こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。
この記事では
猫に薬を飲ませる補助グッズの紹介と上手な飲ませ方や飲ませるときの注意点
について触れてるニャ!
みなさんは
「猫に薬を飲ませるとき、どのように飲ませていますか?」
猫に薬を飲ませる方法って
動物病院の先生に聞いたり、ネットで調べたりしてやり方を知ると思いますが、
案外”難しい”ですよね。
性格がおとなしい猫なら多少てこずってもなんとかできるかもしれませんが、ちょっと性格がヤンチャな猫になると...噛むわ暴れるわで大惨事!
しかも、飲ませ方をしくじると
”口の中が泡ブクブク状態”
になったりして余計にでも飲んでくれない。
ならばと毎日のごはんに混ぜてみても...キレイに”薬だけ除けて”食べてる(笑)
毎日こういった「猫との攻防」が繰り広げられたら、猫も自分もどっと疲れてしまいます。
そんなときに助けてくれるのが「猫の投薬補助グッズ」!
ということで今回は
- 猫に薬を飲ませるときに活躍する補助グッズ
- 猫に薬を飲ませるときに注意すること
を紹介、解説させていただこうと思います。
これらを使えば長く続いた「猫との攻防」も完全勝利で終われることと思います(笑)
ちなみに、猫の健康を維持していくためには”毎日の食事が重要”になってきますのでこちらもあわせて参考にしてみてください。
猫に薬を飲ませるときに活躍する6種の補助グッズ
猫に薬を飲ませるための補助グッズには
”薬を飲ませるための道具”だったり、”薬を飲みやすくするもの”だったり
結構いろんなものがあります。
これから紹介する6種のグッズも必ずあなたの手助けになると思います。
「ピルガン」~錠剤を飲ませる補助用~
「ピルガン」とは
猫に錠剤やカプセルを飲ませるときに使う
補助グッズなのニャ!
先端に薬をはめ込めるようになっていて、
”注射器のように上から押すと猫の口の中に薬を落とし込むことができる”ようになっています。
また液体を注射器のように吸い込むこともできるので、
薬を飲ませた後に水をあげて飲み込むのを補助してあげたりもできます。
薬を手で飲まそうとすると、イヤがって噛みついてしまうような猫にはこれがあればとてもスムーズに飲ませることができます。
ピルガンを使った上手な薬の飲ませ方(動画解説付き)
ピルガンを使って薬を飲ませる場合でも基本的には普通に飲ませる方法と一緒です。
薬をセットしたピルガンを”利き手”に持つ
↓
もう片方の手の親指と人差し指で顔の上から猫の口の両端(犬歯の少し後ろ)を押して口を開けてもらう
↓
口が開いたら素早く猫の舌の”奥の方”に薬を落とす
↓
猫に上を向かせて”ノドを撫でて”飲み込むのを補助してあげる
↓
ちゃんと飲み込んだのを確認(飲み込んでたら口元をペロペロする)したらきちんと褒めてあげる
といった感じになります。
分かりにくい場合はこちらの動画を参考にしてみてください。
※暴れるような場合にはタオルを体に巻くなどすると安全にできます。
「ピルクラッシャー」~薬を粉末状にする~
「ピルクラッシャー」とは
錠剤を砕いて粉状にする
ための補助グッズなのニャ!
錠剤のままだと”飲んでくれない”、”飲み込めない”といった場合に、
粉状に砕いてごはんに混ぜたりして飲ませてあげるためのものです。
ただし、中には「錠剤のまま飲まないと本来の効果が得られない薬」もありますので、使うときには獣医師の先生に相談をして砕いていい薬なのかを確認してからにしましょう。
「ピルカッター」~薬を好きな大きさに割る~
「ピルカッター」は
錠剤の薬をキレイに割る
ための補助グッズなのニャ!
