こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
「あぁああ~、目が~、目が~」
すみません。
どこかで聞いたことのあるようなセリフから始めてしまいました(笑)
猫の目の健康は、普段から気にかけてあげていますか?
猫は目の病気になりやすい動物です。
パッと見だけではわかりにくいことも多く、気づくのが遅くなってしまったりすることもあります。
その間も、猫は目の異常や痛みに不安を感じながらも耐えていることでしょう。
人間でも、ちょっと目がかゆいだけでも不快感はハンパないですもんね。
そう考えると、猫が目の病気になってしまったとき、どれほどのストレスを感じているかと思うと...
そこで今回は
- 猫がなりやすい目の病気はどんなの?
- 猫用の市販されている目薬のおすすめとサポートグッズ
- 猫の目の病気にすぐ気づいてあげるために
といったことを紹介、解説させていただきたいと思います。
目の異常に素早く気づいてあげて、なるべく不快な期間を少なくできるようにしてあげましょう。
猫がなりやすい目の病気はどんなの?
猫がかかる目の病気には目薬で治るものから、手術が必要なものまでいろんなものがあります。
その中でもよくかかってしまう目の病気をあげていきたいと思います。
どういった症状が出るのか、知っておくだけでも早期発見につながるので、参考にしてみてください。
「結膜炎」
猫の目の病気でよく聞く病気といえば「結膜炎」です。
”結膜”という眼球の外側とまぶたの内側を覆う粘膜が炎症を起こしてしまう病気で、人間でもかかることがある病気です。
他の猫に感染することもあるので、複数飼っている場合は、注意が必要です。
主な症状としては
- 白目の部分が充血する
- 涙が出るようになる
- しきりに目をこする
といったものがあります。
かかる原因として
- 目にゴミや異物が入ってしまった
- ウイルスや細菌に感染してしまった(主に猫風邪と呼ばれるもの)
といったことがあげられます。
「角膜炎」
角膜炎とは、猫の黒目の部分を覆っている角膜と言われるものが何らかの原因で炎症を起こしてしまっているものです。
ペルシャ、シャム、ヒマラヤンといった猫が特にかかりやすいと言われています。
角膜の傷が深く重度の角膜炎になっている場合は「角膜潰瘍」といい、そこまでになってしまうと痛みがひどく、治るまでにかなりの時間がかかることが多いようです。
主な症状としては
- 目が赤くなる
- 目の表面が白っぽくなる
- よく瞬きをするようになる
- 涙や目ヤニが増える
といったことがあげられます。
かかる原因として
- ケンカなどによる傷
- 目にゴミが入ってしまったことによる傷
- 目を強くこすってしまった
- アレルギー
- ウイルスや細菌に感染してしまった
といったことがあげられます。
「眼瞼炎」
眼瞼炎は、猫のまぶたの周辺が炎症を起こしてしまっている病気のことです。
上まぶた、下まぶたのどちらでも起こる可能性があります。
結膜炎や角膜炎を伴って発症することもあります。
また、ペルシャ、ヒマラヤン、バーミーズといった種類では「兎眼」と呼ばれる、まぶたが完全に閉じ切らない状態になることもあります。
主な症状としては
- 目の周りの毛が抜ける
- 目の周りが腫れる
- 目の周りが化膿する
- かゆいのでしきりにかくようになる
- 瞬きや涙が増える
といったことがあげられます。
かかる原因としては
- ケンカなどによるケガ
- 目をこすり過ぎてしまった
- 細菌や真菌、寄生虫などに感染してしまった
といったことがあげられます。
「流涙症」
流涙症とは、涙が異常に出てきてしまい、目の周りや鼻の周りがいつも濡れて汚れている状態になっているもので、よく言う”涙やけ”と呼ばれる状態です。
ヒマラヤン、ペルシャ、スコティッシュフォールドといった、鼻が短い”鼻ぺちゃ”になっているような種類に多くみられるようです。
主な症状として
- 涙が溢れるほど出る
- 涙やけになる
- ゼリー状の目ヤニが出る
- 目をこすったり瞬きしたりが増える
といったものがあげられます。
かかる原因として
- ゴミや異物が入ってしまった
- 結膜炎など他の病気で炎症している
- 涙を鼻へと流す管(鼻涙管)が炎症を起こしたり、詰まったりしている
といったことがあげられます。
猫用の市販されている目薬のおすすめとサポートグッズ
猫の目薬というと、動物病院で処方されるものが浮かびますが、ネットやペットショップなどにはペット用の目薬が販売されています。
