クロネコあぐりのブログ

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里親として保護猫を迎え入れたい!そのための方法と5つの条件

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           猫を拾う人のイラスト

こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。

 

この記事ではこんなことに触れています。

  • 保護猫を里親として迎え入れる条件や方法、迎え入れる流れについて

 

「今猫を飼っている」または「昔、猫を飼っていた」

という方たちの中で

「里親として保護猫を譲り受けた」

という方はどのくらいいるでしょうか?

 

最近では、動物関連のテレビ番組や新聞、ニュースなどで動物の保護施設に関しての話題を聞くことが多くなってきましたよね。

 

そういったことから

「里親になって保護猫を迎え入れる」

という考えを持つ方も多くなってきたように思います。

この記事を読んでくれているあなたもきっとそういう考えなのでしょうね。

 

ただ、実際に保護猫を引き取ろうと考えはするけど

「保護猫を迎え入れるってどういう手順を踏めばいいの? 」

「里親になるって何か条件があったりするんじゃないの?」

など、案外わからないことが多くて、一歩踏み出すことができない方も少なくはないのではと思います。

 

でも、保護されている猫の方はあなたが来るのを今か今かと待っていると思いますよ。

ということで今回は

  • 里親になるための5つの最低条件とは?
  • 里親になり保護猫を引き取るための方法
  • 猫の里親になるまでの流れを知ろう

を解説させていただこうかなと思います。

過酷な環境にいたであろう保護猫たちをあなたの手で一匹でも多く幸せにしてあげれるよう踏み出してみてください。

 

里親になるための5つの最低条件とは?

親指を立てている人のイラスト

まず最初に言いたいのは

里親になるためにはそれなりに”条件”がある

ということです。

 

保護をしている施設の方たちからすれば

自分たちが守ってきた命を他の人に託す

わけですから、当然といえば当然ですよね。

 

里親になるための条件というのは保護している施設等で違ってくると思いますが、

最低限のこととして

  1. 「最後まで責任をもって飼う」という覚悟がある
  2. 猫を飼うことができる環境にいる
  3. 完全室内飼いができる
  4. 家族全員の了解をとっている
  5. 予防接種やもしもの場合の治療をきちんと受けさせれる

”5つ”は満たしてないといけません。

 

ただし、この条件をすべてクリアしていたとしても

  • 「一人暮らしで留守の時間が多い」
  • 「高齢である」

などの理由から断られてしまったり、他の方を優先されたりする場合もあります。

 

なので、

「もしもの場合は猫を預かってもらえる」

というところを確保しておいた方がいいかもしれません(そこが猫を飼ったことがあるというようなところだとなお良いでしょう)

 

 もし

「そんなところ周り近所や家族にいない」

という場合には”猫の飼い主さん同士をつなぐ”「ニャッチング」といったwebサービスもありますので、利用することを考えてみてください。

◆詳しくはこちらで◆

 

それではひとつずつ詳しく解説していきます。

 

「最後まで責任をもって飼う」という覚悟がある

決心した人のイラスト

これは命ある動物を譲り受けるわけですから当然”ですよね。

 

保護をしている方たちはその猫のこれからが幸せであることを願っています。

なので、里親になるあなたが

「最後まで大切な家族の一員」

として飼ってくれるかどうかはとても大事なことなのです。

 

よく

「子供がペットを飼いたいと言ったから」

という理由や最近では、

「コロナで外出できないからペットでも飼おう」

という理由で猫を飼い始めたりすることがあると思いますが、そのときはまず

猫を飼うということの意味をもう一度よく考えてみてください

 

それでも飼いたいと思うのなら、同時にしっかりと覚悟を決めるようにしましょう。

子供の場合はやっぱり飽きてしまうことが多いです。

きちんとお世話を続けれる子供でも、できることは

  • 「ごはんをあげる」
  • 「トイレを掃除する」

といった部分的なことだけです。

 

猫が生活しやすいように住居環境を整えたり、健康を管理してもしもの場合は病院へ連れていったりと、

飼育のメインになるようなことはあなたがやっていかなければなりません。

 

「飽きたから」

「面倒みきれなくなったから」

といった身勝手な理由でまた保護施設に引き取ってもらったり、捨ててしまうといったことは絶対に”してはいけません!