猫の薬の場合、1回に飲ませる量が「半錠」とか「4分の1錠」とかの場合があります。
そんなときは
錠剤を自分でカットしなければいけないのですが、ナイフやハサミなどで割ると
- ”キレイに割れない”
- ”少し危ない”
- ”どこかに飛んで行ってしまう”
といったことがあります。
しかし、ピルカッターを使えば
”とてもカンタン”で、しかも”とてもキレイ”に、かつ”とても安全”に割ることができるようになっています。
「シリンジ」~液状の薬を飲ませる補助用~
「シリンジ」は
注射器のような形をした
補助グッズなのニャ!
主に
- 「液体の薬を飲ませる」
- 「水に溶かした粉薬を飲ませる」
- 「自分で固形物を食べれなくなってしまったシニア猫の食事の補助」
といったことに使います。
ほとんどのものにはきちんと”メモリ”がついているので必要な分量ほど吸い込んであげるのに便利です。
シリンジを使った上手な薬の飲ませ方(動画解説付き)
シリンジを使った薬の飲ませ方は錠剤のときとは違い、前からではなく横から薬を注入していくようにしましょう。
犬歯の少し後ろにシリンジの先を差し込むようにすれば大丈夫です。
持ち方は「注射をするときのような持ち方」より「手全体で握る」ようにした方がやりやすいです。
シリンジに薬をセットして”利き手”に持つ
↓
口の横(犬歯の少し後ろ)からシリンジの先を差し込む
↓
”少しづつ”口の中に入れ、”飲み込んだのを確認しながら”飲ませていく
↓
全部飲み終わったらきちんと褒めてあげる
といった感じです。
分かりにくい場合にはこちらの動画を参考にしてみてください。
※暴れないためのタオルの巻き方も解説してくれています。
「オブラート・カプセル」~薬を包んで飲みやすくする~
「オブラート」や「カプセル」は
粉薬などを飲みやすくするために包んでしまう
補助グッズなのニャ!
薬の”ニオイ”や”苦み”を感じさせないようにするためのもので、自分たち人間が薬を飲むときにも使うことがありますよね。
粉薬だけではなく錠剤のニオイを隠すのにも使えるので、
「ごはんの中に一緒に入れた薬だけを上手に残される」
といった失敗を防ぐことができます。
「補助食品」~薬嫌いな猫でも美味しく飲める~
「補助食品」は
薬をフードでくるんで見た目も味もニオイもわからなくして飲ませる
ためのものなのニャ!
- 「錠剤をくるむ」
- 「ペースト状で粉薬を混ぜる」
といろんなものがあります。
味も種類もいろいろあるので猫の好みに合わせてあげましょう。
「CIAOちゅ~るポケット まぐろ」
こちらは
フードの真ん中に穴が開いていて、その中に薬を入れて包み込んであげる
補助食品なのニャ!
普通のちゅ~ると違い”ビッツタイプ”で猫が食べやすいものになっていて
- 着色料は不使用
- グレインフリー
なので安心してあげることができます。
糖類(オリゴ糖等)・植物性油脂・増粘安定剤(加工でん粉、増粘多糖類)
ミネラル類(Na、P、Cl)・調味料(アミノ酸)・緑茶エキス
「MEDIBALL メディボール」
こちらも
薬を包んで飲みやすくしてあげる
タイプの補助食品なのニャ
とても柔らかく自由に形を変えられるので、
- 「薬の大きさ」
- 「猫の食べやすさ」
を考えて包んであげることができます。
味の種類が
「まぐろ」「かつお」「ささみ」「たら」「ほたてシチュー」「チーズ」
と豊富にあるので猫の好みに合わせてあげれるのもいいところですね。
鶏ササミ・まぐろ・小麦粉・グリセリン・ソルビトール・植物油脂
ビタミンE・ソルビン酸K
「シャンメシャン おくすりちょーだい」
こちらは
粉薬や粉状にした錠剤を混ぜて食べさせてあげるもので半透明のペースト状になっている
タイプの補助食品なのニャ!
