こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
この記事ではこんなことに触れています。
- 猫が寝る場所を変えている理由と寝心地のいい条件
- 添い寝のポジションからわかる飼い主への信頼度
ふと思ったのですが
「猫ってイリュージョンの天才ではないでしょうか?」
あそこで寝てるなと思ったら、次の瞬間にはすでにいない。
「あれっ?どこ行った?」
と思って捜してみると違うとこで寝ていたりする。
猫ってなんであんなに寝る場所をコロコロ変えるのでしょうか?
寝ているのを見る限りでは、特に寝心地が悪そうには見えないですけど。
他にちゃんとした理由があるのでしょうか?
ということで、今回は
- 猫が寝る場所をコロコロ変える3つの理由
- 寝心地のいい寝床を猫に献上しよう
- 添い寝のポジションはどこ?ポジション別猫の信頼度
について解説をさせていただこうと思います。
猫の寝場所の秘密についてタネあかしをしてもらいましょう。
猫が寝る場所をコロコロ変える3つの理由
人間と違い、猫が寝る場所を1日のうちコロコロと変えるのはどうしてでしょう?
猫は体力温存のため、狩り以外のときは寝て過ごすというのを聞いたことがあります。
なら、1か所でずっと寝ていてもいいと思うのですが...
コロコロ寝場所を変えるのはなぜか?
その理由がわかれば愛猫にもっといい就寝環境を提供できるのではないでしょうか。
そう思ったので調べました。
そしてみつけました。
猫がコロコロ寝る場所を変える理由を
それが、こちらです。
- そのときの気温や湿度の違いによりもっと快適な場所を求めて
- 安心できる寝床を求めて
- 信頼できる飼い主のそばで守っていてもらいたい
思っていたより普通でしたね(笑)
それでは、ひとつずつ解説を加えていきましょう。
そのときの気温や湿度の違いによりもっと快適な場所を求めて
今まで寝ていた場所が
「フカフカのクッションなど暖かいところなら、熱くなったため涼しいところへ」
「玄関の床などひんやり冷たいところなら、体が冷えたため暖かいところへ」
といった感じで、より快適な場所を求めて寝る場所を変えています。
人間なら寒ければ布団をかぶり、熱ければ布団をとればいいですが猫は自分でそんなことできません。
また、
猫は汗をかかないので体温調節がしにくいため場所を変えて調節している
ということです。
猫が布団を用意する姿...見てみたいとは思いますが(笑)
安心できる寝床を求めて
「猫は1日16時間くらい寝ている」
と言われていますが、その中で”熟睡している時間は4時間くらい”です。
残りの12時間くらいは眠りが浅い、いわゆる”うたた寝”の状態です。
そのためちょっとした物音や振動で目が覚めてしまいます。
人間でもうたた寝の状態だと物音などで不意に目が覚めたとき、
「うるさいな~」
とイヤな気持ちになりなすよね。
それは猫も同じで、
もっと静かで安心して寝れる場所を求めて移動を繰り返している
ということです。
信頼できる飼い主のそばで守っていてもらいたい
寝るときって、周りへの警戒心も薄れていちばん無防備な状態ですよね。
そんな状態のときに「できるだけ安全性を確保しておきたい」という気持ちから
信頼出来て自分を守ってくれる存在である「飼い主」のそばで寝ていたいと考えています。
そのため、飼い主の目が届く場所で寝るようになります。
飼い主がその場からいなくなると不安になるため捜して、また近くで寝るといった感じです。
これに関しては、家の中が絶対に安心と思っていれば自分が快適であることだけを考えて寝場所を探すので、離れて寝ることも多くなります。
寝心地のいい寝床を猫に献上しよう
1日の中で寝ている時間がいちばん多い猫だから、その時間は快適に過ごさせてあげたいですよね。
ということで、家の中における寝心地のいい寝床を猫に献上しましょう。
また、猫は気分によっても寝床マイブームが変わりますので、寝床を複数配置してあげておくといいでしょう。
その前に、猫が「寝心地が悪い」と感じている行動がこちら
- 何度も寝返りを打って落ちつかない様子で寝ている
- 寝てはいるがしっぽがパタンパタンと振り続けられている
- 体制を変えては横になるを繰り返す
これらの行動が見られたら、その寝床は”改善希望のクレーム”を出している状態です。
温度管理は大事です
猫が快適に寝ることができるのは
”21℃~23℃くらい”
だと言われています。
猫は暑さには強い動物なので、温度が少し高い分にはいいのですが温度が低いとすぐに寝心地が悪くなります。
そのため、
- 「エアコンで室内温度を上げる(エアコンの風は直接あてないように)」
- 「ベッドに毛布を入れる」
といった防寒対策の方が大事になってきます。
瞑想ができるくらいのところだとベスト
猫は夜行性のため、昼間の明るい光は苦手です。
寝るときにはその光がさらにうっとうしく感じてしまうため、光の入らない暗いところを好みます。
そして、「耳がとてもよく眠りの浅い時間が多い」ということで、
ちょっとした物音も気になってしまいます。
普段から家の人があまり出入りをしないような静かな場所がいいでしょう。
結果、お寺で座禅をして瞑想をするときのような
少し薄暗く、静かな空間が猫には快適
だと思われます。
狭いところが落ち着くんです
猫はとても警戒心の強い動物です。
眠りの浅い時間が多いのも、敵が近づくのを察知し対応できるようにしているからというほどです。
そのため、
広い空間で寝るより狭いギュウギュウな空間で寝る方が安心して寝られます。
「高級でフカフカな猫ベッドを用意してあげたらいつの間にか梱包されていたダンボール箱に入って寝ていた」
ということありませんか?