 

そんな考えや行為は、あなたに譲り渡すまでに必死に世話して

”猫とあなたをめぐり合わせてくれた保護施設の方たちへの侮辱である”と思います。

 

それに動物を捨てることは犯罪ですしね。

 

猫を飼うことができる環境にいる

家のイラスト

猫を飼うという意思があったとしても、

「ペット不可のマンション」など”猫を飼えない環境”ならばどうしようもありません。

 

また猫を飼えるような住居であっても、散らかっているような部屋では猫が危ないのできちんと片付けておくことが大事になります。

 

猫はもともと薄暗い時間帯に狩りをしていた名残があるため、夜に走り回ったりしてしまうことが多いです。

たとえ「ペット可のマンション」であったとしても、近くの住人の方には前もって言っておくなどの気遣いはしておくようにしましょう。

 

完全室内飼いができる

室内飼いの猫のイラスト

「完全室内飼いができるかどうか」というのも条件のひとつのようです。

 

猫は室内の住居環境が快適であれば外に出なくても平気な動物です。

逆に外の世界は猫にとって危険なものでしかありません。

  • 「交通事故や野良猫との接触によるケガや病気の感染」
  • 「田畑の多いようなところでは農薬や除草剤を口にしてしまう危険」
  • 「心ない人による虐待の可能性」

など、あげたらキリがないです。

 

家族全員の了解をとっている

OKサインのイラスト

猫を家に迎え入れるということは自分ひとりの問題ではありません。

 

同居している家族がいればその全員が飼うことに了解をしないと後々トラブルになることもあるでしょうし、何より猫のほうが落ち着いて生活できません。

 

”家族全員の了解”をとって、”家族全員の協力を得られる”ようにしていきましょう。

 

予防接種やもしもの場合の治療をきちんと受けさせれる

注射をする猫のイラスト

「お金がかかるし室内飼いだから予防接種は必要ない」

「少し体調が悪そうだけど病院へ連れて行くのはめんどうだ」

 

というような考えを少しでも持っているようなら猫を飼うことはできません。

 

猫はガマン強い動物であり、めったなことでは弱った姿を見せません。

気づいたときには手遅れだったということもあります。

 

なので、人間以上に健康管理は気にかけておく必要がありますし、病院に行けばお金がかかるのも当然です。

 

そういった費用なども含めて、”里親になる”ということを考えなければならないでしょう。

 

里親になり保護猫を引き取るための方法

すりすりしている猫のイラスト

里親になるには、保護している施設などから猫を迎え入れるようになります。

そういう保護施設から猫を迎え入れる方法は大きく分けて

  • 保護団体が行う譲渡会
  • 里親募集型の猫カフェ(保護猫の猫カフェ)
  • 動物病院での里親募集

などがあります。

 いずれも、

気に入った猫がいれば希望を出して審査などを受けたのち迎え入れる

というようになります。

 

なお、猫を譲り受けること自体にお金はかかりませんが、それまでの「ワクチン接種」や「去勢・避妊手術」などでかかった費用の一部を譲渡費として払うことがほとんどです。

※保護団体によって違いますがおよそ30,000円~60,000円くらいのようです。

 

それでは、それぞれの特徴を紹介していきましょう。

 

保護団体が行う譲渡会

猫の保護施設の人のイラスト

猫を保護している団体が定期的に譲渡会イベントを開催し、その会場へ里親になりたい方が集まるという方法です。

 

会場に集められた保護猫と対面したり触れ合ったりしながら自分と相性のいい猫をみつけて里親希望を出す形

になります。

また、インターネット上に保護猫のプロフィールなどを公開して里親募集をしている形もあります。

 

どちらにしても、里親希望を出したら保護施設の方と面談や書類審査などを経て譲り受けることになります。

 

里親募集型の猫カフェ(保護猫の猫カフェ)

猫カフェのイラスト

猫の保護活動をしている団体などが運営している猫カフェです。

 

普通の猫カフェと同じように、

店内にいる猫と遊んだりして触れ合いながら気に入った猫がいれば希望を出して譲り受けることも可能

になっているものです。

 

