クロネコあぐりのブログ

猫に関することを中心にその他自分が気になったことも発信していきます。

猫の歩き方がおかしい?3つの変な歩き方の原因と対処の仕方

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            歩き方に違和感を感じている人のイラスト

こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。

 

この記事ではこんなことに触れています。

  • 猫の歩き方がおかしいときに考えられる原因と対処の仕方

 

あなたは普段

「猫の歩き方を気にかけたことありますか?」

 

猫の歩き方は前脚と後ろ脚を同じ位置につくように歩いているため

足跡がキレイに一直線に並ぶようになります。

 

そのため

物が散乱した場所でもあたったり落としたりせずに上手に歩ける

ということのようですが、その歩く姿はどこか

”しなやかで優雅”な感じ

がしますよね。

 

さながら「ランウェイを歩くモデルさん」のよう(笑)

 

そんな猫の

”歩き方がおかしかったら”

”足跡の位置がバラバラだったら”

 

「何かあるんじゃないか?」と心配になりますよね。

 

ということで今回は

  • 猫の歩き方を見ておかしいと感じたときに
  • 歩き方の違和感に気づいたときにすること

について解説させていただこうかなと思います。

弱った姿を見せない猫でも、体調の異変は歩き方にあらわれます。

感じた違和感は見過ごさないようにしましょう。

 

猫の歩き方を見ておかしいと感じたときに

不思議に思っている人のイラスト

猫の歩き方がおかしいときにはいろんなことが考えられますが、

ひとつ言えることは

「体に何も問題ない猫が変な歩き方はしない」

ということです。

 

猫の歩く姿を見て違和感を感じたときはじっくり観察してどんな歩き方になっているか確認しましょう。

 

猫はガマン強い動物なので、あなたが早めに気づいてあげることが何より大切です。

「気づいたころには重症化していた」

ということがないようにしてあげましょう。

 

足をかばう・引きずるように歩いている

脚に違和感がある猫のイラスト

足をかばったり引きずったりしながら歩いているようなら、考えられるのは

「ケガをしている」

という可能性です。

 

そんな歩き方を見かけたときには最初に

  • 「足先」
  • 「足の指の間」
  • 「肉球」

を確認してみましょう。

 

特に肉球は、歩いたり走ったりジャンプしたときなどにクッションとしての役割もあるのでしっかりと地面につけるようになります。

そのためトゲが刺さったりしていると痛みが走るため地面につかないように浮かせて歩く形になります。

 

見たところ外傷がないようなら

  • 「筋肉の損傷」
  • 「骨折や脱臼」

の可能性があります。

 

少し申し訳ないですが、確認のため足を触らせてもらって

”触れた程度でも痛がる・怒る”

といったようなら筋肉や骨に異常があると思われます。

早めに動物病院へ連れて行ってあげましょう。

 

室内飼いの猫ではおもちゃなどで夢中になって遊んでいるうちに足を滑らせて筋肉を傷める、といったことがよくあります。

ウチの猫も昔、一人遊びに夢中になっているときにたまたま敷物の上でターンする形になってしまい、敷物ごと滑って後ろ脚の筋肉を傷めてしまったことがあります。

 

”外傷もなく、触っても痛がったり怒ったりしない”という場合には

「神経の異常」

が考えられます。

 

神経に異常が起こっていると

脳からの指令が筋肉にきちんと伝わらず動かしているつもりでも引きずるような歩き方になってしまいます。

 

また、皮膚の感覚もおかしくなっているので猫自身も”足を引きずって歩いている”という感覚がありません。

 

足自体に異常はないのに引きずるような歩き方をしている場合にはすぐに動物病院へ連れていくようにしましょう。

 

よろよろとふらつくように歩いている 

酔っ払っている猫のイラスト

猫がよろめくようにふらふらと歩いている場合、

「何かの病気」

である可能性がとても高いです。

 

ただし、その原因となっているかもしれない病気にはさまざまな種類のものが考えられます。

 

「中耳炎」や「内耳炎」など耳の病気

耳の中に炎症が起きて「平衡感覚をつかさどる部分」にまで広がってしまうとまっすぐ歩けずにふらふらとよろめきながら歩くようになります。

 

耳の病気になっているときには耳に違和感があるため

しきりに頭を振ったり、頭を撫でられるのをイヤがったり

しますので注意しておきましょう。

 

「白内障」などの目の病気

目の病気にかかり”視力が低下”してしまったことで、周りが良く見えずふらついて歩くようになってしまいます。

 

猫はもともと視力自体は低く普段から耳や鼻を頼りに行動していることもあり、目の異常には気づきにくいかもしれません。

 

他に、「周りが見えにくくなった不安から壁伝いに行動しようとする」といったことも見られますのでよく観察してみてください。

 

「尿毒症」などの内臓の病気

「肝臓」「腎臓」「尿路」などの内臓が病気によって機能低下や機能不全になり、その影響から”めまい”や”貧血”などを招くためふらふら歩くようになってしまいます。

 

内臓に異常がある場合、ふらつきが出ている段階で病気がかなり進行していることも多いため注意が必要です。

 

重症化してしまうと目に見えて体調が悪くなり、歩き方がどうのどころではなく命を落としてしまう危険も高いです。

 

「小脳障害」などの脳や神経の病気

「脳」に異常が出ている場合、体のバランスを保ちにくくなったりするため歩き方がふらつくようになってしまいます。

また

「神経」に異常がある場合には脳からの指令が上手く伝わらず、ふらふらとぎこちない歩き方になってしまうようです。

 