猫にとっては、四方が高いカベに覆われた狭いダンボール箱の方が高級な猫ベッドよりも価値があるというわけです(笑)
下々のものを見下ろしている方が安心
猫は高い場所を好みます。
敵から襲われる心配も少なく、周囲を見渡せるためです。
家の中にキャットタワーを設置し、そのいちばん上に猫用ベッドを用意してあげましょう。
キャットタワーを置けないような場合には、「本棚」、「食器棚」、「タンス」といった家具を”低い順に並べて階段状”にして、いちばん高い家具の上に猫用ベッドを置くようにしてあげてもいいです。
ちなみに猫の社会では「高い位置にいるものほど順位が上」というようになっていると言われています。
複数頭飼っている場合は、どの猫が高い位置を陣取っているかを見ることで「家猫ランキング」を確認することもできます。
添い寝のポジションはどこ?ポジション別猫の信頼度
猫によっては
- 「離れて寝る猫」
- 「いつも一緒に添い寝をする猫」
がいると思います。
甘えん坊や飼い主を信頼している猫は飼い主と添い寝をすることが多いようですが、
そのとき、
猫がどのポジションで寝ているかによっても猫からあなたへの信頼度がわかるんです!
あっ!「猫がいつも離れて寝ている」といった場合でも信頼されてないというわけではありませんよ。
猫の性格によっては完全に自立していて”一人で寝たい”という猫や、”寝るときはここがいちばん良い”という猫もいますので安心してください(笑)
ただ、
「以前はいつも添い寝をしてたけど急にしなくなった」
という場合には、何か寝心地が悪くなった要因があると思われます。
首元や顔の近くで寝ている
信頼度100%
おめでとうございます!
猫と添い寝をするポジションの中でも、
いちばん信頼を得ている証なのがこのポジションです。
飼い主のニオイや顔をいちばん近い距離で感じることで安心感を得ようとしています。
子猫のときには母猫がいつも毛づくろいをしてあげているので、そのときの気持ちに戻って甘えていると思われます。
また、猫は親しい相手には「鼻ちゅー」や「頭ごっつん」をして愛情を示すため、
鼻や口というのは猫にとって愛情を表す場所でもあります。
足の間に挟まって寝ている
信頼度50%
「一緒にいたいんだけど寝ているときに触られたりするのはめんどくさいな」
といったときのポジションです。
狭い場所で飼い主とくっついて寝れるけど、手は届かないという絶妙なポジションです。
足元あたりの布団の上
信頼度30%
布団の中に入ってこないものの同じ布団では寝ているということで、
「信頼してないわけではないよ」
というポジションです。
ただ、普段からあまり甘えるようなことをしない猫の場合は甘え方がわからず遠慮しているという場合もあります。
体に乗ったり頭より上の位置で寝ている
信頼度120%?
このポジションで寝ているような猫は、飼い主を過剰に信頼しています。
悪い言い方をすれば「飼い主をなめている」といった感じです。
「この人は何をしても大丈夫」
と思っていて、”自分の方が立場が上だ”とアピールしていることも。
小さな子供が寝転がっているときに上に乗る猫が多いのは、こういったことが理由でもあります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「猫が寝場所をコロコロ変える理由と寝心地のいい寝床の条件、添い寝してくるときのポジションと信頼関係」について解説させていただきました。
カンタンにまとめると
- 猫が寝場所を変える理由は「気温や湿度の違い」「より安心できる場所を求めて」「飼い主のそばで守ってもらいたい」といったこと
- 寝心地のいい寝床は「温度が21℃∼23℃」「暗くて静かな場所」「狭い場所」「高い位置」といったところ
- 添い寝をしてくる猫はどこにポジションをとるかで飼い主をどれだけ信頼しているかがわかる
といった感じですかね。
猫は1日のほとんどを寝て過ごすため、寝るときの快適さは重大事項です。
愛猫からお叱りを受けないように、寝心地のいい寝床を複数用意しておいてあげましょう。
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。