定期的な譲渡会と違い、お店に行けばいつでも猫と会えるためじっくりと自分と相性のいい猫を探すことができます。

 

動物病院での里親募集

動物病院のイラスト

動物病院での里親募集は

  • 保護団体から依頼を受けて里親を募集しているパターン
  • 個人からの依頼を受けて里親を募集しているパターン

などがあります。

中には動物病院自体が保護活動をしていて里親募集をしているパターンもあります。

 

個人からの依頼の場合は去勢・避妊手術やワクチンの接種などがまだ済んでないこともあるので事前によく聞いておきましょう。

 

猫の里親になるまでの流れを知ろう

相談する人のイラスト

続いて里親になる流れを大まかですが解説していきましょう。

まずは譲渡会などへ行こう

   

気に入った猫をみつけよう

   

保護施設の方と交渉しよう

   

トライアル期間で実際に試してみよう

   

里親として正式に決定!

大まかな流れとしてはこうなります。

それでは解説をしていきましょう。

 

まずは譲渡会などへ行こう

先ほども解説した通り、まずは譲渡会などの保護猫がいる場所へ行きましょう。

インターネットなどで調べると、譲渡会の日程を告知していることが多いので都合のいい日を選んでいきましょう。

 

また、保護猫カフェなどは定休日さえわかれば基本いつでもいけるので、譲渡会の日程に都合が合わないときはそういったところへ行きましょう。

 

気に入った猫をみつけよう

譲渡会や保護猫カフェへ行ったら”自分と相性のいい猫”をみつけましょう。

 

いろんな猫と触れ合ったり遊んだりして、

  • 「自分といることで安心してくれている猫」
  • 「自分にだけ甘えてきてくれるような猫」

がいたら完璧ですね。

 

また、インターネット上で保護猫のプロフィールが掲載されているところもあるので、そういうのを活用してもいいかもしれません。

 

保護猫カフェの場合であればいつでも行けるので、じっくりと時間をかけて相性を見ることができます。

 

保護施設の方と交渉しよう

気に入った猫が見つかれば、保護しているところに里親希望を出します

その後、保護施設の方と書類や面談などからいろんな条件をクリアしているかどうかなどを審査されます。

 

”審査が無事に合格”ということになれば里親としての準備に入ります。

 

トライアル期間で実際に試してみよう

気に入った猫をみつけ、審査を無事に合格したとしてもまだ決定ではありません。

 

多くの保護施設では

自宅訪問をしたりトライアル期間を設けたりしてホントに猫も人も大丈夫かを確かめます。

 

こういう期間を設けて確認しないと、中には気持ちだけ先走って、

「飼ってみたら思ったより面倒くさかった」

などと自分勝手なことを言って返しに来たりすることもあるからです。

 

トライアル期間はおよそ1週間~2週間でそれを過ぎて問題が無ければ里親として決定します。

 

里親として正式に決定!

すべて終われば里親として正式に決定され猫を迎え入れることになります。

 

これからは譲り受けた猫が最後のときを迎えるまで家族の一員として責任をもってお世話していかなければなりません。

 

”保護施設の方たちから託された大切な命”です。

思いを踏みにじるようなことはしないよう肝に銘じましょう。

 

 まとめ

キラキラ輝いている猫のイラスト

いかがだったでしょうか。

今回は「猫の里親になるための条件や方法、流れ」といったことを紹介、解説させていただきました。

 

この記事の内容をまとめると

  • 里親になるための条件は結構厳しく、しっかり覚悟を持たないといけない
  • 里親になるためには「譲渡会」「保護猫カフェ」「動物病院」などから譲り受けるようになる
  • 猫を譲り受けることにはお金がかからないが、それまでのワクチン接種や避妊・去勢手術の一部を「譲渡費」として払うようになる
  • いろんな人の思いが込められた命なので最後まで大切にしてあげる

といったところでしょうか。

 

譲り受けた猫が幸せになるかどうかすべてあなたのこれからにかかっています。

猫から

「野良で暮らしてた方がよかった」

などと思われないようにしましょう(笑)

 

それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。