こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
この記事では
猫が「お尻を見せる」「首をかしげる」といった行動の本当の意味
について触れてるニャ!
動物って言葉がしゃべれない分、いろんな仕草や行動で自分たち飼い主に考えや思いを伝えてくれようとしますよね。
そんな中、猫がしてくる行動に
「飼い主にお尻を見せる」
とか
「首をかしげる」
など「可愛いけどそれってどういうことなの?」
といったちょっとわからない行動もありますよね。
でも、猫がせっかく意思表示してくれているんだからきちんと受け取りたい!
ということで今回は
- 拗ねてるの?猫がお尻を見せてくるのはどうして?
- 猫が首をかしげるのは不思議に思っているから?
について解説してみようと思います。
ちなみに「猫の感情表現」についてはこちらで解説しています。
拗ねてるの?猫がお尻を見せてくるのはどうして?
猫って自分たち飼い主に対して正対せずにお尻を見せていることってありませんか?
例えば
こんな感じで手の上に座ってきたり、ときには朝目が覚めると目の前に猫の肛門があったりなんてことも(笑)
これって何なんでしょう?拗ねてるアピール?単なるイタズラ?
いえいえ、じつは猫にとってとても意味ある行動なんです。
100%の信頼宣言!背後はあなたに任せた!
猫が飼い主に対してお尻を見せている行為ってじつは
「あなたを100%信頼してます」
っていうことの証なんです。
そもそも、警戒してる相手に背を向けているようなことはしませんよね。
野生で暮らす動物の多くは子供は家族にお尻を向けて眠るそうですし、かの有名なゴルゴ13も「俺の背後に立つな!」と異様なほどに警戒するくらいですから(笑)
一見すると拗ねてそっぽを向いているようにも思える行動だけど、その意味はまったく逆でむしろ信頼してるあなたにしか見せない行動なのニャ!
ちなみに、お尻を向けるだけではなく、しっぽを立てて肛門をあらわにして見せてくる場合は飼い主さんに甘えている状態です。
子猫は母猫にお尻を舐めてもらってウンチを促してもらいます。
そのときのポーズと母猫に甘える気持ちとがリンクして記憶されるため、甘えたい気持ちのときには相手に向けて肛門をあらわにするといった行動をとるようです。
安心感が欲しい!だからあなたの手を貸して
猫が背を向けて座るとき、たまに飼い主さんの手や足の上にお尻をピトっとくっつけて座っていることありませんか?
あれは猫の「本能」と「感情」のミックスなんです。
猫は地べたに腰を下ろすのを嫌がるので「少しでも何かの上に乗って安心したい」という気持ちがあります。
それに加え、「100%の信頼をしている飼い主さんのそばにいたい」という気持ちもあります。
つまり、
「何かの上に乗って安心したい」+「飼い主さんのそばにいたい」
ということから
=「飼い主さんの手や足の上に座る」
といった行動をとるということのようです。
ついでに飼い主さんにお尻のニオイをつけてマーキングもできるから一石二鳥なのニャ!
猫が首をかしげるのは不思議に思っているから?
猫の目の前に何か物をおくと首をかしげたりすることってありませんか?
例えば
こんな感じで
あれって、やっぱり人間と同じように不思議に思ってやってるんでしょうか?
基本的にはそれで間違いはないようなんですが、人間が首をかしげるのとは少し理由が違うようです。
何だコレ?いろんな角度から見てみよう
人間の場合は不思議なものがあるとき、目を凝らしたり、顔を近づけたりしてよく見ようとしますよね。
猫が首をかしげるのはそれと一緒なんです。
猫の場合は鼻や口がでっぱっているために視界の中央の下側は死角になってしまいます。
なので、目の高さを変えていろんな角度から見て全体像を把握しようとするために首をかしげているのだと言われています。
また、猫は視力自体があまり良くなく、物事の確認には音を頼りにしているのでより聞きやすくするために首をかしげて耳を近づけているとも言われています。
人間と違い、猫が首をかしげるのは物事をよく確認しようとするための行動なのニャ!
気をつけて!場合によっては病気の可能性も
とても可愛い猫の首をかしげる仕草ですが、場合によっては病気の可能性もあるので気をつけておきましょう。
注意が必要なのは
- 何もないのに頻繁に首をかしげている
- 首をかしげた後、頭を振ったりしている
といった行動をしているとき。
その場合はもしかすると「中耳炎」や「脳の病気」になっているかもしれません。
少しでもおかしいと感じたら、動物病院へ連れていって相談するべきなのニャ!
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はよく見る猫の仕草「お尻を向ける」と「首をかしげる」についてその意味などを詳しく解説してみました。
猫はしゃべれない分、いろんな仕草や行動で気持ちを伝えようとしてくれています。
それはどこか手話に近いものがあるかもしれません。
受け取る側の自分たち飼い主はひとつひとつの意味をちゃんと理解して猫と意思の疎通ができるようにしていかないといけませんね。
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。