味はチーズ味となっています。
薬のニオイや味に敏感でまったく食べてくれないときなどに
”薬を練り込んで口の中(上あごなど)につけることで強制的に薬を飲ませる”
ことができます。
ただ、ネバネバしていて練り込みやすいのですが、食べさせるときには多少のあげにくさはあるようです。
還元水飴・植物油脂・プロセスチーズ・乳たん白・乳ペプチド・香料
「サイペット(CYPET) フレーバードゥ」
こちらは
ペースト状タイプだけどある程度の硬さがあるので錠剤も粉薬も両方対応できる
補助食品なのニャ!
味はカツオ風味になっています。
練り込みにくい場合は少量の水を加えるとやりやすくなるそうです。
小麦粉・植物油・カツオ粉・加水分解いわしタンパク
チキンエキス・豚レバー酵素分解物・生コーヒー豆抽出物・酵母エキス
猫に薬を飲ませるときに注意すること
猫に薬を飲ませるときには当然ながら注意しなければいけないことがあります。
ひとつ間違えば病気を治すどころか悪化させてしまうこともあるので気をつけましょう。
1回の量は確実に守ろう
猫に薬を飲ませる際、
「どうしても1回分の量を飲んでくれない」
ってこともありますよね。
そんな場合に、
”次に飲ませる薬に残した分を付け足すことはしない”
ようにしましょう。
”1回分の投与量を超えてあげる”と強い副作用が出てしまうことがあります。
猫は体が小さいため、過剰投与になってしまうと最悪の場合、
中毒死を引き起こしてしまう可能性もある
ので、1回の投与量は確実に守るようにしましょう。
古い薬は飲ませないようにしよう
「猫が昔かかった病気にまたなってしまった」
ってことありますよね。
そのときに、
”昔もらった薬がまだ残ってるとしても飲ませてはいけません”
あげたくなる気持ちはわかりますが、
必ず動物病院へ連れて行き、診察を受けて飲ませてもいいか相談しましょう。
また、薬にも有効期限がありますのであまりに古い薬は”飲ますか飲まさないか”ではなく”捨てる”ようにしましょう。
人間用の薬を飲ませないようにしよう
例えば、
「猫が風邪をひいてしまったようなので手元にあった自分が使っている風邪薬を飲ませてみよう」
と考えることもあるかと思います。
「同じ風邪なんだから効くでしょ」
と思うかもしれませんが、
”人間と猫で同じ効果”があるかはわかりません
また、薬の中には人間には何ともないけど猫には”毒物”になりえる成分もあります。
私たちのような素人の判断で勝手に薬を飲ませるのは絶対にやめましょう。
どうしても飲まない場合は無理に飲ませないようにしよう
猫が薬を飲むのを”完全に拒否”してしまって、どうしても飲んでくれないということありますよね。
そんな場合でも
「飲ませなきゃいけない!」
と、どうにか無理やり飲ませようとすると思います。
しかし、無理やりにやってしまうと
猫のほうも必死に抵抗してきて引っかいたり噛みつかれたりする危険があります。
またそれ以降、薬を飲むのをイヤがるだけではなく飲ませようとするあなたに威嚇してくるようになるかもしれません。
薬をどうしても飲まない場合は獣医師の先生に
- 「他に飲みやすい薬はないか」
- 「少ない量で同じ効果のある薬はないか」
といったことを相談してみましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は猫に薬を飲ませるのをてこずっている飼い主さんのために
「猫に薬を飲ませるときに活躍する補助グッズの紹介と解説」をさせていただきました。
この記事のまとめとしては
- 猫に薬を飲ませるための補助グッズにはピルガンやピルクラッシャー、ピルカッターといったようないろんなものがある
- 猫に薬を飲ませるときは1回分の量を守る
- 猫に古い薬や人間用の薬は飲ませない
- 猫がどうしても薬を飲まない場合は無理に飲ませない
といった感じでしょうか。
病気は早く治ってもらいたいけど、薬を飲ませるのはとても大変ですよね。
こういった補助グッズでお互いにできるだけストレスなくできるようになればいいですね。
それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。