その中でもオススメの目薬と、目薬をさすときにやりやすくなるようなサポートグッズも合わせて紹介させてもらおうかなと思います。
ちなみに、猫に目薬をさすやり方はこちらで解説していますので、参考にしてみてください。
もう怖がる必要はありません!猫の目薬を上手にさすやり方を解説
ただし、病気の原因がウイルスや細菌によるものだった場合、目薬だけでは治らないので、数日使ってみて良くなっていかない場合は、すぐに動物病院へ連れていくようにしましょう。
また、猫の病気で怖いのは、飼い主が勝手に「これで大丈夫だろう」と判断してしまうことです。
市販されている目薬を使い、治ってきてるように見えても、時間のあるときには一度動物病院へ連れていくようにしてください。
ペット用目薬のおすすめ
「内外製薬 犬チョコ目薬V」は目薬で治すことのできる目の病気のほとんどに効果がある目薬です。
- 結膜炎
- 結膜充血
- 角膜炎
- 涙腺炎
- 眼瞼炎
- 外傷性眼炎
に効果が期待できます。
使用法は1日3~6回、1回に1~3滴をさします。
値段は850円くらいです。
「佐藤製薬 動物用 ドラマ」は充血、炎症、かゆみを抑えてくれる目薬で、大概の目の病気に対応できます。
- 結膜炎
- 結膜充血
- 角膜炎
- 涙腺炎
- 眼瞼炎
- 外傷性眼炎
に効果が期待できます。
使用法は1日3~6回、1回に1~3滴をさすようにしてください。
値段は1,100円くらいです。
「千寿製薬 ワンクリーン 犬猫用」は殺菌成分のある”ホウ酸”を有効成分とした目薬です。
- 結膜炎
- 結膜充血
- 角膜炎
- 涙腺炎
- 眼瞼炎
- 外傷性眼炎
に効果が期待できるのに加え、洗浄効果もあるので、目ヤニや涙焼けなどで汚れた目の周りをキレイに拭いてあげることもできます。
値段は1,000円くらいです。
目薬をさすときのサポートグッズ
猫に目薬をさすときにはイヤがられたり、暴れられたりすることがあると思います。
そんなときに助けてくれるサポートグッズを紹介します。
「猫用ネット みのむし袋」は暴れる猫を病院などへ連れていくとき、洗濯ネットに入れたりする、ということを聞くと思います。
これは、そんな洗濯ネットの改造版で、頭を出す穴や足を出す穴がついているので、ネットに入れたまま、目薬をさすことが出きます。
値段は1,300円くらいです。
「キャットグルーミングバッグ」は、バッグタイプのサポートグッズです。
バッグの前部分に頭を出す穴がついていて、足部分はファスナーで開け閉めができるようになっています。
また、普通のバッグのように持ち手がついているので、猫を入れたまま運ぶこともできます。
値段は2,000円くらいです。
猫の目の病気にすぐ気づいてあげるために
猫が目の病気になってしまったら、すぐに気づいて適切な対処をしてあげたいですよね。
それには、普段から猫の目に何か異常はないかを観察していなければいけません。
猫の目に関しての異常はこれらのことがあげられます。
- 目ヤニが大量に出ている
- 目ヤニがドロッとしている
- 白目の部分が充血している
- 目の表面が白っぽく濁っている
- 目の周りが腫れている
- いつも涙が溢れてしまっている
- 涙やけになって汚れている
- しきりに目をこすっている
- 瞬きが多い
- 目が開きにくそうにしている
これらの他に
- 片方の目だけ大きくなっている
- 目全体が大きくなっている
- 黒目の部分が白く濁っている
- 目が白っぽく見える
- 目頭に赤い突起物が出ている
といった症状が出ていたら、重度の目の病気か、感染症になっている場合があります。
猫の目がこういった状態になっていたら、早めに動物病院へ連れていくようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は猫がかかりやすい目の病気と市販されている目薬といったことを紹介、解説させていただきました。
今回のことについてまとめると
- 猫がなりやすい目の病気は「結膜炎」「角膜炎」「眼瞼炎」「流涙症」などがある
- 目薬だけで治せるのは、主に炎症を起こしてしまう病気
- 市販の目薬を使って良くなっていったとしても動物病院へは連れていく
- 普段から猫の目についてはよく観察し、異常がないかをチェックするようにしておく
といった感じでしょうか。
目の病気は長引くと猫にも人にも大変なことがたくさんあります。
できるだけ早期発見、早期治療を心がけて日々、気をつけてあげましょう。
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。