記事ではこんなことに触れています。
- 猫の身体能力のスゴさついて
- 猫の思ったより劣るところについて
「”能ある鷹は爪を隠す”と言いますが、これ猫のことですよね?」
「でも猫って普段寝ているイメージしか出てこないんだけど」
と思ったそこのあなた!
確かに、室内で飼っている猫の場合、その能力を見ることはないかもしれません。
...ですが!
猫の身体能力って実はとんでもなく凄いんですよ。
ひとつひとつの能力を見ていくと人間ではとても勝てる気がしない。
見たことないというあなた!今まさに能力を隠されていますよ。
ということで今回は
- 猫の持つとてつもない身体能力
- 猫の持つとてつもなくない能力
について解説をさせていただこうかなと思います。
猫の能力を知ってしまったそのときには...ちゅ~るを出して降参するしかありません(笑)
猫の持つとてつもない身体能力
猫の小さい体、じつはとてつもない能力がいっぱいあります。
その能力は、
一つ一つを他の動物と比べてみても高いものが多いです。
猫には顔周りだけでも
「耳」「鼻」「目」など特殊能力のカタマリ
なのに、体にもずば抜けた能力があるなんて神様はズルいですよね(笑)
それでは、そのとてつもない能力をひとつずつ解説していきましょう。
ちなみに「猫の顔周りの能力」はこちらで解説してます。あわせてご覧になってみてください。
MAXスピードは世界記録以上
「猫が走る姿」
といっても室内で飼っている場合にはあまり見ることがないかもしれません。
見るとすれば”夜の運動会”くらいですかね(笑)
”全速力”で走っているのを見るのはけっこうレアかもしれませんが、そのスピードはまさに”目にも止まらぬ速さ”というやつで、
「MAXで約50km」
もの速度が出せます。
”50km”と言われてもピンとこないかもしれませんが、人間と比較した場合
成人男性の”約2倍の速さ”で走ることができます。
また、100mの世界記録である
「9秒58」を時速で換算すると「37,6km」
となるので、猫がどれほど早いかがわかっていただけると思います。
バネでもついてるかのようなジャンプ力
この能力は実際に見たことがある方多いと思います。
「驚異のジャンプ力」です。
猫のジャンプ力はスゴイものがあり、
その場から助走なしで”1,5m~2m”の高さまでジャンプすることができます。
その高さは”猫の体長の約5倍の高さ”です。
これを人間の大きさに換算して考えると、
楽に7m~8mくらいになる
ので、その驚異的なジャンプ力の高さがわかるかと思います。
その速さと威力の前には何者も立ってはいられません
猫の攻撃といえば「猫パンチ」ですよね。
見てる分にはとてもカワイらしい攻撃ですが、その”速さ”と”威力”には驚かされるものがあります。
猫が本気で猫パンチを繰り出したとき
「何発出したか数えられたことありますか?」
「反射的にかわすことができますか?」
多分...どちらもムリだと思います。
なぜなら、猫パンチの速度は
”秒速0.009秒”
という驚異的なスピードで繰り出しているんです。
とても人間の目で追えるものではありませんよね。
またその威力ですが、本気で繰り出す渾身のパンチを受けたことのある方はあまりいないかもしれませんが、結構
「ズン」という感じで重いパンチ
を放ってきます。
その攻撃力は
鶏くらいの動物なら気絶させることができる
くらいの威力があると言われているそうです。
猫の体は液体です
猫の体ってとても柔らいですよね。
その柔らかさは「液体」や「ニャン体動物」と表現されるくらいです。
猫をぶら下げるように抱っこしたり、とてもリラックスして寝ているときなど
”ビロ~ン”と長~く伸びていますよね。
不意に見かけたときには
「おぉっ!長っ!」
とビックリしてしまうこともありますが、猫の体は”体長の約2倍”まで伸ばすことができるようになっています。
そこまで伸ばすことができるのは「骨の数」と「鎖骨の構造」のおかげです。
猫の骨の数は、
人間の「200個」に対して「244個」と多く、椎間板と靭帯がしなやかで柔らかいので可動域がとても広くなっています。
さらに、
鎖骨が小さく、肩の関節につながってないので肩が固定されていません。
だから猫が座った姿って、”超なで肩”になっていると思います(笑)
この2つのことから
「猫は体がとても柔らかく、狭いところでもスルリと入っていけてしまう」
ということなんです。
マップやナビはいりません
「帰巣本能」
多くの動物に備わっている機能ですが、とりわけよく聞くのは「犬」じゃないでしょうか。
「迷子になった犬が何千キロも離れたところから家に帰ってきた」
といった犬の話を聞くことが多いですよね。