猫には異常がなくまっすぐ普通に歩いているつもりなので「元気がない」といったことは見られないかもしれません。

 

”ふらつく”の他に

  • 「歩幅が一定で歩けていない」
  • 「距離感が測れず物にぶつかる」

といった様子が見て取れたら脳や神経に何らかの異常があるかもしれません。

 

「肥満」や「熱中症」などのその他の病気

太ってしまった猫に多いと言われているのが

「変形性関節症」

という病気です。

 

重すぎる体重が前足に負担をかけ続け、間接部分に炎症を起こしてしまいます。

しかし、肥満が解消されない限りは治っても繰り返し炎症が起こることになり、最後には

  • 「骨が異常に増殖する」
  • 「関節の軟骨がすり減る」

といったことになり、歩き方に異常が出てくるようになってしまいます。

 

◆「猫のダイエット」についてはこちら◆

 

 

他のふらつく原因として

「猫の熱中症」

にも注意が必要です。

 

猫は比較的暑さに強い動物ではありますが、”湿気には弱い”傾向があります。

また自分から水分を摂ろうとしないことが多く脱水気味になりやすいです。

 

暑さが厳しい「夏」に多いというイメージの熱中症ですが、意外に気をつけておきたいのは「冬」の時期です。

 

「猫はこたつで丸くなる」

の言葉通り、冬にはこたつの中に入って寝ている猫も多いことでしょう。

しかし、この「こたつで寝る」という行動で熱中症になってしまう猫も多いようです。

 

特に高齢の猫は”暑さ寒さの感覚が鈍っている”こともあり、

「暑いのにこたつに入ったまま寝続けてしまう」

ことがあるので注意が必要です。

 

実際にウチの猫も冬場のこたつで熱中症気味になってしまったことがあります。

高齢ということもあって回復も遅く、”2~3日は食欲もなく嘔吐を繰り返す状態”になってしまいました。

 

◆「季節ごとの環境の整え方」についてはこちら◆

 

他には、知らない間に”猫が食べると危険なもの”を口にしてしまい

「中毒症状が出ている」

といった場合もあります。

 

家の中をよく調べてみて

  • 「何かをかじったあとがないか」
  • 「無くなっているものはないか」

といったことを確認してみましょう。

 

かかとをつけるように歩いている

かかとをつけて歩く猫のイラスト

猫が普段と違い、”かかとをつける”ようにして歩いているときは

「糖尿病」

になっている可能性が高いです。

 

猫が糖尿病になってしまうと

神経症状による特徴的な異変としてかかとを床につけるようにして歩くようになります。

 

この歩き方が見られた場合は糖尿病の可能性が高いのですぐに動物病院へ連れて行ってあげましょう。

 

◆「猫の糖尿病」についてはこちらで◆

 

歩き方の違和感に気づいたときにすること

白衣を着た猫のイラスト

普段と比べて

「猫の歩き方がおかしいかな?」

と違和感を感じたときにやっておくことを解説しておきましょう。

 

出血や腫れがないかを詳しくチェックする

猫の歩き方がおかしくなる原因で多いのはやはり”ケガ”です。

猫は全身が毛で覆われているため普段何気なく生活していると、意外にケガや腫れを見落としてしまうことが多いです。

 

猫の体を詳しくチェックしてみてケガがみつかった場合、治療してあげることも大事ですが、

「猫が安心して療養できるように静かで居心地のいい寝床」

を用意してあげることも忘れずに。

  

歩いている動画を撮っておく

ケガなどのように見た目で歩き方のおかしい原因がわかればいいですが、

「ふらふらしている」

だけのような情報だと原因を突き止めるまでに時間がかかってしまい、それに伴って治療の開始にも遅れが出てしまいます。

 

歩いている動画を撮っておくことで獣医師の先生が他にあらわれている症状に気づくことができるため、原因特定の手助けをすることができます。

 

猫がおかしな歩き方をしていると心配から気が動転してそれどころではないかもしれませんが、ひいてはそれが猫を助けることにもつながるので忘れず撮っておくようにしましょう。

 

とにもかくにも動物病院へ連れて行く 

「猫の歩き方がおかしい」という時点で猫の体のどこかに異常があるのは確実です。

 

何度も言うように”猫はガマン強い動物”

気がついたときには病気がかなり進行していることも少なくないです。

 

”様子を見ていようものなら手遅れになってしまう”ような病気の可能性もありますのですぐに動物病院へ連れていくようにしましょう。

 

まとめ

ウインクをする猫のイラスト

いかがだったでしょうか。

今回は「猫の歩き方がおかしいと感じたとき」について解説をさせていただきました。

 

今回の内容をまとめると

  • 猫の歩き方がおかしいと感じたときには「ケガ」「病気」などが原因
  • 猫が糖尿病になると特徴的な歩き方がでる
  • 猫の歩き方がおかしいと感じたときには動画を撮っておく
  • とにもかくにも動物病院へ連れていく

といったところでしょうか。

 

”猫の歩き方がおかしくなるのにはいろんな原因がある”ということがわかりましたね。

猫の異常に気づくのは普段からよく見ているあなたがいちばん早いと思います。

 

少しでも違和感を感じたら

「気のせいかな」

で片づけることなくしっかり観察してあげるようにしましょう。

 

それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。