この能力、じつは猫にもあるんですよ。
猫にも
「自宅から何百キロも離れた場所から帰ってきた」
「引っ越し先で脱走して、前の家に帰っていた」
といった例を聞くことがありますし、中には
”3000㎞”もの長い距離を数年かけて帰って来た
という話もあるくらいですから、その能力には驚きを隠せないですね。
ただこの能力、嗅覚や方向感覚だけでは少し難しい気がしますよね。
そのため、動物は
- 「優れた体内時計」
- 「太陽の位置」
などから家の方向がわかるのでは?と言われています。
「いつもこの時間に見る太陽の位置はあそこだけど、今の太陽の位置はこれだけズレているから家の方向はあっちだ」
という感じで、正確に家の方向に向かって歩き出せるということのようです。
ただし、”すべての猫が帰巣本能を持っているわけではない”ようなので、過度の期待はしないようにしましょう。
特に完全室内飼いの猫が脱走した場合には、興奮と恐怖でパニック状態になっていることが多いので、自分で帰ってくるということはあまり期待できません。
「猫の脱走について」はこちらで解説しています。参考にしてみてください。
バランス感覚は天下一品
猫の「バランス感覚」はとてもスゴイものがありますよね。
どんな細い足場もスイスイ歩いていきますし、狭い塀の上で気持ちよさそうに寝ていることもあります。
私たちがそんなところで居眠りしようもんなら...一瞬で落っこちてしまいますよね。
そして猫のバランス感覚といえば、高い場所から落っこちたときです。
どんな体勢からでも体をクルッと回転させて足からスタッと着地することができます。
この能力のおかげもあって、
猫はビルやマンションの2階~3階くらいまでならケガをすることなく着地できる
と言われています。
※ただ、落ちてしまった場合は念のため動物病院へ連れて行きましょう
この高いバランス感覚は「三半規管」というものがとても発達していて、高性能なものだからです。
そのため猫は犬に比べて「車酔いをしない」と言われています。
(ウチの猫はいつも肉球がびっちょりになるほど車酔いしますけどね(笑))
猫の持つとてつもなくない能力
すぐれた身体能力を持っている猫でも苦手なことがあります。
次は猫がちょっと苦手かなというものを解説していきましょう。
意気揚々と登ったはいいけど降りれない
「猫が木など高いところに登って降りられなくなっている」
といったのを実際に見かけたり、ニュースなどでやってたりすることがありますよね。
あれを見て
「登れたんだから降りられるだろう?」
と思ってしまうかもしれませんが、猫は登るときは筋肉や爪を使いながら勢いにまかせて上っているのでどんどん高いところまで上ってしまいます。
しかし、いざ下りようとしたとき
人間のように後ろ向きで掴まるといったことがしにくいため、下りれなくなってしまうのです。
木のような場合はかろうじて爪を立てながらズルズルと降りる猫もいるようですが、基本的に降りるときはジャンプして降りれるところでないと難しいです。
もう走れません
猫の足の速さやジャンプ力など、スゴイ能力を発揮しているのは、
すべて瞬発力を使った動きです。
「じゃあ、持久力は?」というと、
正直たいしたことない部類に入ってしまうでしょう。
猫の狩りは、「茂みなどに潜んで待ち構えるスタイル」です。
そのため”一瞬で仕留める瞬発力”があればいいんです。
また、敵から逃げるときも素早い動きで逃げ出し木の上や狭い隙間などに逃げ込めばよかったので持久力はあまり必要なかったんです。
なので、猫と遊んでいるとだいたい10分くらいもすれば、息が上がってコテンと横になってしまわないですか?
胸に手をあててみると、心臓がバックンバックンなってる(笑)
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「猫の身体能力についてとてつもないものからとてつもなくないもの」まで解説させていただきました。
この内容をまとめると
- 猫はMAX50kmのスピードで走れる
- ジャンプ力は体長の5倍も跳べるほどある
- 本気で猫パンチをくらうとただでは済まない
- 猫は軟体動物だと思われる
- 遠くではぐれても帰ってこれる可能性が高い
- バランス力抜群でキレイに着地を決めれる
- 高いところに登ると降りられなくなることがよくある
- 長距離走は止めておいた方がいい
といったところではないでしょうか。
猫の身体能力はとても優れていて、私たち人間では相手にならないようですね。
普段から猫のご機嫌をとって怒らせないようにしましょう(笑)
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。